タブレットの廃棄方法8選!無料で捨てられる方法をご紹介
現代ではタブレットは欠かせない物として、ビジネスや遊び問わず生活に浸透していっている電子機器・精密機械です。
日常生活の中で使っているとふとした時に壊れたり、買い換えるタイミングだったりで不要なタブレットが生まれることがありますね。しかし、普段からタブレットを廃棄する機会はそんなに多くはないかと思います。
自分にあった廃棄方法や、廃棄する前に何をしておけば良いのか分かっておけば、後に後悔せずに安心して処分できますよね。
今回は、タブレットのさまざまな廃棄方法と、廃棄前に分かっておきたい注意すべきポイントとトラブルシューティング、さらに買い替えのタイミングについてご紹介します。
タブレットは何ゴミ?廃棄する時の注意事項
タブレットは、精密機械でもあるのでそのまま捨てることは危険です。
そして、個人情報も含まれる場合があるので、しっかり処分前にデータの管理をしないと個人情報を漏洩するリスクもあります。
そこで、ここでは必ず処分前に忘れずに行うべき注意点を紹介します。
ゴミに捨てるなら自治体のルールに従う
タブレットが完全に電源の入らない壊れた物であれば、廃棄も一つの方法です。
タブレットの廃棄の仕方は、燃えないゴミとして分別して捨てるか、小型家電回収ボックスに投入しリサイクルをするかの2通りがあります。
自治体によっては、燃えないゴミでの処分ができないところもありますので、廃棄する際には必ずお住まいの自治体ホームページにて何ゴミに分別されるのか確認することをおすすめします。
特に燃えないゴミでの廃棄が可能であっても、見知らぬ人からのデータ悪用のリスクもありますし、バッテリーは発火の恐れがあるので、よほどのことがない限りは燃えないゴミとして出さない方がいいでしょう。
データの移行は忘れずに
処分する前のタブレットのデータを新しいタブレットに移行する場合は、OSによってデータの移行手順が異なるので注意しながら忘れずに行いましょう。
移行前に確認したいことは、以下4点です。
・iPad OSの場合はiCloudをオンにしておく
自動で新たな端末に移行されます
・SDカードがある端末があれば抜いておく
・クラウドサービスを利用している方は予めデータをアップロードしておく
自動でチェックしている場合はちゃんとアップロードされているか念のため確認しておきましょう。
・Androidの場合は設定からユーザー設定に入り、バックアップとリセットを選び「データのバックアップ」にチェックしておきましょう。
端末によってや、バージョンごとに表記が変わりますので、必ず説明書等で確認し行いましょう。
データの初期化
データはSDカードやアプリ、ファイルを手動で削除しただけでは消えません。
内部の個人情報の記録などのデータは残っているので、各タブレット内にある設定から初期化をする必要があります。初期化の方法は、OSごとに異なります。
以下の手順で行うと良いでしょう。
【iPad OSの場合】
- ホーム画面の設定をタップ
- 一般をタップし、転送またはデバイスをリセットをタップします。
- 入力画面が表示されるので、パスワードとApple IDを入力します。
- デバイスが削除されるまで電源を消さずに置いておく。
【Androidの場合】
- ホーム画面の設定をタップします。
- システムを選び、リセットをタップし「端末をリセットまたはデータの初期化」をタップします。
- 最後にすべて削除やリセットとメッセージとともに表示されるのでタップする。
- デバイスが削除されるまで電源を消さずに置いておく。
そして注意点としては2つあります。
【注意点】
- デバイス内のデータ完全削除は時間がかかることが多いので、必ず初期化をする前に充電は満タンにするか、充電をしたまま行いましょう。
- 画面の故障があり、真っ暗な画面でのデータ削除は困難な場合が多いです。
そのまま処分することは画面が見えなくてもデータが保持されているのは変わりがないので大変危険です。そのため、専門のスマホ・PC(タブレット)処分専門業者に依頼して、目の前で削除してくれるサービスを利用し、安心して削除してもらいましょう。
端末の支払いは済ませているかどうか
タブレットを購入時に、分割で購入されていた方であれば、支払いが満了されていたかどうかの確認はしておいた方がいいでしょう。
タブレットを処分したとしても支払いは払い続けなければならないため、支払いが続いていてまだ使用ができるタブレットであれば、支払いが全て終えるまでは使ったほうがお得にはなりますね。
SIMカードやSDカードは抜いておこう
タブレットにも、キャリアで契約した場合は SIMカードが入っていることがあります。使い終わったタブレットなので、SIMカードもそのまま処分してしまうと危険です。
そのまま処分をしてしまうと、SIMカードに紐付いている電話番号の情報や個人情報が漏れてしまう可能性があります。
キャリアにもよりますが、SIM契約終了後に返却をお願いしているところもあり、もし返却ができない場合は罰金が発生することもありますので、必ず処分するタブレットからSIMカードを回収しておきましょう。
SIMカードの差込口は付属のピンで取り外すことが可能ですので、必ず入っていないかどうか確認しておいたほうがいいです。
またSIMカードの今後の対応は、下記3点を参考にしながら進めましょう。
- タブレット変更で同じSIMを使用するなら残す
- 通信キャリア変更をするならSIMを返却するか自分で処分をする
- SIMカードを破棄するなら、金属部分のICチップはハサミでカットしましょう。
タブレットの廃棄方法8選
不要なタブレットをどのように処分しようか、今現状のベストな処分方法が分かれば、直ぐにでも安心して処分できるのではないでしょうか。
ここでは、具体的な方法と、説明、さらに手順をまとめてみました。
小型家電回収ボックスに投入する
もし、自治体に小型家電の回収をしてくれるボックスがあれば回収ボックスに投入してみてはどうでしょうか。
小型家電回収ボックス投入がおすすめな方は以下になります。
- タブレットが壊れていて売却できない場合
- すぐにでも処分したい方
- 費用をかけたくない方
回収ボックスは、小型家電リサイクル法により、まだまだ使える有用な金属等をリサイクルし再資源化の促進するための取り組みです。
ですが、小型であれば全て投入できるというわけではありません。回収ボックスの投入口「縦15センチと横30センチ」サイズ以内に収まる必要があります。
各自治体で大きさが異なることもありますので、自治体のホームページ等にアクセスし確認してみましょう。
回収ボックスがよく置かれているところは、下記の場所です。
- 市役所入口付近
- スーパーマーケット
- 公民館
下取りサービスを利用する
下取りがおすすめな方は以下になります。
- 処分の費用を掛けたくない方
- キャリアでタブレットを購入する方
- 特にiPadをお持ちの方
契約している通信キャリアでは、タブレットをお持ちの方で新たに購入する方には、下取りキャンペーンがあるところがあります。
キャリア | au | docomo | softbank |
最大下取り価格 | 46,200円 | 115,000円 | 56,400円 |
※下取り額は現金ではなくポイント還元の場合があります。
iPadはモデルによって価格が変動しますので、必ずしも最大価格になるというわけではありません。
一方、Androidタブレットは買取価格がメーカーやモデルによって大きく買取価格が異なりますし、古いタブレットは下取りできない可能性もありますので、必ず下取り予定のキャリアのホームページ確認を行いましょう。
下取りができない例は、下記の5点です。
- タブレットの破損
- 電源が入らない
- SIMトレイの破損や無い場合
- 初期化されていない場合
- 改造している
メーカーや販売店へ回収依頼する
メーカー、販売店へ回収依頼がおすすめな方は以下になります。
- タブレットが破損している
- お金を掛けたくない方
タブレットの背面や説明書と一緒に同封されている「PCリサイクル」マークが貼られている場合は、メーカーに依頼し回収してもらえます。
メーカーによって回収までの手続きが異なりますので、必ず問い合わせやホームページ等で確認しましょう。
リサイクルやリユースに出す
リサイクルやリユースがおすすめな方は以下になります。
- すぐにでも処分したい方
- 壊れているタブレットを処分したい方
壊れていたり、古ければ買い取ってもらえないケースが多いものです。
買取はできなくても、無料で引き取ってもらえるリサイクル店に出すことで、手間を掛けずに処分できます。
さらに、大型リサイクルショップでは、引き取り後の個人情報流出のリスクを防止するため厳しく確認して対応しているところが多いので、いざ忘れた場合でも安心です。
家電量販店で買取をしてもらう
家電量販店で買取をおすすめな方は以下になります。
- 買って1年ほどのタブレット
- 美品
タブレットはPCやスマホ同様に、毎年各メーカーから新しいモデルを出してきます。
なので、早いうちに売ることでできるだけ高値で買い取ってもらえます。
特にAndroidのタブレットはメーカーが多いので売却する時の価格は時間と共に激しく下がりますので、要らなくなったまだ新しく美品のタブレットであれば、家電に詳しい量販店に査定をしてもらってもいいでしょう。
オークションやフリマに出品
オークションやフリマ出品をおすすめな方は以下になります。
- インターネットを利用して売りたい
- 価格は必要としている方に決めて欲しい
- レアなモデルのタブレットを保持している方
オークションサイトに出品すれば、欲しい人の入札数があればあるほど価格が上昇していくので予想していた価格を上回ることもあります。
そのため、レアなモデルのタブレットは特にオークションで出品してみる価値はあります。
また、フリマアプリでの出品は、出品する側が値段を決めて販売することになるので、元々欲しい金額指定ができることが最大のメリットでしょう。
知り合いや家族に譲る
使えるタブレットでしたら、最後まで使う方がベストかもしれませんが、結局使わなくなることで放置するのも勿体ないですよね。
一番は、知っている方で家族や知り合いに必要であれば譲る方法もありますよ。
知り合いや家族に譲るをおすすめな方は以下になります。
- 使わなくなったタブレットを安全に処分したい
- まだまだ使えるタブレットを持っている
例えば、ご自身のご両親でPCは持っていないけど大画面でネットサーフィンや制作物を作りたいという方もいらっしゃると思います。
両親であれば、見知らぬ誰かに渡すよりも、より安心して渡すことができますし、何より必要としている場合に譲り、喜ばれたら嬉しいですよね。
寄付をする
寄付がおすすめな方は以下になります。
- 社会貢献したい方
- 使えるタブレットを持っていて不要な方
昨今、ウイルスの感染等などで子供たちがお家で自習を取る学校が増えていることもあり、タブレットで学習しなければならないケースもあります。
全ての子供がタブレットを持っているのかというと、環境によっては厳しいところもあるのです。
そのため、各自治体の掲示板や公益団体のホームページより問い合わせをし、寄付をすることができますので、もう利用しないタブレットがあり、譲っても問題ない場合は、寄付をするのも手でしょう。
不用品回収業者に依頼する
不要なタブレットを最も簡単でスピーディーに処分するなら、「不用品回収業者に依頼する」ことが一番おすすめです。
不用品回収業者は、家庭の不要なものを回収してくれる便利な業者です。家電はもちろん、壊れた電子機器・精密機器や使わない日用品や生活用品などにも対応してくれるので、引っ越しや断捨離でたくさんの荷物をまとめて処分したいという人には特におすすめです。
不用品回収業者は民間の企業なので、中には高額な料金を請求してきたり、不法な廃棄をしているところもありますので、注意が必要です。
安心できる業者を選ぶには、見積もり料金を明確に提示してくれるかどうかが大切です。
まずは、複数の業者から見積もりを出してもらうのも良いでしょう。料金やサービス内容に納得できれば、自分の都合の良い日時を決めて回収依頼をします。
リユース本舗では、故障してしまった電子機器で危なそうなものなども、スタッフがしっかり丁寧に搬出してくれるので、忙しくて時間がないという人にもおすすめです。ひとつからでも回収してくれるので、ぜひ問い合わせてください。
タブレットの処分に関するトラブルシューティング
処分する際に、トラブルに巻き込まれたらどう対処するか前もってわかっていると、予防でき、安全に処分することができます。
ですので、ここではよく起こりやすいトラブルを紹介しますので、どれもこれも重要ですので確認しておきましょう。
データ悪用の危険性
タブレットには、個人の記録は写真など特定できる数々のデータが保存されています。そのまま、気づかずに処分すると、大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあるのです。
必ず処分前に3点を確認しましょう。
- SDカードを取り外す
- SIMカードがあれば取り出す
- 「初期化」はしたかどうか
タブレットが壊れたからといって、データは残っていることに注意して、自身で初期化ができない場合は、タブレット専門の処分業者に依頼して、目の前でデータ破壊処理をしてもらいましょう。
買い取ってもらえない場合がある
年々新しく出るタブレットは、2年以上も経てば古い部類に入ります。
タブレットはエントリーモデルからハイエンドモデルまでさまざまで、スペックによって買取時の評価も影響されます。
古くてもハイエンドモデルであれば買い取ってもらえることが大いにありますが、エントリーモデルのCPUやメモリーは大抵少ないので、たとえ美品や傷があまりなくても、現時点であまり使い物にならなかったら買取できないでしょう。
買取できない場合でも、リサイクルショップでは、無料引き取りを行っているところもありますので、引き取りをしてもらうか、オークションやフリマアプリに出品を試すのもいいでしょう。
タブレットの買い替えのタイミングはいつ?
タブレットの買い替え時のタイミングを知っておくと、お得に今あるタブレットを処分することもできます。
よくある買い替えのタイミングのケースをここでは4つ説明します。
タブレットの寿命
タブレットは精密機械ですので、結構弱点があります。中でも寿命を迎える大きな原因の一つはバッテリーです。
大抵のタブレットのバッテリーは日々使用している方で約2年から3年ほどです。もちろん使う頻度や充電の仕方などでバッテリーの寿命は変わりますので、あくまで目安です。
最近、バッテリーの切れが早く、使っていて不便であれば買い替えどきです。
また、バッテリーを交換するサービスや代理で行う業者までありますが、交換費用だけで数万円はかかるので、値段によっては本体を購入した方がいいこともあります。
最新のOSが未対応
iPadでもAndroidでも最新のバージョンでずっと対応しているタブレットはありませんので、OSのバージョンが未対応になった時点で買い替えのタイミングでしょう。
OSが古いとセキュリティーに問題が多くなり、場合によってはウイルスの感染になってしまうリスクがあります。
動作や起動時に時間がかかる
タブレットを長く使用していると、動作がもっさりしたり、起動するのに時間がかかることがあります。
よくある原因は、タブレットの容量不足により、読み込みが遅くなったり、メモリが少ないため最新のソフトに着いて来れなくなります。
ですので、もしも最近タブレットが使いづらいと感じたら、早いうちに買い替えた方がいいのかもしれません。
液晶画面が割れている
大画面で、またスマホと同様手で持ち運びながら使用するタブレットは、ガラスが無防備なのに滑る可能性が高い手で作業するような端末です。
いつ割れてもおかしくないタブレットは、もし割れた場合に発生する修理代も数万円かかります。
場合によっては、新しく買い替えた方が安く済むこともありますので、状況に応じて買い替えを検討してみましょう。
まとめ
今回は、タブレットの処分時の注意事項、処分方法やトラブルにまつわること、さらには買い替え時のタイミングについて紹介をしました。
タブレットは、日々使うものだからこそ、重要なデータがたくさんあります。そのため正しい判断で処分する必要があり、トラブルに巻き込まれないためにも前もって準備が必要です。
そのため、今回ご紹介した処分方法や、注意点の把握を参考に処分する一助になれれば幸いです。
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