スマホの処分方法6選!無料で捨てられる方法をご紹介
毎日使うものとして便利に利用しているスマホ(スマートフォン)は、丁寧に扱って利用していてもいつかは処分する時期がくるものです。
新しいスマホに買い替えるタイミングで今使わなくなったスマホをどうしようかと考えている方は、早いうちに処分を検討するといいでしょう。処分の仕方はさまざまあり、自分にあった処分を知っておけば後悔することなく効果的にできますよね。
今回は、スマホのさまざまな処分方法と、それに伴う注意すべきポイントとトラブルシューティング、買い替え、いつ処分すればいいのかについてご紹介します。
スマホを処分する時の注意事項
スマホを処分する前に注意すべき点があります。
スマホは精密機械で個人情報もたくさんデータとして残っており、何もせず処分するだけでは危険な行為でもあるのです。
そこで、ここでは必ず処分前に実行すべき注意点を紹介します。
SIMやSDカードの抜き忘れに注意
スマホに挿入しているSIMカードやSDカードは手放す前にスロットを確認し、抜いておきましょう。そのまま処分してしまうと、SDカード内のデータの流失やSIMカードに紐づく電話番号の情報が漏れてしまいます。
SIMカードの差込口は、iPhoneの場合は付属のSIMの取り外し専用のピンを使用して外しましょう。
また、Androidは側面かモデルによっては裏面のカバーを外した内部に差込口があるケースが多いですが、場所がわからない場合は説明書等を見て確認してみましょう。
スマホ処分後のSIMの対応はどのような形にするのが望ましいでしょうか。下記で説明いたします。
- 機種変更を行う場合は、引き続き今のSIMを使用する場合があるので残しましょう。
- 通信キャリアの変更を行う場合は、SIMを返却するケースがあるので確認し返却しましょう。
- SIMカードを今後使用しない場合は、金属部分のICチップをハサミでカットして使用をできないようにする。
SDカードは、保管するか、捨てる場合は初期化してハサミやペンチ、金槌等で破砕しましょう。
データを削除し初期化する
スマホにはたくさんの個人情報関連のデータが保持されているので、そのまま処分すると個人情報の漏洩につながり大変危険です。スマホのSDカードやアプリ、写真等を消したり、取るだけではデータの中身はまだ残っています。
そのためデータ自体を初期化(工場出荷前の状態)しなければなりません。
iPhoneの初期化方法は、以下の手順になります。
- バックアップを取る。
新しくスマホを買い換える際にはデータをバックアップしておくことを忘れずにしましょう。 - ホーム画面から設定をタップします。
- 一般を選択し「転送または「デバイス」をリセット」をタップします。
- パスワードとAppleIDが求められたら入力する。
- データを削除する間は時間がかかるので待つ。
Androidの初期化方法は、以下の手順になります。
- バックアップを取る。
- パスワードを解除する。
ホーム画面から設定をタップし、アカウントから解除可能です。
初期化前に解除しておかないとロックがかかるので次回誰かの手に渡った時には使えなくなりますので気をつけましょう。 - ホーム画面から設定をタップします。
- システムをタップし、リセットボタンを押します。
- 初期化画面から「端末リセット」を押すと初期化が開始されます。
- データを削除する間は時間がかかるので待つ。
万が一、初期化を忘れた場合でも、通信キャリアやスマホ専門店などが事前に受付前で口頭確認を行ったり、担当が最終確認をしますが、誰かに一度残したデータ等を見られる可能性を残すということは他人に個人情報を見られることにつながります。
必ず処分する前にはデータのバックアップと初期化の確認と実行を忘れないようにしましょう。
スマホが壊れていて捨てる場合は処分業者にデータを消してもらう
スマホは電源がつかない、画面操作ができない場合でも当然ながらデータは残り続けています。完全に消えていないデータは悪用される可能性もあるのです。
データを消すには物理的にデータを金槌等で破壊することもできます。
ですが、内臓バッテリーの発火や爆発で怪我をする恐れがあるため、破壊するための環境や防具などの道具を揃えずに行うのはおすすめできません。
安全にデータを消す方法は、スマホ処分の専門業者に依頼しましょう。
注意すべき業者は、その場でスマホのデータ消去をしない業者です。
あらかじめ、確認を取り依頼をした方がいいでしょう。
スマホ(スマートフォン)の処分方法6選
スマホは使えなくなったらゴミとして出したり売ったりして処分することが一般的ですが、さまざまな方法でお得に処分することもできます。
ここでは、スマホを処分する方法として6選紹介します。
買い替え時に下取りに出す
買い替え時に下取りをおすすめな方は以下になります。
- 通信キャリアからの購入を考えている方
- スマホの価格を少しでも安くしたい方
契約している通信キャリアや新しいキャリアに移行する際に携帯電話を購入する方は、以前のスマホを下取りできる場合があります。
docomo | au | softbank | |
最大下取り価格 | 最大145,000円 | 最大74,800円 | 最大58,800円 |
※2023年9月現在の割引価格です。
※下取り価格は現金ではなくポイント還元の場合があります。
ただし、全てのキャリアに言えることですがスマホがあまりに古いと下取りとしてできないことがありますので、必ずキャリアのホームページ確認か、お問い合わせをし対応機種を確認しましょう。
下取りができる目安は、使用して3~4年前までの範囲です。
小型家電回収ボックスに投入する
小型家電回収ボックスへの投入が望ましい方は以下になります。
- すぐにでもスマホを処分したい。
- あまりに古いスマホで売却できないのでゴミとして捨てたい。
スマホでの処分をする場合、自治体によりますが燃えないゴミで捨てることは一般的ではありません。
スマホに含まれているレアメタルを再資源として利用する取り組みとして小型家電回収ボックスを利用したリサイクルが推奨されています。
ただし、こうしたケースでは注意が必要です。個人情報などのデータを完全削除した上で投入しましょう。
回収ボックスは各自治体によって置き場所が異なりますので、処分する際は自治体に問い合わせするかホームページ等で記載されています。
リサイクル・リユースする
再利用を考えて処分する
リサイクル・リユースがおすすめと考えられる方は以下になります。
- スマホを売却したい方
- すぐにでもスマホを処分したい方
大型店舗等のリサイクル店は、買い取った後のデータ流失のリスクがあるので、買取時の確認は入念な対応で行うことが多いです。
そのため、ショップで買い取ってもらう際には自身で初期化してからにすることをおすすめします。
さらには、スマホが壊れている場合でもリサイクルとして資源の活用ができるため、買い取ってくれる可能性があります。買取を諦めずに、実際にお見積もりだけでもした方がいいです。
家族や兄弟、知り合いに譲る
家族や兄弟、知り合いに譲る方法がおすすめな方は以下になります。
- スマホを買い替えたため以前の実機が余っているため譲りたい方
- 身近な人がスマホを必要としている方
スマホはたとえデータを初期化しても、見えないだけで中身のデータは完全には消えずに、専門知識のある方なら復旧することもできます。
ですので、知らない人に譲るよりも、身内、家族や兄弟、知人に譲ることで安心して譲ることができますね。
ただし、知っている人でもデータが残っている状態で渡すとどちらも困惑することもありますので、可能であれば初期化してから渡しましょう。
スマホを取り扱う買取専門店へ売却する
スマホ買取専門店へ売却をおすすめな方は以下になります。
- ハイエンドスマホをお持ちの方
- 機種が比較的新しい方
- 特にiPhoneをお持ちの方
スマホを取り扱っていたり電子機器を強みとして買取をしている店舗は、スマホ相場に詳しく細かく判断し査定を行います。
特にiPhoneは根強い人気がありますので、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
そのため、比較的新しいモデルの処分を検討している方は、まずは無料の査定をされてみるのも手です。
オークションやフリマに出品する
オークションやフリマに出品をおすすめな人は以下になります。
- インターネット利用を利用して出品が可能な方。
- 時間に余裕があり、商品が落札されるまで待てる方。
- 自分が所有するスマホの機種を探している方に価格を判断されたい方。
フリマやオークションサイトは、需要があればあるほど売却価格があがるので、スタッフが査定して価格を決める買取店とは違う特徴があります。
そのため、持っているスマホが世の中で手に入りにくい状態であれば出品すると高い価格で落札になる可能性もあります。
ただし、オークション等は自身で問い合わせの対応や、配達までの流れを考えて落札者に送る手間があります。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用して処分する方法がおすすめな方は以下になります。
- 既に使えなくなってしまっているスマホを補完し続けている方
- スマホ以外にも一緒に処分したいものがある方
スマホを利用していて機種変更をする度に、以前使っていた端末を保管し続けている人も多いと思います。今使っている機種が壊れてしまったりした際に、予備で使えるかもと考えているうちに、タンスの肥やしになっている方はいるでしょう。
時間がたつにつれて使用できなくなるものがほとんどなので、後になってから処分しようとすると非常に困ってしまうことが多いはずです。今は買取や下取りを利用した機種変更が主流ですが、ガラケー時代同様に処分は大きな問題になってきます。
こんな時は、不用品回収業者を利用して他の処分品と一緒に回収を依頼してしまうと楽でしょう。
スマホの処分に関するトラブルシューティング
スマホを処分する際に、注意すべきところを見過ごすと何かと起こってしまうのがトラブルです。
トラブルを起こさないためにも以下3点、確認しておきましょう。
分割払いが満了していない場合は処分できない
スマホの分割払いが未払いのままで売却すると、キャリア側からの遠隔操作でロックがかかり、スマホ自体の使用ができなくなります。
スマホの支払いが満了するまでは、初期化やデータを削除しても端末自体のロックはキャリアからしか外せませんので、まだ分割払いが満了していないようでしたら全ての月の支払い額を支払ってから売却しましょう。
キャリアスマホを売却する前に確認しておきたいこと。
売却予定なら「SIMロック解除」をしておきましょう。
キャリアスマホは他の通信キャリア利用ができないようにロックをしています。
そのロックを外すには、キャリアの受付窓口にて対応してもらう必要があります。
注意点としては、SIMロックされているのは2021年の10月以前のスマホですので、それ以前のスマホの場合はSIMロックの解除手続きをしましょう。
状態によっては下取りができない
スマホを買取店などで下取りに出す際、以下に該当する場合は断られることがあります。
分割で購入している場合
スマホを分割で購入している場合、支払いが満了しているか確認されます。
下取りに出す前に、購入したお店等で分割での支払いを終えたかどうか必ずチェックしましょう。
スマホがあまりにも古い機種の場合
売れない機種については、店舗によって異なります。まずは電話などで問い合わせてみましょう。
電池パックが膨らんでいる場合
使い古したスマホはバッテリー使用期間も長く、膨らんでいることがあります。その場合は買い取りに応じてくれない可能性が高いです。
スマホを改造している場合
スマホのバッテリーや外見、データを改造していると売れなくなります。買い取り店が求めている理想の状態は工場出荷時の姿です。外回りを綺麗にしたり、初期化する程度に留めておきましょう。
買い取りの評価が上がるもの
先程は買い取りができないケースを数種類をご紹介しましたが、買い取りの際に評価が上がるケースをご紹介します。評価が上がると買い取り金額アップにつながります。
箱がある
買い取りの際に箱があると評価が上がりやすいです。箱は綺麗であればあるほど評価が高くなります。
説明書や保証書がある
説明書や、新しいスマホであれば有効期限内の保証書をつけると評価が上がります。
付属品がある
付属品があるのと無いのとでは評価に大きな差が生じる場合があります。
※特にスマホ付属のイヤホンが無かった場合等。
さらにスマホ画面の汚れや外部の汚れも買い取り価格を下げる要因になりかねません。
買い取り評価を上げるためにも、スマホは掃除をしてから買い取りに出しましょう。
スマホの掃除の仕方は、下記の手順で行いましょう。
- 乾いた布等でスマホの付属品を掃除します。
- スマホの画面は日々触れるものだから結構汚れています。
表面をウェットティッシュで優しく丁寧に拭きます。 - イヤホンジャックなど細かなスペースをエアダスターで軽く吹き飛ばしていきます。
スマホの買い替えや処分のタイミングは
スマホを買い換えるタイミングを知っておくと、お得に処分しながら新しいスマホが手に入ります。
ここでは、買い替えのタイミングのポイントを3点お伝えします。
スマホの寿命
スマホの寿命は、使い手によって変わってきます。
使用頻度によってスマホ本体の負担が違うからです。
一般的なスマホの寿命は3年ほどで、長い時間毎日使っていた場合バッテリーは長くても2年ほどしか持ちません。
そのため、バッテリーの減りが早くなりストレスを感じる場合や、バッテリーを変えてまで今のスマホを使いたいとは思わない場合は買い替えを検討してみましょう。
本体が頻繁に熱くなる
スマホが熱くなることが多いと、バッテリーが劣化している証拠か、メモリーやCPU不足に問題があります。
現在のサイトやアプリケーションの使うメモリ、CPUはより多くなりました。
ですので、メモリー、CPU不足だと直ぐに熱を溜め込んで熱くなりやすく直ぐにスマホをダメにしやすくなります。
今のスマホの処理能力では足りないと感じる場合は、新しいスマホモデルに買い替えた方がいいかもしれません。
まとめ
今回は、スマホの処分時の注意事項、処分方法やトラブルにまつわること、さらには買い替え時のタイミングについて紹介をしました。スマホは大事なデータが入っているからこそ処分を慎重に正しい判断で行いたいものですね。
今回ご紹介した処分の仕方を参考に、自分にあった処分方法を選んで行ってみましょう。
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