こたつの処分方法7選!無料の捨て方をご紹介
こたつ(コタツ)は寒い日に大いに役立つアイテムです。冬場は毎日使っているという方もいるでしょう。
そんな身近な家電であるこたつですが、いざ使えなくなって処分しなければいけないという場合、どのように処分したらいいのか具体的に分からない人も多いのではないでしょうか。
今回は、こたつの様々な処分方法と、それに伴う注意すべきポイントとトラブルシューティングについてご紹介します。
※当記事では「こたつ / コタツ」と表記の乱れを踏まえて、一部の記載を『こたつ(コタツ)』と記載させて頂きます。
こたつを処分する時の注意事項
こたつ(コタツ)を処分する前に、事前に注意事項を確認しておくことで、手間をかけずにスムーズに処分を進めることができます。
そこで今回は、こたつを処分する時に注意すべき点を確認していきましょう。
こたつは何ゴミ?こたつ板(天板)と本体は分別が必要?
まず、こたつ(コタツ)を処分しようとした場合、ほとんどの自治体で粗大ゴミに該当します。
こたつを粗大ゴミとして出す際には下記2パターンどちらかの方法をとる必要があります。
- 指定排出場所に運んで置いておく (戸別収集)
- 直接ゴミ処理センターへ持ち込む (持ち込み処分)
合わせて注意しなければならない点としては、こたつは粗大ゴミ1点分には収まらない場合がほとんどであることです。
- 要点1天板
- 要点2机の本体
- 要点3机の脚
こたつ(コタツ)は、こたつ布団を除いて大きく分けると3つに別れます。
そのため、それぞれのパーツごとに別けて申し込み・排出を行う必要があります。自治体によっては、本体と脚パーツを別けない場合もあるかもしれませんが、分別ルールはバラバラです。
例えばですが、東京都ではこのような費用となります。
エリア別の例 | 品目・条件 | 費用 |
渋谷区 | 家具調電気こたつ 家具調電気こたつ以外 天板のみ | 800円 400円 400円 |
練馬区 | こたつ (100cm未満) こたつ(160cm未満) こたつ(160cm以上) 天板のみ | 400円 800円 2000円 400円 |
自治体の平均 | こたつ一式 天板のみ | 200円〜4000円 200円〜2000円 |
上記は粗大ゴミ回収を依頼した時の費用例です。
見てもらうと分かる通り、こたつ布団を合わせて処分したり、脚パーツ分も費用がかかったりする場合には、こたつの処分と一言にいっても同時に3点ほどの排出が必要となり、一式で1,600円ほどは掛かってしまいます。
自治体によっては、直接ゴミ処理センターへ持ち込むことによって、無料や半額なったりしますので、ゴミ処理センターへの持ち込みが可能だという方は、持ち込んでお得に処分しましょう。
処分する際はヒーター部分を分解しない
粗大ゴミに出す際に、天板と本体を分けなければいけないことがあるとお伝えしましたが、ヒーター部分も特徴のあるパーツなので分解すべきなのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
結論をいうと、自治体に依頼して処分する場合は、ご自身だけで判断せず、まずは自治体の問い合わせ窓口へ相談しましょう。誤った解体をしてしまうと、回収してもらえなくなったり、追加で別の費用や手間が発生してしまうことがあるため注意が必要です。
大抵の場合は自治体のホームページにゴミの正しい分別一覧情報が載っていますので、まずは自治体のルールを確認しておくことが大切です。
しかし、多くの自治体ではこたつのヒーター部分はそのまま付属した状態で処分が可能と考えられます。
ヒーター部分はヒーターとして個別に処分を求められそうですが、そうなると処分点数が更に増えますし、電気コードなどが合わさるようなものでもあるため複雑性も高いです。そのため、特に言及されていることもなく本体パーツに合わせて捨てて問題ない場合が大半です。
分別や処分手数料の確認に気を付ける
こたつ(コタツ)は、自治体の分別や処分手数料の情報を調べる際に、上手く調べることができずに処分方法に迷ってしまう場合が多く見受けられます。
こたつに関しては、『こたつ』『コタツ』と平仮名やカタカナの表記が乱れる場合が多々あります。そのため、インターネット上の案内ページなどで見つけられない場合には、両方のパターンで探してみると迷わないかもしれません。
また、分別一覧には平仮名、処分手数料一覧にはカタカナなど表現が異なる場合も存在します。実際にこのようなケースは存在することと、必ず分別等の一覧に含まれてくるものにもなるため、注意して確認を行いましょう。
こたつの処分方法7選
こたつ(コタツ)を処分したいけど、このままゴミとして出すべきか、他にどのような処分の方法があるのか迷うことありませんか?
こたつを処分(捨てる)する際には、以下の方法が考えられます。
① 粗大ゴミとして処分する
② 購入店舗で買い替え・引き取ってもらう
③ リサイクルショップで売却する
④ フリマやオークションサイトへ出品
⑤ 知人や友人、掲示板サイトで誰かに譲る
⑥ 寄付をする
⑦ 不用品の回収業者へ依頼
今回は、これら7つの処分方法について具体的に処分方法や手順等をまとめてみましたので参考にしてみてください。
① 粗大ゴミとして処分する
粗大ゴミで処分する方法がおすすめな方は以下に該当する方になります。
- 使い物にならない壊れたこたつを持っている方
- こたつを自治体が指定する排出場所まで運べる方
- 自治体に申し込む手続きが可能な方
デメリットとしては、他の種類の粗大ゴミ同様に粗大ゴミの排出場所まで自ら運ぶことができるかです。
家の玄関先などであればそこまで大変ではありませんが、排出場所まで少し距離があるような場合は意外に労力が掛かります。特に天板は重く持ち運びもしにくいため、1人では上手く運べないかもしれません。
しかし、申し込みさえして運び出しができてしまえば、後は回収してもらうだけで解決できます。先述の通り自治体のルール次第では処分点数が多くなり費用がかさむ可能性がある点だけ注意しましょう。
② 購入店舗で買い替え・引き取ってもらう
家電量販店等の購入先の店舗では古い製品を引き取ってもらうことが可能な場合があるため、一度問い合わせて聞いてみると良いかもしれません。
そもそも、受け付けていない場合もありますし、有料であれば処分を請け負ってくれる場合もあるでしょう。
しかし、電化製品などとは異なり『ご家庭度とに粗大ゴミに申し込んで欲しい』といわれる可能性もあるでしょう。
また、新たな製品に買い替える場合にはかなり高い確率で古い製品を引き取ってもらえる場合が多いです。
様々なパターンが考えられお店ごとの対応も異なることが予想されるため、問い合わせて確認してみることが適切でしょう。
③ リサイクルショップで売却する
家具製品を専門に取り扱っているリサイクルショップであれば買い取ってもらえる場合があります。
- 問題なく使用可能であるもの
- 比較的状態が良いもの
- 店頭まで運べる場合
こたつ製品の状態が良く綺麗で引き続き使用が可能なものであれば、買取対象となる場合があります。
ただ使えるだけという古いこたつなどは買い取ってもらえないので注意しましょう。新しく今風で少しお洒落な製品などであれば、買い取ってもらえます。また、売却をする際は秋口から冬場に持ち込んだ方が高く売却できる可能性があります。
また、一部のお店では出張買取を実施している場合もありますので、確認してみると良いかもしれません。
しかし、出張買取の場合、出張対応費が掛かってしまうため結局出費が多くなり買い取ってもらってもマイナスとなってしまう場合もあるので注意しましょう。
④ フリマやオークションサイトへ出品
少し手間が掛かっても問題ない場合には、フリマやオークションサイトを利用して売却する方法もあります。
- 落札がされるまで気長に待てる方
- ご自身で梱包や配送まで対応できる方
- 出品から落札後のやりとりなど一通りの対応が可能な方
- より高く売却したい方
フリマやオークションサイトで売却をするメリットとしては、より高く売却がしやすいという側面があります。また、基本的に個人のユーズド品という要素があるため、多少の傷や汚れがあっても問題ない点が挙げられます。
また、個人間売買とはなりますが、中古品を販売しているお店とほぼ同じに条件となる場合が多いため、中古相場に近い金額で売却が可能と考えられます。
しかし、フリマやオークションの場合には最終的に落札者に商品を郵送する必要があります。そのため、落札者は送料分の金額負担が生じます。送料が高い場合、最終体に購入額が高くなり中古販売店を利用した方が安く購入できることにもなります。
そのため、フリマやオークションを利用して売却する場合には、中古品相場から送料を引いた金額程度での出品がセオリーです。しかし、リサイクルショップで売却するよりは手元に入るお金は多いことが大半です。
繰り返しになりますが、落札されるまでの間は処分ができないためすぐにでも処分したい人にはおすすめできません。
⑤ 知人や友人、掲示板サイトで誰かに譲る
知人や友人、近くに住んでいる誰かに譲ってしまうことも良い方法です。
最終的に処分をするのであれば、一度身の回りの方に聞いてみると良いでしょう。また、単純な処分となると手間と感じる場合には、地域で譲り先を探してみるのもアリです。
- 周りに必要としている人がいる場合
- 譲る時の運搬などの対応可能な方
他の方法でこたつを処分しようとしても、なんだかんだ手間は掛かるものです。それよりも、費用を掛けずに処分ができさえできればよいという場合には、楽で良い方法といえます。
必要と思っている方に譲ると相手にも喜ばれますし、自身も嬉しい気持ちになりますよね。インターネットでも不用品あげます・もらいますサイトがいろいろとありますので一度見てみてはいかがでしょうか。
⑥ 寄付をする
NPO法人等へ寄付をして、こたつを手放す方法もあります。
- 不必要だけど、こたつは使えて誰かに譲りたい方
- 寄付として社会貢献をしたい方
- 手続きや配送対応可能な方
- 急ぎではない方
こたつがまだ使用可能なら売却も選択肢として考えられますが、本当に支援を必要としている人々のために寄付することも検討に値します。もし提供できるのであれば、寄付を検討することもお勧めです。
ただし、寄付する団体が問題ない団体であるかはしっかり確認しましょう。
- 寄付された品をどのように使うか具体的に明記されているかどうか。
- これまでの経歴や活動してきた実績など。
まずはホームページにて寄付方法や団体情報などを確認してみましょう。
しかし、寄付をする場合の注意点として、寄付先の団体に製品を送る場合の配送料は基本的に自己負担となります。そのため、寄付は費用が掛からずに不要な物を手放せる方法ではありませんので注意しましょう。
⑦ 不用品の回収業者へ依頼
こたつのような粗大ゴミや不用品を時間を掛けずに処分したい場合には、不用品回収業者の利用がおすすめとなります。
- 時間や手間をかけたくない方
- 処分作業を全て対応して欲しい方
- ご高齢の方
- お金が掛かっても処分を優先したい方
小さいこたつなら一人でも運搬できますが、やや大きいこたつになると一人で運搬することは大変ですし、誰かの力を借りたい場合も出てくるでしょう。
不用品回収業者に依頼すると、手間や時間を節約できるだけでなく、排出作業を全て任せることができる点がメリットとなります。対応費用もサービスプランに含まれているため、全て任せてしまうことができます。
こたつが壊れていた場合でも回収が可能です。急いで処分したい方や、こたつ以外の大型ゴミも一緒に処理してもらいたい場合には、この方法が最も安心できる選択肢です。
ただ、どうしても人件費が発生しますので費用はそれなりに高くなってきますが、お金よりも時間を優先している方に尚おすすめです。
こたつの処分に関するトラブルシューティング
こたつを処分する際、トラブルに巻き込まれる可能性もあることを理解し、以下のポイントに気をつけて、スムーズなこたつの処分を行いましょう。
買取りしてもらえない
まだまだ使える状態のこたつ(コタツ)であっても、絶対に買い取ってもらえるとは限りません。
機能としては問題ないけれど、汚れが酷く衛生的に問題があるこたつは買い取ってもらえないでしょう。また、製造年数が古く、中古品としてニーズが見込めないこたつも買取は難しいと思っておきましょう。
リサイクルショップでは機能面以外にもメーカーや型番、見た目の綺麗さなどが査定ポイントとなってきます。したがって、買取に出す前に以下を確認しておいてください。
- 型番や製品名を確認し、買取対象品に該当しているか調査しておく
- 掃除等で綺麗にしておく
- 製品の製造日を確認しておく
特に、製品が製造されてから一定期間が経過しているものは、メーカーによる修理が不可能となるものが多いです。
メーカー側での修理部品の保有期間が製造から6年とされていることが多いため、6年以上経過しているものに関しては、価値がなく買い取ってもらえないことがほとんどです。
こたつの処分するタイミングとは?
現在使用しているこたつ(コタツ)をいつどのタイミングで処分したらいいのか分からないという人も多いかと思います。
ここでは、こたつを処分するタイミングを説明します。
こたつの寿命
平均的なこたつの寿命は10年と言われています。こたつのヒーターの種類にもよりますが、ほとんどが10年ほど稼働可能と考えられています。
しかし、以下のように途中で故障したり問題が生じてくる際には処分・買い替えを検討した方が良いです。
- 配線が断線しかけている
- 最近温まりにくくなった
- そもそも電源がつかない
こたつは電気を使う家具ですので、不調な状態が現れたら危険なので早々に処分をした方が良いでしょう。
ヒーター部分の壊れ
こたつ自体は綺麗で問題ないかもしれませんが、ヒーターが稼働しない場合、修理を検討しましょう。
ただし、ヒーターの種類や修理のコストによっては、新しいこたつに買い替えた方が、将来的な観点からも適切な選択肢であることもあります。
技術は年々進化しており、新しいこたつに買い替えることで、より効率的に暖をとることができるかもしれません。
修理と買い替えの選択肢を比較し、費用負荷や手間を考慮して、最適な決断をすることが重要です。修理のコストやヒーターの種類、新しいこたつの利点などを総合的に検討しましょう。
コードの破損
コードが断線した場合、火事の危険性があるので早急に使用をやめて専門の方に修理できるかみてもらう必要があります。
買ってから日が浅く、まだ保証期間内なのであれば一度購入した電化製品等で相談しましょう。
当然ながら危険性が伴う状態で使い続けることは非常に危険です。素直に処分や買い替えを行いましょう。
まとめ
今回は、こたつ(コタツ)の処分時の注意事項、処分方法やトラブルにまつわること、さらには処分するタイミングの紹介をしました。
おそらく多くの方が、「粗大ゴミで捨てようとすると意外にお金が掛かる」という印象を抱かれたでしょう。そこにこたつ布団なども加わると更に費用は掛かってしまいます。
こたつ一式を処分するだけでも2,000円ほどかかる場合もあるため、売却したりする考えも正解でしょう。費用が掛っても処分を優先したい場合には、不用品回収業者の定額プランはお得に感じられるはずです。
その他、意外にもたくさんの処分方法があることがお分かりいただけたかと思います。自分にあった方法が見つかった人もいるのではないでしょうか。
運搬面や手続き等まで考えるとやや処分に悩む場合もあるでしょう。そんな時は不用品回収業者に依頼してみてください。
こたつの処分はリユース本舗へ
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