世田谷区で物置を処分する方法

世田谷区で物置を処分したい場合、ゴミの分別ではどのような条件となっていて、何を注意しながら処分を進めなければならないかなど、処分・廃棄(撤去)についての詳細をご案内いたします。

『物置』品目の分類について

物置製品に関しては、世田谷区の分別一覧で品目として分類(記載)されていません。

一般的には、物置自体は非常に大きな物・資材等となり、家具等のような粗大ゴミとして扱うことはできず、購入店等の専門業者などに依頼して処分・廃棄(撤去)を進める必要があります。

しかし、鉄板等といった比較的小さな製品については粗大ゴミ品目に該当してきます。その為、小型の物置であれば解体してしまえば粗大ゴミで回収してもらえます。

具体的な詳細に付いては次項で説明いたします。

物置は粗大ゴミとして処分が可能

物置製品の多くはそれなりに大きな物となることが考えられます。主に1畳分ほどの製品が主流と考えられますが、どちらのサイズであっても全体的に重量があり簡単には移動できないことが考えられます。

基本的には、自治体の収集作業員が数人で持ち運び・移動させることができる範囲の条件でなければ、粗大ゴミとして扱うことはできません。

また、当然ながら解体して運び出せる状態となっていなければゴミとしても出せないため、そのままの状態の場合は粗大ゴミの規定外の品目となってしまいます。

物置の処分についての詳細は？

世田谷区のホームページを見ても、分別一覧や処理手数料一覧に物置の品目は存在しません。

しかし、直接電話で問い合わせを行ったり、世田谷区ごみ案内チャット(チャットボット)を利用することで詳細を確認することができます。

粗大ゴミで処分する場合の処理手数料・料金については上記となります。また、粗大ゴミを清掃施設に直接搬入して処分を進める場合には、半額程度となります。

物置の処分方法

前述の通り、物置は大きさ・サイズに応じて収集を依頼することが出来るかどうかが異なります。

自治体での収集を利用できなかった場合、以下の3つの対応が必要となると考えられます。

購入店やメーカーに相談する

物置製品に関しては、解体ができなければ自治体の粗大ゴミ収集などが利用できない物となるため、販売店やメーカー側で解体・回収の対応サービスを設けている場合が多いです。その為、販売店等に処分についての問い合わせを行うことが一般的です。

ほとんどの場合は、相談を行うことで解決することが出来ますが、製品の特殊性ゆえに処分費用(対応費用)も高くつく傾向があります。また、手間や時間も非常に掛かるでしょう。

新たな物置への買い替えを検討されている場合には、解体・撤去処分を同時にお願いすることも可能でしょう。

買取業者を利用する

物置製品によっては、やや価値のある製品(ブランド)も存在しています。その為、解体処分などを行うよりも買取をしてもらった方がメリットが高い可能性があります。

問い合わせて査定をしてもらう結果次第な部分もありますが、比較的高価な物置であれば、売却をした方が有意義でしょう。

しかし、物置の搬出や運搬は簡単な作業ではないため、作業対応だけでもある程度費用が掛かると見込んだ方が無難です。また、対応費の多くは運搬面の労力コストが掛ると考えられます。

その為、結果的に解体・撤去等の作業対応費が買取額と相殺されて±0円という場合もあるかもしれませんが、費用を抑えて処分を進めるという意味では良い方法といえるでしょう。

※イナバ物置やヨド物置などのメーカーの製品は、頑丈な造りをしており価値も高い傾向があります。

一般廃棄物処理が可能な業者に依頼する

販売店やメーカー側への問い合わせなど、ここまでに確認が可能な対応でも問題が解決しない場合には、自治体より案内がある一般廃棄物処理業者へ依頼を行いましょう。

ほとんどの場合、こちらでの対応で解決が可能です。しかし、粗大ゴミ収集予約と同様に手続きが必要となるため、処分が完了するまでにはやや時間を要する可能性があります。さらに、処分品の大きさにより費用も高くなる場合が考えられます。

また、物置製品の場合には搬出・運搬のために解体等が必要となることが考えられるため、合わせて解体等の作業を終わらせておく必要も出てくると考えられます。その為、事前に自力で解体を進めておくか、別の業者に依頼して解体を済ませておく必要があるでしょう。

不用品回収業者に依頼する

一般廃棄物処理業者と大きな違いはあまりありませんが、不用品回収業者は収集までの対応が早く料金が高いことが大きな特徴です。また、細かな条件等もほぼありません。

大きな不用品を出来るだけ早く処分したいと考えている場合には最も適した処分方法かもしれません。搬出・解体・廃棄(撤去)などのサポートも込みの対応となるため、特に事前の準備等は必要ありません。

その他、同時に処分したい粗大ゴミ等があれば一度に回収してもらうことができ便利です。

また、不用品回収業者は不用なゴミを回収することが主な目的となりますが、処分品の量などに比例して費用が決まってくるのみとなり、回収品に合わせて費用が変動しにくい特徴もあります。

品目の大きさ別にみる処分の詳細

目的に応じて推奨される処分方法

「費用をできるだけ抑えたい」「早く処分したい」など、目的に合わせて処分方法を選ぶと良いかもしれません。

費用を抑えたい場合

急いで処分をしたい場合

まとめ

今回は世田谷区で物置を処分する場合の詳細について解説を致しましたが、いかがでしたでしょうか。特に、そのままの状態では自治体で対応してもらえない品目となることから、まずは解体作業をどうするか考えなければならない点は厄介です。

物置に関しては、基本的に自力では解体が難しい場合もあるため、いずれかの業者に依頼して処分・撤去を進められた方が無難です。最終的に鉄板等を搬出するなど手間や労力も掛かるため、依頼先を探すだけで解決ができた方が良いでしょう。

最終的に処分や廃棄(撤去)にどのくらいの費用が掛るかが悩みどころになってきそうですが、その点さえ悩まなければ、比較的スムーズに処分を進められるでしょう。

あらかじめ確認できる様々な情報を元に予測を立てて、不用品回収業者などに連絡を行い早めに処分を進めてしまった方が効率も良いかもしれません。