
地域の特徴や詳細について【福生市】
東京都福生市は、東京都内の中でも小規模な地域となり、約5.5万人の人々が暮らす地域となっています。
当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、福生市は人口に比例してそれなりに少ない地域と考えられます。
そんな福生市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。
数値から見る福生市の情報
単に人口がある程度多い印象の強い福生市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。
今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。
人口や世帯数
福生市(約5.5万人)は、東京都内に存在する62地域の自治体の中でも48番目に人口の多い都市です。
人口の割合は「都内全域の0.3%」「23区外地域の1.3%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、羽村市の約5.41万人となり2.8%ほど少ない状況となっています。
そのため、東京都内から排出されるゴミの300個の内の1つ程度は福生市のゴミと考えることが出来るかもしれません。それだけ福生市の占める割合は小さいことが伺えます。
人口密度
福生市の人口密度は1km²あたり0.54万人となっています。
東京都内でも48番目に人口の多い福生市は人口密度は低いだろうと想像しがちですが、23区外地域の人口密度の平均値が1km²あたり0.79万人となることから、密度は平均よりもやや低くなっています。また、人口密度順で見ると23区外地域では20番目となっています。
これらのことから、人口は比較的少なく土地的には余裕がない地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすくづらくゴミや不用品の蓄積度合いも少なくなる傾向があるかもしれません。
世帯数
福生市の世帯数は約3.03万世帯となっており、1世帯当たりの人数は1.83人となっています。東京都内23区外地域では、武蔵野市の1.92人に次いで28番目に多い値となっています。
福生市については人口が少ない印象が強いですが、世帯割合が55%と高い傾向があり、ゴミの排出機会はある程度多い部類となるでしょう。
ちなみに、檜原村は世帯数の割合が高く58%となっています。そのため、人口に対しての世帯数の割合が多くなるため、ゴミの排出される機会も多くなると考えられます。
近隣の自治体との差
福生市に近い地域では羽村市があります。こちらは福生市と比べて面積的にも変わらない規模の環境です。
福生市の人口と比べると、「羽村市は約5.41万人で約97%」とやや少ない状況です。また、地域の人口密度を福生市と比べると、「羽村市は約99%」とこちらも少ない状況となっています。
大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。
そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、福生市と人口密度の差もほとんどない羽村市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量の印象は変わらず、ゴミ収集の対応負荷は同程度の状況と考えられるでしょう。
世帯数比で考えると、福生市(約3.03万世帯)、羽村市(約2.63万世帯)となり、おおよそ1.15倍です。そして、人口密度を福生市比で換算すると羽村市は1.0倍となります。その為、世帯数比(1.15) × 人口密度比(1.0) = 1.15 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、福生市のゴミ排出規模は羽村市と比べて1.2倍程度の違いがあると考えられます。
ゴミ処理の規模感
東京都内で比較的人口密度が低くなる福生市については、稲城市の1.04倍の過密さとなっています。人口こそ少なくなりますが、1k㎡あたりで見ると稲城市に比べるとややゴミが少なくなると考えられるでしょう。
また、稲城市と比べると人口は1.68倍、面積は1.76倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、福生市に比べて稲城市のゴミ処理能力が1.5~2倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。
規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。
世帯数比で考えると、福生市(約3.03万世帯)、稲城市(約4.23万世帯)となり、おおよそ0.71倍です。そして、人口密度を福生市比で換算すると1.04倍となります。その為、世帯数比(0.71) × 人口密度比(1.04) = 0.75 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、福生市のゴミ排出規模は稲城市と比べて3/4程度の違いがあることが分かります。
東京都内での位置付け
各項目【福生市】 | 詳細情報 | 平均値 | MAX / MIN |
面積 | 10.16㎢ (49位) | 28.7㎢ | 186㎢ / 6.39㎢ |
人口 | 5.57万人 (48位) | 28.3万人 | 93.7万人 / 5.4万人 |
世帯数 | 3.03万世帯 (48位) | 15.1万世帯 | 49.1万世帯 / 2.6万世帯 |
世帯人数 | 1.84人 (36位) | 1.92人 | 2.22人 / 1.55人 |
人口密度(1㎢) | 0.54万人 (43位) | 1.20万人 | 2.28万人 / 0.1万人 |
福生市に関しては、多くの項目で中位・下位近辺に位置する状況となり、人口も少ない地域となっています。また、1㎢あたりの人口密度をみると比較的余裕がある環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性が高い地域と考えられ、ゴミ処理事情についても課題が多いかもしれません。
しかし、面積的には周辺自治体と比べて広さに余裕がないため、人口が増えていくにつれて過密さが高くなっていくものと考えられます。また、世帯数の割合が高いためファミリー層が中心の地域となるものの単身者世帯が多い傾向があると考えられます。
※上記は東京都全域の地域を対象とした比較データとなっています。
福生市は過密な地域なの?
1㎢あたりの人口密度が0.54万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり2.7人、100㎡あたり0.54人となる状況です。
平均値となる江東区では、500㎡あたり6.05人、100㎡あたり1.21人となることから、一般的・標準的な地域と比べてもやや密度は1/2程度の低さになります。
福生市については、都内の主要エリアからは遠い地域という事情もあり人口が少ない地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と比べてもやや低い傾向があります。
まとめ
福生市のように人口や面積の規模も小規模な部類となる自治体は、そこまで多くのゴミが排出されないことが予想されますが、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があるでしょう。
東京都の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。
どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。
また、東京都では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。
お電話相談・お見積り・運搬車両費用・
スタッフ増員料金は一切不要!
電話1本で即日対応まずはお気軽にお問い合わせください!
福生市エリアの情報については『福生市|不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。