
『不用品』とはどんな物?
当サイトでも取り扱うテーマとなっている『不用品』ですが、ひとくくりに不用品といってもどのような物が当てはまるかは状況によっても異なります。
そこで今回は、不用品とはどのような状況の物であり、どんなものに使用すべきかを考えて行ければと思います。
用語解説のような類の記事となってしまいますが、気になる方がいましたら参考にしていただければと思います。
「不用品」と「不要品」は何が違うのか?
当サイトのような不用品の回収を行う企業・業者のサイトでは、不用品回収と表現される場合がほとんどを占めています。
そもそも「不用」と「不要」とでは大きく意味が異なってくる為、まずはそちらを確認してきましょう。
『 不要品 』とは … 使用できても活用しない物、必要のない物を指します。
上記のように、言葉としての意味が違ってくる状態になります。しかし、物を使用する目的や機会がないという点では共通でしょう。
そのため、使用できない物は『不用品』、必要のない物は『不要品』と簡単に考えることが出来ます。
「不要品」という表現はあまりない
要・不要という言葉の使い方はありますが、「不必要な物」「不要である」という表現自体がそこまで多く使用されるものでも無いと言えるかもしれません。
「今は必要ない」という意味合いの言葉で表されることも多く、そこまで馴染みのある表現でもないでしょう。
ご自身の状況などを含めて表現され、話し言葉としては用いられる機会は多く存在しています。
「不用品」という表現も稀
不用という言葉は、どちらかというと物に対して使われる言葉といえるでしょう。
「それは使えない」と形容するような意味合いで表され、更に馴染みがない言葉かもしれません。
その為、実際に不用な物が無ければ使用するような機会もなく、用いられる機会も少なそうです。
「不用品」とは処分をする物
先述のように、処分が必要となる状態となっている物に対して「不用品」という表現が当てはまります。
そのため、「不用品を処分する」といえば、既に使用ができず役に立たない物を処分することを意味します。
しかし、「不要品を処分する」という表現では、使える物を処分するという少々極端な表現にもなってきます。
そのため、仮にまだ使用できるものであったとしても、処分を前提として対応を進める場合には、不用品と表現した方がどのようにして扱うべきかがおのずと分かる状態にもなってくるでしょう。
不用品処分や不用品回収の表現の違い
ここまでの話でも分かる通り、不用と表現されるものは処分が必要なゴミと考えることが出来ます。
つまり、「不用品の処分を承る」「不用品を引き取る」という意味があるでしょう。
不用品回収業者には「処分をする」という印象が付きがちですが、実際に多くの場合で処理対応者ではありません。厳密には処分の対応を進める(代行するようなイメージ)だけであり、廃棄物処理業者ではありません。
そのため、一般的には『不用品処分業者』ではなく『不用品回収業者』と表現されているものと考えられます。
「不用品」=「粗大ゴミ」?
不用品という言葉が使われる場合、多くの場面で処分を前提の物として言葉があてがわれています。しかし、一般ゴミのようなものは不用品とは呼ばれません。逆に、粗大ゴミのようなものは不用品に当てはまってきます。
つまり、物の扱いやジャンルとしては不用品と呼ばれ、実際に処分をするものとしては粗大ゴミに当てはまると言えるでしょう。
そのため、概ね粗大ゴミや処分困難品を含めて「不用品」という表現となっており、広い意味で用いて問題ないものでしょう。
処分が大変な場合は不用品
粗大ゴミは自治体の粗大ゴミ収集で処分が可能であればかなり便利です。費用も安価であるため特に難しいと感じられることも無いでしょう。
しかし、解体や搬出を必要とする粗大ゴミの場合には、そのまま粗大ゴミとしてスムーズに処分を進めることは困難です。このような状態の物に対して不用品という表現を使う場合は多いかもしれません。
容易に処分が可能な粗大ゴミを保管をし続ける意味は無いので、保管され続けてしまうような処分が難しい粗大ゴミは、そのまま溜まっていき最終的に不用品という扱いになってしまうでしょう。
どのような状況であるにしろ粗大ゴミを不用品と呼ぶこと自体は、さほど違いが生まれるようなものではないでしょう。
あとがき
今回は不用品についての解説を致しましたが、いかがでしたでしょうか?
あまり馴染みのない不用品回収業ですが、実際には使用されている言葉にしっかりとした意味があることをご理解いただけたのではないかと思います。
特に、物の扱いや状態、見方が変わるものでもあるため、処分をしたいものが「不用品」であるのか「不要品」であるのかを、今一度考えてみることも大切になってくるでしょう。
表現の違いだけの話ではありますが、ご参考になればと思います。