世田谷区でスマホを処分する方法

世田谷区でスマホ(スマートフォン)を処分したい場合、一般ゴミの分別ではどのような条件となっていて、何を注意しながら処分を進めなければならないかなど、処分・廃棄についての詳細をご案内いたします。

※当記事では「携帯電話」「スマートフォン」に関して、『スマホ』という表現に統一して記載させていただきます。

『スマホ』品目の分別について

スマホ製品に関しては、上記の1品目が該当します。

品目名にもある通り、正式には携帯電話・スマートフォンと呼称することが正しいものと考えられます。また、世界的には『cell phone』と呼ばれるものとなり、スマホや携帯電話のどちらも指す言葉となります。

詳細を除き品目名だけを見ると、少々分からない部分があります。品目ごとの具体的な詳細や条件に付いては次項で説明いたします。

一般ゴミ収集で処分する場合の条件

世田谷区では、スマホ品目は不燃ゴミに分類されています。

スマホ品目の処分条件の詳細

上記のように、小型の家電製品であっても不燃ゴミでの排出が可能となっています。

比較的小型の電化製品ということでもあるせいか、基本的に不燃ゴミとして捨てることができるため、処分についてはさほど難しく考える必要はないでしょう。

なお、排出の際には注意点が設けられています。

スマホを排出する際の注意点

・バッテリーが外せるものはバッテリーを単体で処分する
・SIMカードを指したまま排出しない様に注意する
・内部に保存されているデータは必ず消去する
・販売価格が高い製品は売却をする
・バッテリーの膨張などの際は個別に処分する

パソコンやタブレットと同様に、保存されている情報についてはあらかじめ消去をしておく必要があります。その他、価値があるものにはついては売却が望ましいでしょう。

基本的にデータ消去さえ行うことができれば、後はシンプルに不燃ゴミと考えてしまいましょう。

基本的な処分方法

スマホを処分する場合に利用できる方法について、それぞれ確認をしておきましょう。

不燃ゴミ収集で処分をする

世田谷区では地区ごとに月2回の決められた日に不燃ゴミを捨てることができます。

一般ゴミ収集で処分することが出来るため、タイミングが合えば費用を掛けずに処分を進めることができます。

※回収日の朝8時までにお出しください。祝日は平常どおり回収しています。

使用済小型家電ゴミとして処分する

世田谷区では、使用済小型家電ゴミの回収ボックスが11拠点に設けられています。

携帯電話(スマホ)も対象製品となっているため、回収ボックスに投入することで処分が可能です。

施設名(住所)	設置場所	回収時間
世田谷区役所第二庁舎(世田谷4-22-35)	1階風除室	月曜から金曜(祝日除く) 午前8時30分～午後5時15分
北沢総合支所(北沢2-8-18)	1階ロビー	毎日 午前8時～午後10時
玉川総合支所(等々力3-4-1)	1階エレベーター前	毎日 午前8時30分～午後10時
砧総合支所(成城6-2-1)	1階風除室	毎日 午前8時30分～午後10時
烏山総合支所(南烏山6-22-14)	1階風除室	月から金曜(祝日除く) 午前8時30分～午後5時
太子堂出張所(太子堂2-17-1)	1階風除室	月～金曜 午前8時30分～午後10時 (土日祝日は午前9時～午後10時)
松沢まちづくりセンター(赤堤5-31-5)	まちかど図書室前	月曜から金曜 午前8時30分～午後10時 (土日祝日は午前9時～午後10時)
上野毛まちづくりセンター(中町2-33-11)	1階風除室	月曜から金曜 午前8時30分～午後10時 (土日祝日は午前9時～午後10時(第3土曜日は休館))
喜多見まちづくりセンター(喜多見5-11-10)	1階風除室	月曜から金曜 午前8時30分～午後10時 (土日祝日は午前9時～午後10時)
エコプラザ用賀(用賀4-7-1)	受付カウンター脇	午前9時から午後5時 休館日[月曜(祝日にあたる場合は翌日)]を除く
リサイクル千歳台(千歳台1-1-5)	受付脇	午前10時から午後4時 休館日[月曜(祝日にあたる場合は翌日)]を除く

回収ボックスに入れる際には個人情報を必ず消去するように案内がされています。

※なお、設置されている施設が営業中にのみ利用することが可能となります。

下取りに出す

スマホを新しい機種に変更する場合に、古い機種を手放しても問題なければ下取りに出すことが可能です。

多くの場合、2～3年で新しい機種に変更することが多いため、これまで使用していた機種でも十分な価値があります。

比較的古い機種であってもそれなりの値段が付くため、手っ取り早く処分がしたいという場合には一石二鳥でしょう。

※ただし、機種の型番で下取り金額の上限が定まっているなど、若干下取り額は安い傾向になるでしょう。

スマホ専門店に売却する

余っていて余分な機種がある場合に、スマホの販売を専門に行うお店に売却することも良いでしょう。

人気色の機種や品薄の機種、ストレージの容量など、様々な状態に合わせて値段が変わってきます。

そのため、元々の販売額に比例するかたちで高い買取金額が付く場合が多く、早い段階で機種変更をする場合などは、高額な買取金額となる場合が多いです。

昨今ではどこの街でも買取を行ってもらえるお店が存在しているため、売却もスムーズに行うことが出来るようにもなってきています。

フリマアプリやネットオークションで売却する

他の方法と同様に売却することで処分を行うことが出来るでしょう。特に任意の値段で出品することが出来るため、比較的高い値段で売ることが出来るメリットがあります。

中古販売店ほど販売価格が高くならず、下取りや買取の査定額よりも高い金額で売れる条件となるため、購入者側にも出品者側にもメリットが生まれやすいです。

出品や購入に際しての手間は掛かりますが、フリマやオークションは需要が高く人気です。

各種業者に依頼する

かなり大量のスマホ等があり、まとめて処分が必要となる場合には、いくつかの専門業者に回収を依頼することが可能です。

自治体より案内がある一般廃棄物処理業者へ依頼を行うことも可能です。特に問題なく回収してもらうことが可能ですが、粗大ゴミ関係以外で利用する場合には、費用も時間も掛かり、意外に手間が掛かってしまう場合が多いかもしれません。※一般ゴミ収集の利用を案内され回収してもらえない場合もあります。

次に、不用品回収業者を利用する方法もあります。依頼に際して細かな条件も無く、回収してもらうゴミの量に応じた費用が掛るため分かりやすく利用することが可能です。都合が合えば、即日対応を行ってくれる場合も多く、使い勝手がとても良いです。

ほとんどの場合、これらでの対応で解決が可能です。しかし、粗大ゴミ収集予約と同様に手続きが必要となるため、処分が完了するまでにはやや時間を要する可能性があります

その他の補足情報

スマホ製品の処分を進める前に、あらかじめ処分に関する情報やポイントを抑えておきましょう。

価値があるものは売却する

スマホ製品は販売価格も高く比較的価値の高いものとなっています。特に、故障さえしなければ長く使用することもできるでしょう。

特に昨今販売されている主流のスマホの多くは定価10万円を超えてくるような製品がほとんどとなるため、製品の寿命も長く非常に価値がある状態となっています。

そのため、売却するなどして処分を進められた方が非常にお得です。

機種	定価	中古品相場	買取金額
最新機種(256GB)	15～17万円	12～13万円	10～11.5万
最新機種(512GB)	18～21万円	14～17万円	11～13.5万
最新機種(1T	22～25万円	18～20万円	14～16.5万

このように、中古製品であった場合にも定価の15%程安い価格相場となり、新品購入品と比べてもあまり違いはないといえるでしょう。これらのことから、中古買取額自体も高く推移する場合が多く、売却時の金額が高くなることが考えられます。

汚れや破損が強い場合は？

スマホを売却したり下取りに出すようなことがなければ、画面が割れて満足に使用できない状態の物は不燃ゴミで処分をしてしまった方が良いかもしれません。

しかし、画面が割れていたりしてもスマホ自体の価値は十分にあるため、ただゴミとして捨ててしまうよりも、直すなどの工夫をして売却できた方が良いでしょう。

※多くの場合、スマホの画面が割れてしまっているような状態では買取・下取り対象とはならない場合がほとんどです。

分離できるバッテリーは分別する

一部のスマホ製品については、本体とバッテリーとを分離することができます。

この際、スマホ単体を不燃ゴミ等で処分する場合には、必ず本体とバッテリーとを分別してそれぞれ適切なかたちで処分することが望ましいです。

正しい分別が行われずにそのままゴミに出してしまうと事故などを誘発する恐れもあるため、注意が必要となります。

個人情報の取扱いに注意

まず、SIMカードやSDカードは必ず取り外して処分を進めて行きましょう。次に、ストレージ内に保存されているデータの消去を必ず行いましょう。

データの消去方法としては、工場出荷状態(購入時の状態に戻す)ことが有効です。信頼性はそれなりに高いと考えられるため、必ず行っておくことが重要です。

どのような処分方法であっても、スマホを手放す場合には必ず必要な対応となります。また、シンプルに廃棄・処分を行う場合であっても、悪用されないように処分しておくことが適切でしょう。

電源が入らないスマホの処分はどうする？

電源が入らない状態のスマホは、一見すると故障してしまっていてもう使用できない状態になったものと考えてしまう場合がありそうですが、画面パネルの接触が悪いだけであったり、プラグが外れて電力が上手く届ていないだけなど、見えない箇所の不具合があるだけかもしれません。

そのような状態のスマホを処分のために捨ててしまうだけでは、どこかで悪用されてしまう危険性もあるだろうと考えられます。

そのため、こういったケースで確実に問題のない状態で処分をするには破砕処理を行ってもらえるサービスを提供しているお店や業者に頼むことが良いかもしれません。スマホに穴を空けるなど物理的に破壊することで使用ができない状態とすることができます。

その後、通常通りに不燃ゴミで捨ててしまえば不安のない状態で処分を進めることが出来るでしょう。

清掃施設に持ち込める？

自力で運搬が可能で清掃施設を利用できる場合、持ち込み処分を行うことも可能と考えられます。やや手間が掛かっても早めに処分を行いたいという場合には有効な手段でしょう。

しかし、世田谷区の清掃施設では一般ゴミ(可燃ゴミ・不燃ゴミ)の持ち込みが持ち込み禁止となっているため、残念ながら持ち込みでの処分を行うことはできません。

売却する場合に活用できるお店の情報

個別にスマホを売却処分する場合、いくつかのお店を利用することが可能です。

世田谷区の場合、以下のような店舗を利用することができます。

店舗名	住所
二子玉川 蔦屋家電	東京都世田谷区玉川1‐14‐1 二子玉川ライズ
カメラのキタムラ 二子玉川店	東京都世田谷区玉川2-22-13 2F
カメラのキタムラ 経堂店	東京都世田谷区経堂1-12-10
BOOKOFF PLUS 大蔵多摩堤通り店	東京都世田谷区大蔵6-20-29
BOOKOFF 北烏山店	東京都世田谷区北烏山5-21-11
BOOKOFF総合買取窓口 下北沢駅北口店	東京都世田谷区北沢2-26-25
BOOKOFF サミットストア砧店	東京都世田谷区砧1-1-2
BOOKOFF総合買取窓口 経堂農大通り店	東京都世田谷区経堂1-21-18
BOOKOFF 246駒沢店	東京都世田谷区駒沢2-11
BOOKOFF総合買取窓口 桜新町駅前店	東京都世田谷区桜新町1-12-12
BOOKOFF総合買取窓口 成城学園前店	東京都世田谷区成城6-12-6
BOOKOFF 246三軒茶屋店	東京都世田谷区太子堂1-12-27
BOOKOFF 上野毛店	東京都世田谷区中町3-16-3
BOOKOFF総合買取窓口 用賀駅北口店	東京都世田谷区用賀4丁目9-2

これらの例は一部(世田谷区内)であり、買取対応を行っているお店は他にも多く存在しています。

処分方法ごとの詳細

目的に応じて推奨される処分方法

「費用をできるだけ抑えたい」「早く処分したい」など、目的に合わせて処分方法を選ぶと良いかもしれません。

費用を抑えたい場合

急いで処分をしたい場合

まとめ

今回はスマホの処分について解説を致しましたが、いかがでしたでしょうか？

基本的に、最近まで使用していたような動作に不備の無いスマホであればある程度の価値があるものとなるため、売却することが良い方処分法と言えるでしょう。

その他、故障や破損をしている場合には買取対象とならない場合もあるため、場合によっては捨てるしかない場合もあるかもしれません。

かなり長期間保有をしていた旧機種の古い型のスマホとなると価値もなくなってしまうため、不用品回収業者などに連絡を行い早めにまとめて処分を進めてしまった方が効率も良いかもしれません。

最後に繰り返しの内容となりますが、どのような手段で処分を進めたとしても個人情報やデータの取り扱いには注意する必要があるため、必ず忘れずに対処しておきましょう。