地域の特徴や詳細について【伊勢原市】

地域の特徴や詳細について【伊勢原市】

神奈川県伊勢原市は、神奈川県内の中でも中規模の地域となり、約10.1万人の人々が暮らす地域となっています。

当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、伊勢原市は人口に比例してそれなりに多い地域と考えられます。

そんな伊勢原市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。

数値から見る伊勢原市の情報

単に人口がそこまで多くはない印象の強い伊勢原市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。

今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。

人口や世帯数

伊勢原市(約10.1万人)は、神奈川県内に存在する33地域の自治体の中でも15番目に人口の多い都市です。

人口の割合は「県内全域の1.1%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、綾瀬市の約8.2万人となり、伊勢原市よりも18%ほど少ない状況となっています。

そのため、神奈川県内から排出されるゴミの50個の内の1つ程度は伊勢原市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると伊勢原市の占める割合は大きいことが伺えます。

人口密度

伊勢原市の人口密度は1km²あたり0.18万人となっています。

神奈川県内でも15番目に人口の多い伊勢原市は人口密度はそれなりに高いだろうと想像しがちですが、神奈川県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.31万人となることから、人口密度は標準以下となっています。また、人口密度順で見ると県内では19番目となっています。

これらのことから、人口はそこそこ多いものの土地的には余裕がある地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすい傾向があると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは多くなってくるかもしれません。

世帯数

伊勢原市の世帯数は約4.71万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.15人となっています。神奈川県内では、真鶴町の2.16人に次いで25番目に多い値となっています。

人口が少ない印象が強いですが、伊勢原市については世帯割合が46%と標準的よりやや多い状況があり、ゴミの排出機会は平均的な部類となるでしょう。

ちなみに、川崎市は世帯数の割合がさらに高く50%となっています。そのため、人口に対しての世帯数の割合が多くなるため、ゴミの排出される機会も多くなると考えられます。

近隣の自治体との差

伊勢原市に近い地域では、同じ県内に湯河原町があります。こちらは伊勢原市と面積もそこまで違いのない環境です。

伊勢原市の人口と比べると、「湯河原町は約2.2万人で約22%」となるため少なくなっています。また、地域の人口密度を伊勢原市と比べると、「湯河原町は約29.8%」とこちらもやや少ない状況です。

大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。

そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、伊勢原市と人口密度の差も大きい湯河原町は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も少なく、ゴミ収集の対応負荷も低い状況と考えられるでしょう。

ゴミ処理の規模感

神奈川県内で比較的人口密度が高い伊勢原市については、大磯町の0.98倍の過密さとなっています。人口こそ多くなりますが、1k㎡あたりで見ると大磯町に比べるとややゴミが多くなると考えられるでしょう。

また、大磯町と比べると人口は3.27倍、面積は3.23倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、大磯町に比べて伊勢原市のゴミ処理能力が4倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。

規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。

神奈川県内での位置付け

各項目【伊勢原市】	詳細情報	平均値	MAX / MIN
面積	55.6㎢ (14位)	73.2㎢	437㎢ / 6.6㎢
人口	10.1万人 (15位)	27.9万人	376万人 / 0.3万人
世帯数	4.71万世帯 (15位)	13.1万世帯	179万世帯 / 0.1万世帯
世帯人数	2.15人 (25位)	2.25人	2.60人 / 1.70人
人口密度(1㎢)	0.18万人 (19位)	0.31万人	1.08万人 / 0.004万人

伊勢原市に関しては、多くの項目で中位近辺に位置する状況となり、人口がそれなりに多い地域となっています。しかし、1㎢あたりの人口密度にはある程度の余裕がある環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は高い地域と考えられ、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。

伊勢原市に関しては、人口数に対しての世帯割合が低いものの世帯人数はそこまで高くはありません。居住者の多くはファミリー層が中心と考えられ、単身者世帯はそこまで多くはないでしょう。

※上記は神奈川県全域の地域を対象とした比較データとなっています。

伊勢原市は過密な地域なの？

1㎢あたりの人口密度が0.18万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり0.9人、100㎡あたり0.18人となる状況です。

平均値となる横須賀市では、500㎡あたり1.85人、100㎡あたり0.37人となることから、一般的・標準的な地域と比べても半分以下ほどの違いがあることが分かります。

伊勢原市については、県内の主要エリアにそこそこ近い地域という事情もありますが、人口が比較的少ない地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と同様に低い状況です。

まとめ

伊勢原市のように人口が多く面積もそれなりに広い規模の自治体は、それだけ広範囲に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。

神奈川県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。

どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。

また、神奈川県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。

伊勢原市エリアの情報については『伊勢原市｜不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。