粗大ゴミは無料で処分ができる?
粗大ゴミを捨てる・処分する場合、「あまりお金を掛けたくない」「無料で捨てられないかな」と考える人は多いでしょう。当サイトに設けられている処分方法の紹介記事でも、実際にそのような需要が多く見受けられます。
粗大ゴミには多種多様な品目が該当してきますが、一部の品目については少し工夫をすることで一般ゴミとして無料で捨てられる場合もあります。実際に各自治体の分別情報にも案内が掲載されている品目もあるでしょう。
そこで今回は、粗大ゴミを無料で捨てる・処分する方法についてご案内いたします。
粗大ゴミの規定・条件を確認しよう
粗大ゴミについては、各自治体によっても様々な条件・規定が設けられています。よく目にする基準としては『1辺(最長辺)の長さが30cmを超えるもの』と条件・規定が多いかもしれません。
これらは粗大ゴミかどうか判断が付きにくい物があった場合に基準とする大きさとなります。自治体からの処分案内や分別一覧には全ての品目が記載されていない場合もあるためです。
しかし、大きさに関わらず品目ごとに処分方法が定められている場合もあります。
大きさにより分別方法が異なる場合がある
処分品の状態・サイズに応じて分別方法が変化してくる品目が存在しています。基本的に、多くの場合は処分品のそのものの大きさを計って分別を進めて行くかたちとなります。
通常は、「最長辺が30cm未満の場合は一般ゴミ」「最長辺が30cm以上の場合は一般ゴミ」など、品目が同じであっても大きさにより扱いが変わってくるでしょう。
品目によっては、大きさ段階に応じてに扱いが変化することで処理手数料が変化する場合も多いです。
他の処分方法があるか調べてみる
粗大ゴミなどを「捨てる」ことに固執せずに、いずれかの方法で「手放す」という考えを模索することも重要です。
「付加価値があるかどうか」「需要があるかどうか」など、捨てるには勿体ないというものである場合には、様々な処分方法が選択できるでしょう。
手間が掛かる場合もあるかもしれませんが、処分方法によっては出費を抑えることが可能です。
無料回収について考える
不用品の処分に関するサイト等では『無料で処分』『無料回収』という言葉が多用されている場面が多いです。しかし、一般的には粗大ゴミ等を条件なく無料で回収してもらえる手段・方法はほぼありません。
これらが何故、実際に無料回収してもらえる方法があるかのように謳われているかというと、新たな商品の購入と引き取りが抱き合わせで提供されているサービスが存在していることによる影響があると考えられます。
これらについては『無料での回収が可能』という印象が付いているに過ぎず、事前に商品の値段が調整されており、既に購入時の価格に処分費用が転嫁されている場合が多いと考えられます。
また、過去に商品を購入店した店舗が気を利かせて無料で引き取り回収を行ってくれる場合もあるかもしれませんが、お店側も最終的に費用を掛けて処分することが必要となるため、そもそもお金を掛けずに処分を進めることは現実的ではありません。
その他、廃品回収を行う業者を利用できる場合もあるでしょう。利用ができれば費用を掛けずに処分を行うことが出来ますが、それらは無許可の悪徳業者である場合が多く、十分に注意する必要があります。
粗大ゴミを無料で処分する方法
こちらでは、工夫をすることで粗大ゴミを無料で処分できる方法について紹介いたします。
① 一般ゴミとして捨てられるサイズに解体する
② 買い替え時に古い製品を引き取ってもらう
③ 売却をしたり欲しい人に譲る
上記を参考に、お住いの地域や環境などと照らし合わせてみて、条件に合う場合には活用してみてください。
① 一般ゴミとして捨てられるサイズに解体する
まず、粗大ゴミが比較的小さなサイズであり、分解・解体、切断等ができるようであれば、一般収集ゴミで捨てることができる状態にすることが可能です。
そのため、木製・プラスチック・金属・布製品などの粗大ゴミがあれば、専用の工具などを使用して粗大ゴミの規定に該当しない小さなサイズまで切断してみましょう。そうすることで、一般ゴミとして処分することができます。
多くの自治体では解体・分解等をしても粗大ゴミとして処分をする必要があると案内されている場合があります。しかし、しっかりとした分別処理が出来ている状態であれば特に大きな問題はないと考えられます。
筒状の棒であれば、粗大に関わらず小さくなるだけですし、布製品ならば小さく加工して雑巾のようになるだけです。このように扱いが難しくない粗大ゴミの場合は一工夫すれば良いだけです。
② 買い替え時に古い製品を引き取ってもらう
家具や電化製品などの場合、新たな製品の購入に合わせて引き取り処分サービスが提供されている場合があります。
持ち運び可能な小さいものの場合は、新たな製品の購入時に古い製品を店舗に持ち込むだけで回収してもらえます。大きな製品の場合には、購入品が自宅へ搬入される際に合わせて回収を行ってもらえます。
引き取りサービスを利用する際の費用については、商品を購入するお店によっても金額が異なります。別途、処分費用が掛る場合もあれば、無料で回収してくれる場合もあるでしょう。
引き取り・回収をしてもらうことができれば、購入時に即座に処分ができるためメリットも大きいでしょう。
③ 売却をしたり欲しい人に譲る
まだ使い続けることが可能な粗大ゴミを処分したい場合には、リサイクルショップに買取してもらったり、フリマアプリやネットオークションサイトを利用して売却すると良いでしょう。
「売却をするために店舗へ持ち込む」「出張買取を依頼する」「落札品を郵送したり」と多少の手間は掛かってしまいますが、最終的には利益を得ることができ、処分に費用が掛ることもありません。
時間や手間が掛かっても問題がないようであれば、お金も得られて無料で処分もできる良い方法といえるでしょう。
また大きなトラブル等が生じなければ、欲しい人を探して譲ってしまうという方法も有意義です。
買取の対応に合わせて引き取ってもらう
一般的に『無料で回収をしてもらえる』というかたちになるパターンの一つに、買取を伴う対応の流れで無料回収が実現可能な場合があります。
買取値が付かない場合
買取を実施している品目で査定を行ってもらった際に、残念ながら値が付かない物も出てきます。このような場合、買い取り後に売却ができるだけの価値が無いということになるでしょう。
しかし、冷静に考えると分かりますが、いくら値が付かなかったとしても需要のある品目の場合には、500~1,000円程度の価値が低い状態だったとしても売れやすい状況はあるでしょう。
つまり、値段が付くほどの価値が無い状態の物であっても値段を付ければ十分に売れる物も存在しているのです。
無料で回収してもらえる場合もある
一般的に販売できるものについては十分に価値を見出せるものとなりますが、「問題なく使用できるものの型落品である」「動くけど壊れたら終わり」「使用するだけであれば支障がない」という、リサイクルショップや中古品取り扱い店では扱いが難しいものが存在しています。
「買取価値のない動く古い洗濯機・冷蔵庫」「問題なく動く5年以上前のパソコン」「使うだけであれば問題のない家具」など、中古品として世には出ないものの使えるものは多いでしょう。
先述の通り、仮に500円で売れる物が10点あれば5,000円になります。20点であれば1万円です。このような背景もあるため、廃棄になるだけではもったいない物を積極的に無料回収を行ってくれる業者も存在しているでしょう。
まとめ
今回は粗大ゴミを無料で処分する方法についてご案内を致しましたが、いかがでしたでしょうか?
基本体に、粗大ゴミはそのまま処分を進める必要がありますが、処分品の大きさに応じて分別方法が変化する場合などでは、解体・裁断などの方法で小さくすることが出来れば一般ゴミで排出することも可能です。
しかし、無理に分解を行って小さくするような対応の場合には、各自治体の案内の通りサイズが小さくなっても粗大ゴミとして処分を進める必要があります。
また、一般的に粗大ゴミ等を処分する場合には必ず費用が掛かります。怪しい誘いには乗らず正規の処分方法を選択することも重要です。その他、費用が抑えられる処分方法を検討するなどの工夫も大切となるでしょう。
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