デスクトップパソコンの処分方法8選！無料で捨てる方法をご紹介

『デスクトップパソコンの処分方法について困っていませんか？』

デスクトップパソコン(デスクトップPC)は、オフィス・ご家庭などで使用されていることが多い一般的なパソコンです。

基本的な構成は、モニター・パソコン本体と周辺機器＆ケーブル類となっています。一般的には、パソコン自体の本体サイズが大きく、モニターが別となっていることが特徴でしょう。また、キーボードやマウスなどもそれぞれ繋いで使用する必要があります。

パソコン自体の性能や動作感はノートパソコンと変わらないか、それより良いものがほとんどですが、ある程度の設置場所・スペースが必要となってきます。そのため、使用しなくなったデスクトップパソコンがあると、途端に邪魔な存在となってくるでしょう。

特に、使用しなくなってから数ヶ月・数年間ほど放置してしまうと、改めて使用しようとした際にまともに使えないことも珍しくありません。時間が経過するほど不要なものとなりやすく、処分にも困りがちなものとなってきます。

そこで今回は、デスクトップパソコンの正しい処分方法について詳しくまとめてみました。ぜひ、当記事を見て参考にしてください。

【この記事でわかること】

① デスクトップパソコンの正しい処分方法

② 処分する際の注意事項

③ デスクトップパソコンについて詳しく知る

デスクトップパソコンについての確認事項

デスクトップパソコンを捨てる前に、まずは確認をしておくべきことがあります。

デスクトップパソコンについて

デスクトップパソコンやノートパソコン自体は、購入をして使用をするだけであれば、特に難しく考える必要がない物です。しかし、処分を行う場合には家庭用パソコンという扱いとなり、一般ゴミとは異なり処分が難しいものとなってきます。

特に、デスクトップパソコンともなると、製品自体も大きなものとなってきます。そのため、小型家電リサイクル回収のような、小型の電化製品の処分に利用できるサービスを利用することができません。

その他、デスクトップパソコンに付随する、パソコン用モニターやパソコン周辺機器の処分も同時に行う必要があるので、意外に処分には手間が掛かります。

製品の種類

デスクトップパソコン本体には、大きなものから小さなものまでサイズも様々異なります。

大きなサイズ場合、ダンボール1箱分程度の大きさがあります。比較的コンパクト型なのものであっても、ディッシュケース2～3箱分程度の大きさはあるでしょう。

また、昨今ではモニター一体型のパソコンも存在しています。この場合はさらに大きなものとなるでしょう。

どんな時に処分が必要となる？

基本的にパソコン製品には寿命があり、購入から5年程度経過すると、購入時に比べて製品の性能は大きく低下してきます。これは、パソコン製品自体の動きが悪くなっているような状態ではなく、パソコンを起動させるソフト(OS：オペレーシングシステム)が更新されていくことによる影響が大きくなってきます。

つまり、パソコンを使い続けていくにつれて、徐々に情報の処理に対しての負荷が自然と大きくなっていく状況があり、満足のいく挙動とならなくなってくることが原因です。そこからさらに、数年間ほど放置していたりする場合には、パソコンを起動させることも難しいほどの状況になる場合もあります。

しばらく使用しておらず、購入から数年が経過している状態であれば、買い替えや処分を行った方が良いといえるでしょう。

ゴミとしての扱いの違い

先述の通りパソコンの処分の場合には、家庭用パソコンとしての処分を進める必要があります。

他の家庭用電化製品等や家電リサイクル対象製品などとは異なり、パソコン専用の処分方法でリサイクル処分・廃棄を進めなければなりません。

滅多に捨てることのないパソコン製品だからこそ、しっかりとした処分方法を覚えておく必要があります。

処分に際しての注意点

不要となったパソコンの内部には、これまでの使用により記憶された個人情報等のデータが残されている場合がほとんどです。

一般的な使用感でのデータ削除等では個人情報を完全に消去することはできません。のため、専門の業者やサービスを利用して問題ない状態に処理しておく必要があります。そ

パソコンの処理を行う場合には、まずこちらの対処を個別に進めて行くか、同時に対処してもらえる処分方法を選択する必要があります。

デスクトップパソコンの捨て方・処分方法8選

デスクトップパソコンを処分する方法は、無料のものから有料で処分できるものまで様々です。

ここでは、デスクトップパソコンを処分する際に利用できる8つの方法をご紹介しています。まず、考えられる処分方法について一覧にまとめてみました。

処分方法	費用	備考
パソコンメーカーによる処分	有料	メーカーによって対応が異なる
宅配回収サービスで処分	無料	費用が掛からない
販売店での引き取り(下取り)サービスを利用する	無料	無料で引き取ってもらえる場合が大半
リサイクルショップに売却する	無料	店舗への持ち込みが必要となる
フリマアプリやオークションで売却する	無料	商品を送る必要がある
欲しい人に譲る	無料	譲り手を見つけられた場合に限る
廃品回収サービスを利用する	無料	利用可能である場合に限る
不用品回収業者で処分する	有料	8000円～(依頼をするプランによる)

上記のように様々な選択肢の中から処分方法を選ぶことにとなります。費用を掛けずに処分が可能な方法もありますので、ご自身に合う捨て方・処分方法を選ぶことが大切でしょう。

ただし、処分方法によっては費用がやや掛かる場合があるため注意が必要です。

① パソコンメーカーによる処分

こちらの方法は、処分したいパソコンのメーカーに直接問い合わせて処分を進める方法です。パソコン製品は、販売メーカー側に問い合わせて処分することが基本で確実な方法と覚えておきましょう。

費用こそある程度掛かってしまいますが、過去にメーカーより販売された製品であれば、問題なく処分回収を行ってもらうことが可能です。

また、処分に合わせてデータ消去も行ってもらうことが可能です。信頼性も高く安心できるでしょう。

② 宅配回収サービスで処分

各自治体より案内されているパソコン製品の処分方法の一つに、リネットジャパンリサイクル株式会社から提供されているパソコンの宅配回収サービスがあります。

こちらの方法の特徴は無料で処分を進めることが可能な点です。一般的なパソコンであれば特に制限は無いため、気軽に利用できる方法といえます。また、同時に不要なモニターも回収してもらうことが可能です。

基本的にはどのようなパソコン製品であっても、リサイクル資源の活用のため回収してもらうことが可能です。また、処分に合わせてデータ消去サービスを利用することも可能です。

パソコンメーカーが倒産してしまっている場合などは、こちらの方法で処分を進めましょう。

③ 販売店での引き取り(下取り)サービスを利用する

パソコンの処分進めつつ新たなパソコンを購入したい場合には、家電量販店やパソコン販売店にて引き取りサービスを利用しましょう。

処分方法を調べたり考えたりすることが手間である場合には非常に有効な手段といえるでしょう。特に、昨今ではパソコンを購入しない状況の方が少ないため、繰り返し同様の方法でパソコンを新調していくことも有意義です。

基本的には古いパソコンを無料で引き取ってもらうことが可能ですが、比較的新しいパソコンの場合には下取りをしてもらうことも可能です。

新たなパソコンを購入すれば、無料でパソコンを処分してもらえる機会を得られるため、利用しない手はないでしょう。合わせてデータ消去を依頼する場合には、別途費用が掛りますのでその点は注意しましょう。

④ リサイクルショップに売却する

電化製品やパソコン製品を取り扱っているリサイクルショップであれば、比較的容易に売却することが可能です。

パソコン製品の場合には、過去に販売された製品や部品等を改めて調達することが難しい状況もあるため、リサイクルショップには一定の需要があります。そのため、ほとんど価値が無かったとしても買い取ってもらうことが可能な場合が多いです。

0円であっても買い取ってもらえる場合があるため、結果的に持ち込むことさえできれば処分ができる嬉しい方法といえます。また、動作確認ができない壊れているかもしれないという商品も概ね買い取ってもらうことが可能です。

ただし、データ消去等のサービスは設けられてない場合がほとんどとなるため、あらかじめご自身で対応をしてから買い取ってもらうことが必要となってきます。

⑤ フリマアプリやオークションで売却する

こちらもリサイクルショップと同様に売却する方法となります。しかし、売却できるものについては、問題なく動作して使用できる商品に限られるものとなってきます。(※動作しない場合も可能ではあります)

出品した商品が落札された場合、その後個人間での連絡・やり取りを終えて、落札者に商品を郵送すれば完了となります。しかし、フリマアプリやオークションの場合、送料が掛かる点に注意が必要です。

落札金額とは別に、送料が掛かってくるか送料が含まれてくるかによっては、商品の売れ行きも変化してきます。そのため、中古販売店のパソコン製品の価格相場から、送料を含めてある程度安い金額感で出品しなければ売れにくい傾向がありそうです。

こちらの場合、あらかじめご自身でデータ消去の対応をしてから出品をする必要があります。

⑥ 欲しい人に譲る

まだ十分に使用できるパソコンを処分する場合、身の回りで欲しい人がいれば、タダで譲ってしまうというのも良い方法です。後々の処分のことを考えると気軽に手放せるのは楽でしょう。

パソコンは新品でも中古でも購入しようとするとある程度の金額が必要となってきます。そのため、使用できればどんなパソコンでも良いと欲しがってくれる人もいるでしょう。モニターやキーボードなど一式も合わせて譲ることができます。

こちらについても、事前にデータの消去は終わらせておくと安心です。使用者が、知人・友人であったとしても、しっかり対処しておきましょう。

⑦ 廃品回収サービスを利用する

街中を放送しながら周っている廃品回収業者に回収してもらって処分をすることも可能です。しかし、どのような業者であるか不透明な部分も多く利用するには勇気がいる方法です。

これらの業者は、金属等のスクラップを集めている可能性が高いため、明らかに壊れていて捨てるしかないゴミのような状態のパソコンであれば回収してもらっても良いかもしれません。

ただしこの場合には、パソコンからハードディスクを取り出しておくなど、個人情報の流失などの問題が起きないように対処できると最良でしょう。後は、金属ゴミ同然のパソコンを回収してもらうだけで済みます。

ハードディスクを搭載したままのパソコンを回収してもらうようなことは絶対に避けましょう。

⑧ 不用品回収業者で処分する

不用品回収業者を利用すれば、大概のものは問題なく回収してもらうことが可能です。一般的な処分方法を選択できなようなゴミであっても問題ありません。回収自体も早ければ即日の内に対応が可能なため非常に便利です。

多少大きなものであってもスタッフの方が運び出してくれるなど、持ち運びが大変な大きな物の場合には特に有効でしょう。依頼した後は待っているだけで全て対応してくれるため非常に便利です。

ただし、多くの場合は固定費用のサービスプランを利用することになるため、1点だけの処分のために利用する場合には割が合わず損をしてしまいます。そのため、回収をしてもらう際には、他にも処分したい物を合わせて同時に引き取ってもらうようにすると、不用品1つあたりに掛かる処分の費用を抑えることが可能です。

費用自体はある程度の金額が掛かる処分方法となってしまいますが、問い合わせて早ければその日の内に処分が完了できるため、非常に利便性の高い処分方法となっています。

他の方法と同様に、パソコン内のデータの消去についてはあらかじめ事前に対処して状態での処分が必要です。

デスクトップパソコンの処分に関するトラブルシューティング

ものを捨てるという行為には、悩みやトラブルがつきものです。捨てようと思った際に思わぬトラブルが発生して頭を悩ませてしまうこともあるでしょう。

ここでは、デスクトップパソコンの処分に関するトラブルシューティングをいくつかご紹介します。

譲る場合には設置・保管場所の確認が大切

デスクトップパソコンはある程度大きな物です。そのため、多くの場合それなりに広い机や設置場所の確保が必要となります。あらかじめどのあたりに設置して使用していくか目途があった方が良いでしょう。

また、デスクトップパソコン自体も大きいものですが、合わせてモニターを設置する必要もあります。そのため、使用する際にはある程度の机の広さが求められるため、やはり事前の確認は必須といえるでしょう。

譲渡後に、「やっぱり返したい」とならないようにあらかじめ確認しておくなど注意が必要です。

古くなりすぎて動かせない問題も

先述の通り、デスクトップパソコン自体は自然と使用しなくなってしまうものです。そのため、時間が経過し過ぎればまともに動作させることも困難となり、踏んだり蹴ったりです。最終的に家庭用パソコンとしての処分が必要にもなり、手間は掛かるものでしょう。

気を付けて欲しい点としては、パソコンが動作するうちにハードディスク内の個人情報等のデータについて改めて確認をしておく必要があることです。写真等が保存されている状況を確認したのならば、データ消去を依頼するなど対応を徹底しましょう。

場合によっては、ハードディスクだけを取り外しておいて、パソコン本体の処分を優先することも有効でしょう。

ワンセットの製品もある

昨今では、モニターやキーボード、マウス等は流用でき、パソコン本体だけを新調すれば良いだけの場合も多くなってきています。

しかし、少し型の古いデスクトップパソコンの場合、専用のモニターや接続ケーブルが使用されている場合があります。こうなると、パソコン本体やモニターだけを交換することができない場合がありますので注意しましょう。この場合はまとめて処分を進めることが最良かもしれません。

古い製品の場合には注意が必要でしょう。

事業ゴミの場合には注意が必要

企業等から排出される事業で使用されたもの(ゴミ・不用品)については、一般の家庭ゴミと同様の方法で処分することはできません。

そのため、一般的には産業廃棄物の処理が可能な専門の業者への依頼が必要ですが、パソコンの場合には、一般のご家庭と同様の処分方法が利用できます。

無料のリサイクル回収・メーカーへの処分依頼など、基本的な処分方法は同じです。

まとめ

デスクトップパソコンにはいくつかの捨て方・処分方法があることが分かりました。まずは、順を追って処分方法を確認していくことで、迷うことなくスムーズな処分が可能となるでしょう。

多少の手間は掛かりますが、売却することができれば、費用を掛けずに処分が可能な場合もあります。

しかし、どちらの処分方法を選択する場合にも必ず個人情報等のデータの消去は必要です。これらを怠ってしまうと、個人情報を悪用されたり何か事件に巻き込まれてしまう場合も考えられます。ご自身の状況を考えて、どの方法が1番納得のいく最適な処分となるか検討してみてください。

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