
地域の特徴や詳細について【小田原市】
神奈川県小田原市は、神奈川県内の中でも中規模の地域となり、約18.6万人の人々が暮らす地域となっています。
当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、小田原市は人口に比例してそれなりに多い地域と考えられます。
そんな小田原市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。
数値から見る小田原市の情報
単に人口がそれなりに多い印象の強い小田原市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。
今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。
人口や世帯数
小田原市(約18.6万人)は、神奈川県内に存在する33地域の自治体の中でも10番目に人口の多い都市です。
人口の割合は「県内全域の2.02%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、鎌倉市の約17.1万人となり、小田原市よりも8.1%ほど少ない状況となっています。
そのため、神奈川県内から排出されるゴミの50個の内の1つ程度は小田原市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると小田原市の占める割合はそれなりに大きいことが伺えます。
人口密度
小田原市の人口密度は1km²あたり0.16万人となっています。
神奈川県内でも10番目に人口の多い小田原市は人口密度もそこそこ高いだろうと想像しがちですが、神奈川県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.31万人となることから、人口密度はやや低い部類です。また、人口密度順で見ると県内では21番目となっています。
これらのことから、人口はそこそこ多いものの土地的には余裕がある地域と判断することができるでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすい傾向があると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは多くなってくるかもしれません。
世帯数
小田原市の世帯数は約8.46万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.20人となっています。神奈川県内では、秦野市の2.21人に次いで22番目に多い値となっています。
小田原市については人口が多くなる印象が強いですが、世帯割合が45%と標準的な傾向があり、ゴミの排出機会はそこそこ多い部類となるでしょう。
ちなみに、川崎市は世帯数の割合については50%となっています。そのため、人口に対しての世帯数の割合が多くなるため、こちらについてもゴミの排出される機会は多くなると考えられます。
近隣の自治体との差
小田原市に近い地域では、同じ県内に秦野市があります。こちらは小田原市と面積もそこまで違いのない環境です。
小田原市の人口と比べると、「秦野市は約16.1万人で約86.5%」となるためやや少ないです。また、地域の人口密度を小田原市と比べると、「秦野市は約94.8%」とこちらも少ない状況です。
大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。
そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、小田原市と人口密度の差も変わらない秦野市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も多く、ゴミ収集の対応負荷はやや低い状況と考えられるでしょう。
世帯数比で考えると、小田原市(約8.46万世帯)、秦野市(約7.29万世帯)となり、おおよそ1.16倍です。そして、人口密度を小田原市比で換算すると秦野市は1.05倍となります。その為、世帯数比(1.16) × 人口密度比(1.05) = 1.22 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、小田原市のゴミ排出規模は秦野市と比べて1.2倍程の違いがあると考えられます。
ゴミ処理の規模感
神奈川県内で比較的人口密度が標準的な小田原市については、伊勢原市の0.89倍の過密さとなっています。人口こそ多くなりますが、1k㎡あたりで見ると伊勢原市に比べるとややゴミが少なくなると考えられるでしょう。
また、伊勢原市と比べると人口は1.83倍、面積は2.04倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、伊勢原市に比べて小田原市のゴミ処理能力が1.5~2倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。
規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。
世帯数比で考えると、小田原市(約8.46万世帯)、伊勢原市(約4.71万世帯)となり、おおよそ1.79倍です。そして、人口密度を小田原市比で換算すると0.89倍となります。その為、世帯数比(1.79) × 人口密度比(0.89) = 1.61 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、小田原市のゴミ排出規模は伊勢原市と比べて1.5倍ほどの違いがあることが分かります。
神奈川県内での位置付け
各項目【小田原市】 | 詳細情報 | 平均値 | MAX / MIN |
面積 | 113.8㎢ (5位) | 73.2㎢ | 437㎢ / 6.6㎢ |
人口 | 18.6万人 (10位) | 27.9万人 | 376万人 / 0.3万人 |
世帯数 | 8.46万世帯 (10位) | 13.1万世帯 | 179万世帯 / 0.1万世帯 |
世帯人数 | 2.20人 (22位) | 2.25人 | 2.60人 / 1.70人 |
人口密度(1㎢) | 0.16万人 (21位) | 0.31万人 | 1.08万人 / 0.004万人 |
小田原市に関しては、多くの項目で上位・中位に位置する状況となり、人口がある程度多い地域となっています。また、1㎢あたりの人口密度をみると非常に余裕がある環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性はある地域と考えられますが、小規模地域であるが故にゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。
人口数に対して世帯数の割合はやや低くなり、人口密度も低く世帯人数も標準的以下な状況から考えると、ファミリー層が中心にはなるものの、地域全体の単身者世帯も多いことが伺えます。
※上記は神奈川県全域の地域を対象とした比較データとなっています。
小田原市は過密な地域なの?
1㎢あたりの人口密度が0.16万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり0.05人、100㎡あたり0.16人となる状況です。
平均値となる横須賀市では、500㎡あたり1.85人、100㎡あたり0.37人となることから、一般的・標準的な地域と比べても密度が低いことになります。
小田原市については、首都圏・県内主要都市から離れた位置となる事情もあり人口はそこまで多くない地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と比べても標準的な状況です。
まとめ
小田原市のように人口が比較的多く面積が広い部類となる自治体は、それだけ排出されるゴミが多くなることが予想されますが、そもそものゴミ処理環境が満足に整備されている必要があります。
神奈川県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。
どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。
また、神奈川県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。
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小田原市エリアの情報については『小田原市|不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。