
不用品回収業者への依頼方法と考え方
不用品回収業者へ問い合わせたり依頼をする場合、そこまで深く考えて利用する人は少ないかもしれません。
しかし、依頼の内容や規模、問い合わせたタイミングによっては対応が変化してくる場合もあるでしょう。
今回は、どのようなポイントを押さえて利用することが最適なのかをパターン別けて考えて行ければと思います。
業者の特徴は把握しておこう
不用品を回収して貰える業者には、2種類の業者が存在しています。ごく一般的な企業と同じように日中の営業時間帯に活動している業者と、早朝・深夜帯に活動している業者です。
まず、この2種類の場合で圧倒的に対応の形が変わってきてしまうため、ある程度考慮をしておく必要があるでしょう。特に日中に活動している業者の場合には、営業時間内に都合が合うかどうかは重要となってきます。
このように、営業が開始されるタイミングや終了となるタイミングによっても状況は変わるため注意しましょう。
問い合せ(依頼)をするタイミング
まず、問い合せ・依頼をするタイミングは非常に重要です。依頼内容に合わせて、どのような計画で回収の対応をしてもらえるかも変化してくるため、早いに越したことはありません。
もちろん、依頼内容の軽度・重度によっても変化をしてきてしまいますが、回収してもらいたい不用品の規模が小ささければ(少なければ)比較的柔軟に対応してもらえる場合が多いです。
特に重要なこととして、即日対応をお願いしたい場合には早く問い合せ・連絡を行った方が良いです。早ければ早いほど、業者側のスケジュールに合わせて対応予定を組むことができるため、余裕があることが望ましいです。
早い時間帯の場合
早い時間帯の場合、希望する通りの予定で回収が進む可能性が非常に高いですが、処分を希望する物によって状況は変化する可能性があります。
例えば、回収品が軽度な物の場合には費用も安くなりその分対応は後回しになる可能性が高いです。しかし、問い合わせに対応できないと業者側の利益にも繋がらないため、即時回収対応とはならないものの3時間以内程度で回収に来てもらえる場合が多いです。
逆に、回収品が重度の場合にはその分費用も高くなってくる場合があります。すると、業者側の利益も大きいため比較的短時間で回収の対応をしてくれる場合があります。また、ある程度の対応時間も必要となるため、時間に余裕を持った対応となってくるかもしれません。
遅い時間帯の場合
早い時間帯での問い合わせとは異なり、遅い時間帯での問い合わせについては、時間的な制約が関わってくる可能性が高くなるでしょう。
特に、当日の営業時間が終了に近づいている場合には、重度な回収対応は受け付けて貰えない可能性が高いです。こちらは、単純に時間内に回収対応が完了できない場合を考慮したものとなって来るでしょう。
しかし、だからと言って軽度な回収対応であれば問題ないということではなく、残りの営業時間内でどのくらいの回収対応が実現できるかという業者側の都合にも左右されるでしょう。
例えば、当日中に対応が完了できる「重度な回収依頼1件分」と「軽度な回収依頼2件分」とではどちらが効率よく成立するかといったかたちになります。1件分であればある程度時間が掛かっても回収対応の目途は付きやすいです。2件分となる場合には移動・訪問の回収対応も2件分を計画しなければなりません。
つまり、業者の営業終了時間の最低でも3時間前の時点で問い合わせを行っていなければ、当日の回収は計画しづらくなってしまう場合も多く、翌日以降の対応に回されてしまう可能性が高いでしょう。軽度な回収であっても2時間前には連絡できた方が理想です。
依頼品ごとの考え方
先述の通り、依頼内容が軽度・重度によっては問い合わせを行うタイミングを調整しても上手く都合が付くかは不明瞭なところがあることは理解できたでしょう。
こうなってくると、依頼内容に応じて余裕を持って考えておくことが必要となってきそうです。
軽度な回収品の場合
まず、軽度な回収品の場合には業者の利益は出ずらく、同様の依頼も非常に多いことが予想されます。すると、業者側では効率よく回収が行える計画を立てることが一般的です。
イメージとしては、近い場所から順々に次の回収場所に訪問する流れです。こうすることで、上手く行けば1時間に3~4件の回収を行うことができる可能性があります。
しかし、この順番が一番初めとなるか、中盤となるか最後になるかは分かりません。当然ながら、問い合わせが遅ければ最後になってしまう可能性も高いため、問い合せ自体は早いに越したことはありません。
回収対応自体は労力がほとんど掛からない分、業者側の都合に左右されてしまう場合が多くなるかもしれません。
重度な回収品の場合
重度な回収品の場合、軽度な回収品に比べても労力は大きいです。その為、業者側の得られる収益も大きく比較的優先して対応される場合がほとんどです。
ただし、回収の対応に要する時間も必要となるため、1日の終わりのタイミングに問い合わせたとしても、即日回収は実現できない場合が多いです。やはり、時間的な余裕は持てた方が良いでしょう。
しかし、労力も費用も大きな依頼となる場合には業者に取ってもメリットが大きいため、時間の都合をつけて営業時間ギリギリ(もしくは終了後も)まで対応を行ってくれる場合があるでしょう。
業者側も依頼を受けたいという側面があるため、意外にもスムーズに話が進む場合が多いかもしれません。
業者の設定価格を考慮する
先述のような依頼内容に応じて変化してくると考えられる業者側の対応については、ある程度こちら側でコントロールできる場合も多いです。
その一つに『料金・プランの設定金額』があります。当然、依頼内容の単価が安いか高いかによっては、業者側の考え方も変化してくるでしょう。
そのため、依頼をするタイミングによってはあえて業者を選んで考えて依頼をしてみるということも有効でしょう。
安いプランの業者の場合
問い合わせた結果、費用が安い代わりに業者側の都合に合わせなければならず、翌日での対応となる場合もあるかもしれません。利用者側的にはお金が掛かっても早く不用品を回収して欲しいと思う場面もあるかもしれません。
しかし、そのような事情があったとしても業者側的にはケアしきれない部分も出てきてしまうため、諦めなければならない状況も出てきます。そうならないためにも、可能な限り早く問い合わせておくことが重要となりそうです。
安いプランを提供する業者の場合には、問い合わせや依頼も多く都合が付きにくい傾向があります。
高いプランの業者の場合
高いプランの業者の場合には、安いプランの業者に比べて問い合わせや依頼数は多くはありません。ある意味それが最大の活用ポイントと考えてしまうと良いかもしれません。
大・中・小のどちらの規模のプランを依頼したとしても、そもそもの価格が高めの業者であれば、どんな依頼であっても比較的優先度は高く対応してもらえるとかんがえられるためです。
そのため、安いプランの業者に問い合わせて上手く希望が実現しなかった場合には、高いプランの業者へ依頼した方が大きく状況は変化するでしょう。
不用品回収業者を利用する場合には多かれ少なかれ「お金が掛かっても処分したい」という考えがある通り、費用が高くなればなるほど希望した結果を得られやすい特徴があるでしょう。
その他の要素を考慮する
他にも効率よく処分が進められる場合はあるでしょう。どちらの業者にも当てはまることではありませんが、少しでも頭に入れておくと良いことはたくさんあります。
パッと見では判断ができないものもありますが、意識しておくと少しは違うかもしれません。
業者の規模を意識する
一概に比較はできませんが、運用・活動規模が大きな業者に依頼をすると都合も合いやすいです。予定や予約が埋まってしまっているということも少ないかもしれないため、希望通りに依頼が進む場合が多いです。
また、業者の規模が大きい方が価格が安く利用できる場合も多いためオススメです。
近場の小規模な業者に依頼する
近場のこじんまりとした業者の場合、比較的レスポンス良く対応してくれる場合が多いです。所在地が30分圏内エリアにあれば、サッと訪問してくれて遅い時間であってもその日の内に回収をしてくれる場合もあるでしょう。
逆に、所在地がいくら近くても大規模な業者の場合には希望に添えない場合もあるため注意しましょう。
不用品がどんなものか精査する
処分したい不用品が完全に使用できないゴミ・ガラクタである場合には諦めなければなりませんが、まだ使える物やリサイクルできる物である場合には、リサイクルショップなどの買取を利用すると良いでしょう。
この場合、出張の買取対応などの出費が発生する可能性はありますが、それでも買取が成立する物であれば費用をグッと抑えることが可能でしょう。そうなれば、あえて不用品回収業者を利用する必要はありません。
結論として
不用品の回収を依頼する場合には、自力で自治体の粗大ゴミ収集で処分を進めるよりも、そもそも費用感は高くなっています。この出費の変化自体は、手間や労力をお金で解決する目的・意味合いが強く含まれているものであるため、「できるだけ安く解決をしよう」という考え自体を持たないように意識しましょう。
逆に、「お金を掛けて処分を円滑に進める」というポジティブな考えを持って処分を進めることが問題の解決により繋がる可能性が高いため、本来の目的を見失わずに予定通りに実現できるように考えて行くことが重要です。
もちろん、出費が低ければ低いほど良いものではありますが、考えていた形にならず本末転倒となっては意味がありません。
まとめ
今回は不用品回収業者に依頼をする場合の考え方について解説をしましたが、いかがでしたでしょうか?
本来は手間と時間を掛けて自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する物であったと考えれば、不用品回収業者を利用するにしても、若干の手間については許容ができるでしょう。
費用の安いプランを提供する業者を利用して、出来るだけ理想に近いかたちの処分を進めるも良し、より出費が多くなってしまったとしても、処分できることを優先して考えても良し、様々な考え方を持つことができます。
ある程度柔軟に広く構えるのであれば、費用の安いプランを提供する業者の中サイズプラン程度の価格は覚悟するか、始めから費用がやや高いプランを提供する業者を利用するなどして、業者にとってもメリットが生じやすい依頼になることを意識することが、より効率よく処分を進めるためには重要な要素となるでしょう。
お電話相談・お見積り・運搬車両費用・
スタッフ増員料金は一切不要!
電話1本で即日対応まずはお気軽にお問い合わせください!
不用品回収の業者についての情報は『不用品回収業者の料金を比較!【最新情報】』のページをご覧ください。