
地域の特徴や詳細について【川崎市】
神奈川県川崎市は、神奈川県内の中でも比較的標準的な規模の地域となり、約154万人の人々が暮らす地域となっています。
当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、川崎市は人口に比例して非常に多い地域と考えられます。
そんな川崎市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。
数値から見る川崎市の情報
単に人口がそこまで多くはない印象の強い川崎市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。
今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。
人口や世帯数
川崎市(約154万人)は、神奈川県内に存在する33地域の自治体の中でも2番目に人口の多い都市です。
人口の割合は「県内全域の16.7%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、相模原市の約72.4万人となり、川崎市よりも53%ほど少ない状況となっています。
そのため、神奈川県内から排出されるゴミの5個の内の1つは川崎市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると川崎市の占める割合は小さいことが伺えます。
人口密度
川崎市の人口密度は1km²あたり1.08万人となっています。
神奈川県内でも2番目に人口の多い川崎市は人口密度もそれなりに高いだろうと想像しがちですが、神奈川県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.31万人となることから、人口密度は非常に高いです。また、人口密度順で見ると県内では1番目となっています。
これらのことから、人口は比較的多くなり土地的にもそこまで余裕がない地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されづらい傾向もあると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは少なくなってくるかもしれません。
世帯数
川崎市の世帯数は約77.3万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.0人となっています。神奈川県内では、湯河原町の2.08人に次いで32番目に多い値となっています。
人口がそれなりに多いだけという印象が強いですが、世帯数の割合は50%と比較的高い状況となっています、そのため世帯単位から出るゴミの量としてはある程度多い部類になると考えられます。
ちなみに、横浜市は世帯数の割合が若干低く48%となっています。人口に対しての世帯数の割合こそ少なくなるものの、世帯数を考えるとゴミの排出される機会は多くなると考えられます。
このように自治体や地域によっても違いはありますが、川崎市については世帯割合が高い状況があり、ゴミの排出機会は多い部類となるでしょう。
近隣の自治体との差
川崎市に近い地域では、同じ県内に横浜市があります。こちらは川崎市と比べると3倍ほどの面積の差がある環境です。
川崎市の人口と比べると、「横浜市は約376万人で約243%」となるため倍以上となっています。また、地域の人口密度を川崎市と比べると、「横浜市は約79%」とこちらはやや少ない状況です。
大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。
そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、川崎市と人口密度の差も大きい横浜市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も多く、ゴミ収集の対応負荷も高い状況と考えられるでしょう。
世帯数比で考えると、川崎市(約77.3万世帯)、横浜市(約179万世帯)となり、おおよそ2.32倍です。そして、人口密度を川崎市比で換算すると横浜市は0.79倍となります。その為、世帯数比(2.43) × 人口密度比(0.79) = 1.85 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、川崎市のゴミ排出規模は横浜市と2倍程度の違いがあることが分かります。
ゴミ処理の規模感
神奈川県内で比較的人口密度が高い川崎市については、藤沢市の1.69倍の過密さとなっています。人口こそ多くなりますが、1k㎡あたりで見ると藤沢市に比べるとややゴミが多くなると考えられるでしょう。
また、藤沢市と比べると人口は3.48倍、面積は2.05倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、藤沢市に比べて川崎市のゴミ処理能力が4~5倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。
規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。
世帯数比で考えると、川崎市(約77.3万世帯)、藤沢市(約20.2万世帯)となり、おおよそ3.82倍です。そして、人口密度を川崎市比で換算すると1.69倍となります。その為、世帯数比(3.82) × 人口密度比(1.69) = 6.48 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、川崎市のゴミ排出規模は藤沢市と比べて5倍以上の違いがあることが分かります。
神奈川県内での位置付け
各項目【川崎市】 | 詳細情報 | 平均値 | MAX / MIN |
面積 | 143㎢ (4位) | 73.2㎢ | 437㎢ / 6.6㎢ |
人口 | 154万人 (2位) | 27.9万人 | 376万人 / 0.3万人 |
世帯数 | 77.3万世帯 (2位) | 13.1万世帯 | 179万世帯 / 0.1万世帯 |
世帯人数 | 2.00人 (32位) | 2.25人 | 2.60人 / 1.70人 |
人口密度(1㎢) | 1.08万人 (1位) | 0.31万人 | 1.08万人 / 0.04万人 |
川崎市に関しては、多くの項目で上位・下位に位置する状況となり、人口がやや多い地域となっています。しかし、1㎢あたりの人口密度をみると非常に余裕がない環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は低い地域と考えられますが、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。
川崎市は人口に対しての世帯人数が少ないため、ファミリー層よりも単身者世帯が多い傾向があるでしょう。おのずと世帯数が多くなることに繋がる為、ゴミの排出機会も多くなってくると考えられます。
※上記は神奈川県全域の地域を対象とした比較データとなっています。
川崎市は過密な地域なの?
1㎢あたりの人口密度が1.08万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり5.4人、100㎡あたり1.08人となる状況です。
平均値となる横須賀市では、500㎡あたり1.85人、100㎡あたり0.37人となることから、一般的・標準的な地域と比べても概ね3倍程度の密度があることになります。
まとめ
川崎市のように人口が多く面積が狭い規模の部類となる自治体は、それだけ局地的に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。
神奈川県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。
どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。
また、神奈川県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。
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川崎市エリアの情報については『川崎市|不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。