不用品回収業者はどんな時が便利?
不用品や粗大ゴミを処分したい場合に、様々な事情により最終的に不用品回収業者に依頼をするという機会も多いでしょう。しかし、そこには何かしらの決定的な理由があると考えられます。
一般的に不用品回収業者を利用するだけであれば、2~3倍の費用が掛ってしまうことになるため、多くの方はあまり積極的には利用をしません。それでも利用する人が絶えないことにも理由があります。
今回は、そんな不用品の処分をする際に業者を活用する理由について考えて行きたいと思います。
状況・目的別の考え方
まず、不用品回収業者を利用した方が良い場合にはどのような状況・シーンが該当してくるのかを考えて行きたいと思います。
以下では、実際に処分を行う場合に考え得る理由を基準に優先度別に順に紹介をしていきます。
① 大きな粗大ゴミを処分する場合
粗大ゴミであれば、基本的に自治体の粗大ゴミ収集サービスに申し込めば良いだけです。しかし、大きな粗大ゴミとなる場合には、1人だけでは運び出せずに排出することが出来ない場合が考えられます。
例えば、ベッドマット(スプリングマットレス)などの場合、シングルサイズであっても中々の大きさと重量があります。スムーズに運び出しを行うには2人がかりで作業をした方が良いでしょう。シングルサイズであれば、なんとか1人でも運べるかもしれませんが、それよりも大きなサイズとなると2人以上の労力は必要になるでしょう。
また、寝床が2階以上であった場合には階段を利用して運び出さなければならないため、思った以上に大変な作業にもなります。更に高層階ともなればそれだけ労力も大きくなるでしょう。
エレベーターを使用して運び出せるような粗大ゴミ・不用品であればそこまで手間も掛かりませんが、現実的に人手が必要となるような場合には、不用品回収業者に頼んでしまった方が搬出も回収も同時に解決できるため選択肢に入ってくるでしょう。
② 予定通りに処分が間に合わない場合
これは不用品回収業者への依頼の中でも比較的多い理由となっていると考えられます。
まず、特に難しい事情が無い限り不用品の処分については、自治体の粗大ゴミ収集を利用する人が圧倒的に多いです。自力で不用品・粗大ゴミを処分しようとしている人は、一度に何点かをまとめて処分することが予想され、手間を少しでも減らそうと考えているでしょう。
そのような理由から、世の中の9割5分の人は自治体による粗大ゴミ収集を利用していると考えられますが、予定外の対応となる場合には業者に処分を依頼せざるを得ない状況が出てきます。
その代表的なシーンが『引っ越し』です。
新たな住居へ転居する場合に、これまで住んでいた家を期日までに引き渡す必要があります。この際に、逆算をして不用品・粗大ゴミの処分を進めることになりますが、対応に遅れがあると間に合わなくなってしまう場合が多いです。
このような場合には3つの選択肢があります。不用品をそのまま新居に持ち込むか、転居を期に処分を進めるか、清掃施設に直接持ち込むかです。しかし、新居に持ち込む場合にもあまりにも大きな物となると運搬するものの予定・都合もあるため、追加で持って行ってもらうというのは難しい場合も多いです。持ち込みについても、自治体によっては対応していない場合もあります。
このような状況になってしまうと考えられる選択肢としては、不用品回収業者に依頼を行うしかありません。特に、使用し続けることが出来ないような壊れた物や不用品となる場合には、処分を考えるしかないのが実情です。
③ 粗大ゴミ収集の対象外の品目の場合
一般的な粗大ゴミ品目の対象外となる物の場合には、不用品回収業者の利用が非常に楽です。
粗大ゴミとならない不用品の多くは、それぞれの品目に合わせて独自のルール(リサイクル対応など)に合わせて処分を進めなければならない場合が多いです。
上記のような品目は、運び出し自体が困難であったり、慎重に取り扱う必要があるなど、そのままの状態のままではどうにもできない物である場合がほとんどです。それぞれの品目ごとに処分方法を確認して進めなければならないため、まとめて処分を進めることは難しい物ばかりです。
処分費用が2,000円以下で収まる安いものもあれば、6,000円ほどするの高い場合もあります。そもそものリサイクル費用(処分費用)自体が、粗大ゴミ処理手数料とは比べて高いため、粗大ゴミの処分と同じように考えて進めることはできないかもしれません。
しかし、頻繁に処分が必要となる物ではないため、処分を進めること自体が手間が掛かってしまうものばかりです。このような場合には、お金が掛かってしまっても効率よく処分を進めたいという希望が多いため、不用品回収業者への依頼が多くなると考えられます。
しかし、回収後に適切に処分が行われたかどうかについては不明瞭な部分も多くなるため、まだまだ信頼性・認知度は低いかもしれません。
④ 処分の都合が合わない場合
仕事の都合などの事情で粗大ゴミの排出が適切に行えない場合などは、不用品回収業者を利用することが最適です。
人によっては生活リズムが違ったり時間が取れなかったりと、ただただタイミングが悪く上手く捨てられないという場合もあるでしょう。しかし、何かしらの対処をしなければゴミが溜まり続けてしまうことにもなるため、どうにかしなければならない場合も多いです。
休日は時間の余裕があるという方は、不用品回収業者に依頼をすれば問題も解決できるでしょう。時間とタイミングに問題があるだけの場合も多いので、業者の存在を知っていれば利用もしやすいでしょう。
特に業者によっては依頼の際の時間(早朝・深夜)の融通も効きやすいため、非常に都合が良いでしょう。
⑤ 手間と時間を掛けたくない場合
不用品回収業者を利用する場合の最大のポイントは、面倒なことが減り手間が掛からないようになることでしょう。
処分をしたい不用品や粗大ゴミによっても費用が若干変化してきますが、概ねどのような物を処分する場合であっても費用面はほとんど気にならないでしょう。それだけ、手間をお金で解決したいという考えが強いものなのです。
仮に処分が難しい物が3点あったとしましょう。それを短時間に一度で即日の内に処分ができれば、1万円程度を払っても安いものかもしれません。
どのような物を処分するにしても不用品回収業者を利用できれば、5,000円~1万円程度があれば何でも処分できる手段となり得ることは心強いでしょう。
実際に選択されやすい理由
前項で状況・目的別に5つの考え方がありましたが、実際に選択される理由としてはどのようなものが優先されているのかを考えて行きたいと思います。
状況・目的 | 優先度 | 補足 |
① 粗大ゴミが大きい | ★★★★ | ・人手さえ確保できれば自力で対応可能 ・解決できない場合には頼むしかない |
② 処分が間に合わない | ★★★★★ | ・上手く予定を組んでいれば問題とならない ・急な処分が必要な場合には頼らざるを得ない |
③ 対象外の品目 | ★★★ | ・自力での対応も可能 ・独自の処分方法で対応が億劫 ・例外品が複数点ある場合には最も効率が良い |
④ 都合が合わない | ★ | ・休みを確保するなどすれば自力でも対応可能 ・解決できない場合には頼むしかない |
⑤ 手間と時間を掛けたくない | ★★ | ・根本的には自力でも対応可能 ・費用が掛ってしまっても良い場合 ・急いで処分をしたい場合 |
上記を見ても分かるように、緊急性が伴う対応については優先度も高くなり、不用品回収業者への依頼も妥当なものとなると考えられます。問題を解決できない場合には、不用品や粗大ゴミをどうするかという現実的な問題も出てきてしまうためです。
次に粗大ゴミや不用品を処分する上で、現実的に人手や労力が必要となる場合です。緊急性こそありませんが、コツコツ地道に解決できる問題でもないため、問題を解決する為に不用品回収業者へ依頼するということは自然な流れかと思います。
一般的な粗大ゴミや不用品以外の例外品の処分の場合には、やはり手間が掛かると考えられます。特に、自力で対応を行う場合にはどの道最終的には費用が掛かります。その為、不用品回収業者へ依頼をしてしまった方が多少の出費の増加のみで効率よく処分を行うことができます。
また、根本的に処分に手間を掛けずに楽をしたいという理由もあるでしょう。多くの場合、他の処分方法との違いを天秤にかけて計算をして依頼をするものとなるでしょう。お金が掛かっても楽ができる方法を選ぶという意味では決して間違いではありません。
最後に都合が合わない場合です。自力で予定を調整することができれば解決もしやすいですが、それができない場合は非常に多いです。粗大ゴミや不用品の処分が進まずに問題が大きくなってしまう場合のほとんどが、このような都合の悪さが理由となるでしょう。溜め込み過ぎたゴミの処分をどうにかして進めるという目的で利用されることが多そうです。
まとめ
今回は不用品回収業者を利用する場合に便利なシーンについて解説を致しましたが、いかがでしたでしょうか?
基本的にどんな時にどのような物を処分するにしても、手間が掛かる状況であれば不用品回収業者に依頼をすることは有意義です。しかし、都合よく依頼ができる物でもあるため、「できるだけ安く」という考えは持たない方が良いでしょう。
粗大ゴミや不用品の処分については、どのようなものであっても概ね処分方法が存在しています。その為、余裕をもって確実に自力で対応をすることもできるため、本来は業者等に依頼をしなくても処分ができる物が多いです。
しかし、中には特殊な不用品も存在しているため、処分が難しく手間が掛かるものが出てきてしまった場合には、依頼をして処分を進めるという考えも悪くはありません。
どのような物を処分するにしても、ある程度2~3点分ほどを溜め込んだ状態から処分の依頼ができれば、時間や手間の面からしても効率も良く適切な対応となってくるでしょう。
状況に応じて使い分けをすることができれば、負担も少なくて済む場合も多いため、十分に理解をした上で不用品回収業者を利用できると良いかもしれません。
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