ゴミ分別・分別がめんどくさい場合の考え方と対処方法
日々の生活の中で生じるゴミは最終的に分別を行って処分を進めなければなりません。すると、「わざわざ別けて捨てなければならなくて手間」「分別せずに捨てられないの?」と考えてしまいたくなるでしょう。
そのため、「面倒だ・めんどくさい」とどうしても感じがちなことも事実です。特に昨今では、世の中的にも分別ルールが非常に厳しくなってきており、分別を行わなければならないことは一般的になってきています。
そこで今回は、『どうして面倒に感じるのか?』『最も最適な処分の仕方』について解説をしていきます。
基本的なゴミの扱い
まず、日々の生活の中で出るゴミの多くは「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の2種類となってきます。更に、そこに「粗大ゴミ」「その他ゴミ」などの一時的なゴミが合わさってきます。
これらは、ごく一般的な最低限の分類となりますが、一時的な部類のゴミさえ生じなければ、基本的には可燃ゴミと不燃ゴミだけを捨てて行ければ良いものとなるため、そこまで手間も掛からない物でしょう。
日常の生活ゴミはどのくらい出る?
一般的にどちらの自治体であっても可燃ゴミは週に2回は収集するスケジュールが組まれています。また、不燃ゴミについては週に1度となっているでしょう。
これらからも分かる通り、可燃ゴミについては比較的高い頻度で排出されることが予想されており、捨てられる頻度も高いです。概ね3~4日に1度の頻度で捨てるペース感となっています。
ゴミ種類別 | 収集スケジュール | 備考(収集イメージ) |
燃えるゴミ | 3~4日に1度 | 週に2度 |
燃えないゴミ | 1週間に1度 | 週に1度 |
資源ゴミ | 1~2週間に1度 | ※最大3週間に1度 |
粗大ゴミ | ※都度 | ※1週間~10日以内 |
つまり、一般家庭から排出されるゴミについては、3.5日ペースで自治体指定の20ℓ袋1つ分を捨てる計算になってきます。1日あたりに換算すると、5.5ℓ分程度の可燃ゴミとなるでしょう。不燃ゴミについてもゴミ量のペース感は同様です。
このように、ゴミを捨てることは必須の対応となり、ゴミを溜めて捨てないままでいることには限界があることが事実です。
※しかし、これらは4人家族などの一般家庭1世帯程度を想定したものと考えられるため、1人暮らしの単身者の場合には、2~4倍程度のペース感で考えても良いかもしれません。もちろん小まめにゴミを捨てることも大事です。
収集予定場所は自治体により異なる
『ゴミ集積所・ゴミ収集場所』はお住いの自治体によってもルールが異なります。地区ごとの特定の場所に多くのご家庭のゴミを集めて一度に収集が行われる場合もあれば、戸別に収集が行われる場合もあります。
ご想像のとおり、戸別以外の収集の場合にはゴミ収集場所にゴミを捨てに行かなければならないため、非常に手間が掛かります。家からさほど遠くない場所に指定されているものと考えられますが、それでもその都度ある程度の距離を歩いてゴミ出しをしなければならない状況は非常に面倒です。
また、地区ごとにゴミの出し方などの細かいルールがあるなど場合によってはご近所トラブルに発展してしまうなど、ゴミ一つを出すにしても気を遣うという場合もあるでしょう。
面倒なポイントは不燃系ゴミ
可燃ゴミや粗大ゴミについては、分かりやすく纏めて品目ごとに当てはめて処分を進められれば良いため、そこまで処分が難しいことではありません。逆に手間が掛かってくるのが不燃系ゴミの扱いです。
単に不燃系ゴミと分類しても「プラゴミ」「ビニールゴミ」「金属ゴミ」「陶器・ガラスゴミ」「資源ゴミ」「小型家電」など分別は多岐に渡ります。そのため、自治体ごとに分別・分類が異なってくる部分が、この『不燃系ゴミ』と呼ばれるものとなってくるでしょう。
ゴミ種類別 | 詳細 | 備考 |
プラゴミ ビニールゴミ | プラスチックゴミ ビニールゴミ | 自治体によっては可燃ゴミ |
金属ゴミ | 細かな金属ゴミ | 自治体によっては不燃ゴミ |
陶器ゴミ | 陶器製の食器等 | 自治体によっては不燃ゴミ |
ガラス・危険ゴミ | ガラス製品 | 品目によっては金属ゴミ |
※資源ゴミ | 一部のプラゴミ 食品系ガラス容器 古紙・古布類 | 自治体ごとに扱いが異なる |
上記を見ても分かる通り、不燃系ゴミ類として扱われる可能性のある品目は最低でも4種類程度に別れてきます。申もう少し簡略化されたとしても、2種類に別れてくるでしょう。また、同じような収集スケジュールで扱われるものとして資源ゴミも合わさってきます。
昨今ではこれらの分別が、昔よりも厳しく別けて扱われているため、単純に「不燃系ゴミの収集日」とまとめて考えることもできなくなってきています。
別けるだけで良いなら意外に楽
先述の分別について、非常に楽なパターンが1つあります。それは、同日に全ての回収を行ってくれる場合です。その場合には、袋などに小分けにして「資源ゴミ」「金属・陶器ゴミ」「ガラスゴミ」などと別けて同時に排出できれば難しくないためです。
しかし、これらが全て水・木・金曜日などに別けて収集予定が組まれている場合には、『単純にゴミを捨てる機会が増えてしまう』ということになってしまい、ゴミ処分としての手間が生じてしまうことになります。
多くの自治体では、「金属・陶器ゴミ」「ガラスゴミ」は同日回収のスケジュールが組まれている場合が多いため、そこまで難しく考えることなく処分を進められる場合が多いです。
隔週の収集予定には注意
また、分かりづらくなる要因の一つに、交互に隔週収集となるパターンも厄介でしょう。「資源ゴミ」「陶器・金属ゴミ」「資源ゴミ」「ガラス・危険ゴミ」などが、1週間ごとの入れ違いで捨てられる物が変わる場合も考えられます。
このようになってくると、2週間に1度捨てられる物や、月に1度捨てられる物などに別れてきてしまうため、ゴミの処分を計画的に進めて行かなければならなくなってきます。
月2回の予定には要注意
資源ゴミや金属・陶器・ガラスゴミの収集は多くの自治体で月2回という収集スケジュールが組まれています。こちらについては、『2週間に1回』と勘違いされる場合が多いため、注意しましょう。
カレンダーを見ると分かりますが、月によっては収集対象の曜日が5度ある場合があるように、最終週については収集予定が組まれていないことがほとんどです。これは、各自治体からの案内にもある通り、「第1水曜日」「第2木曜日」などのように収集予定が分かり易く組まれていることに影響されている面があると考えられます。
すると次の収集日まで最大で3週間空いてしまう場合も考えられるため、溜まったゴミを上手く捨てられない状況もあり注意が必要です。
面倒なゴミ捨ての対処方法
こちらでは、それぞれのゴミの種類に合わせて効率の良い処分方法を案内していければと思います。特に、まとめて捨てる頻度やスケジュールを調整するということは有効な手段となるでしょう。
可燃ゴミ(プラ・ビニールゴミ)の場合
可燃ゴミに関しては、どちらの地域であっても多くの頻度で捨てることが可能です。また、ゴミの排出に関しても難しくはありません。しかし、都度ゴミ捨てをするとなるとかなり億劫でめんどくさい作業にもなってきてしまうでしょう。
こんな時は、ある程度溜めてからまとめて捨てる方法も良いでしょう。特に、衛生上の問題が無い類のゴミであれば収集袋が一杯になるまで保管しておいてから捨てられると良いかもしれません。
しかし、生ゴミや汚れや臭いが目立つゴミなどの場合は、定期的に捨てられた方が良いため、これらの類のゴミは通常の予定に合わせて捨てられた方が良いでしょう。
手間こそ掛かりますが、衛生上の問題があるゴミとそうでないゴミとの2種類に別けて排出をしていけると良さそうです。また、可能な限り洗って綺麗にして乾かすなどの工夫ができれば、保管上の問題も起きづらいでしょう。
可燃ゴミは捨てる頻度も多く、月間で最大10度は利用する機会があります。その都度、頑張って排出をすることも間違いではありませんが、捨てる機会が多ければ多いほど指定収集袋の使用頻度も多くなり出費もかさむことになるため工夫をしてみることも大切です。
不燃ゴミ・資源ゴミ等の場合
不燃ゴミや資源ゴミといった類の物の場合、捨てられる機会が限られることが重要なポイントとなってきます。可燃ゴミのように、頻繁に捨てる必要がある物ではなく、ある程度まとめて溜めておいた状態で捨てることが想定されているものとなるでしょう。
概ね2週間に1回の頻度でゴミ収集に出すことができますが、ゴミの種類によって排出日が異なる場合があるなど、様々な品目を一度に捨てることができない場合もあるでしょう。
主に「資源ゴミ」「金属・陶器・ガラスゴミ」の2種類に別れてくると考えられますが、どちらもある程度まとまった量が溜まったタイミングに排出ができれば効率も良いでしょう。少量でも都度全てを捨てていくのは面倒であるため、目一杯溜まった品目だけを必ず捨てるという基準を設けて行けば良いかもしれません。
収集予定日ごとに「金属 / 陶器 / ガラス / (資源)」ゴミの中から最も溜まっている物だけを捨てるといった形ちのルールで処分を進められると、意外に労力が掛からず楽に考えていくことができます。
粗大ゴミの場合
粗大ゴミを効率よく処分するポイントは、できるだけ手間を少なくすることに尽きるでしょう。その為、小~中型の粗大ゴミを処分したい場合には、2~3点分をまとめて一度に処分の依頼を行うことが最適です。
しかし、大型の粗大ゴミの場合には自力で搬出を行う必要があるなどどうしてもある程度の手間・労力は掛かってきてしまいます。このような場合には、めんどくさいという気持ちを少しでも早く対処することを優先して対応した方が良いでしょう。
とはいえ「申し込み・確認」∔「自力搬出」を行う必要があり、収集予定日には対応を準備する必要があるなど、そもそも処分を気軽にできない部分にめんどくささを強く感じる面があります。
このような場合には、不用品回収業者に依頼をして処分を行えた方が効率が良いです。粗大ゴミをまとめて3点分以上処分したいという場合であれば、費用面の違いもそこまで大きくならないため、お金が掛かったとしても手間の掛からない処分方法を選択した方が無難です。
特に、粗大ゴミで処分ができる物でも大型家具などの場合には、「搬出・解体ができない」などの現実的な問題も出てくることが考えられます。自力では対応ができない状況となる場合には、迷わず不用品回収業者に依頼をしましょう。
ゴミの種類ごとの分別ポイント
以下は、ゴミの種類度との分別についての要点をまとめた一覧となっています。
ゴミの種類 | 品目 | 対処方法 |
可燃ゴミ | 生ゴミ等 | 収集日ごとに都度捨てる |
通常ゴミ | 溜めてからまとめて捨てる | |
プラ・ビニール | 溜めてからまとめて捨てる | |
資源ゴミ | 食品トレイ | 溜めてからまとめて捨てる |
食品トレイ(汚れ) | 収集日ごとに都度捨てる | |
食品容器 | 溜めてからまとめて捨てる | |
古布・古紙 | 溜めてからまとめて捨てる | |
金属ゴミ | 金属部品等(小) | 溜めてからまとめて捨てる |
金属部品等(中~大) | 収集日ごとに都度捨てる | |
陶器ゴミ | 陶器・お皿等 | 溜めてからまとめて捨てる |
陶器・お皿等(破損品) | 収集日ごとに都度捨てる | |
ガラス・危険ゴミ | 刃物・割れたガラス | 収集日ごとに都度捨てる |
粗大ゴミ | 小型品 | 溜めてからまとめて捨てる |
大型品 | 優先して早めに捨てる |
上記を見ても分かる通り、処分をするゴミの状態によっては選択できる対処方法が異なってきてしまう場合があります。特に、扱いに困るような「生ゴミ」「汚れがあるゴミ」「破損品・危険ゴミ」については、都度捨てられることが理想です。
また、あらかじめ大きさがあり保管の融通が利きづらいような「中型以上となる金属ゴミ・粗大ゴミ」については、出来るだけ早く処分をして手放してしまえた方が頭を悩ます問題が大きくならずに済むでしょう。
ゴミ処分がめんどくさいと感じるポイント
・ゴミの種類によって捨てる日が異なる
・可燃・不燃・粗大ゴミと別れるだけの話ではない
・不燃系ゴミの種類が多い
・不燃系ゴミがそれぞれ別のゴミとして扱われている
・収集予定日の間隔が長い
・ゴミ種類によっては収集予定に3週間以上の間隔がある
・申し込みの手間が掛かる場合がある
・自力での搬出ができずゴミ処分が進められない
・溜めてから一度に捨てようとすると忘れがち
・ゴミ集積所が遠くて億劫
ゴミの処分の際に手間や面倒臭さを感じさせる大きな要因は上記の10つとなるでしょう。
特に一番の要因としては、ゴミの種類によって捨てられる日が異なり、更に細かく分別を行わなければならない場合もある点と言えるでしょう。更には、収集予定頻度も異なってくるため、計画を立ててゴミを捨てなければならない面もあるからです。
また、環境によっても異なりますが排出場所までの物理的な距離なども手間や面倒臭さを感じさせるものとなってきます。朝の早い時間に合わせた排出が必要であったり、冬時期の寒さに耐えてゴミを捨てる必要があればなおさらです。
上手く工夫をすることでゴミの排出頻度を抑えることもできると考えられますが、万一ゴミを捨て忘れたり都合が合わなくなってしまった場合には状況を悪化さえてしまう懸念もあるかもしれません。
まとめ
ゴミ捨ては非常に手間が掛かり面倒な作業です。生活に応じて日々繰り返し行わなければならない事でもあるため、出来るだけ楽な方法で対応をしてきたいと考えることが一般的でしょう。
そのためには、工夫できるところは工夫をしてできる限り手間の掛からない対応になるように調整することも大切ですが、まずはできるだけゴミを捨てる機会を減らすということが重要になってくるでしょう。
また、日常生活の中から生じるゴミが少なければ少ないほどゴミ捨て・ゴミ処分は楽になります。ですので、ゴミの量自体を少なくしていくことができれば最終的な手間も減らしていくことが可能です。
ゴミの処分がめんどくさいと悩まれている方は、まずはゴミの処分を確実に進めていき、できるだけゴミが少なくなるように努力をしていきましょう。その後、必要なもの以外はできるだけ手放す努力をしてみましょう。すると、最終的に日々のゴミ捨て・ゴミ処分は驚くほど規模の小さなものとなって来ると考えられます。
しかし、考え方を変えたり努力しても解決しない場合も存在します。不要な物であってもなかなか処分にこぎつけられないような大型の粗大ゴミなどもあるでしょう。このような場合には、専門の処分対応を行ってもらえる不用品回収業者に依頼を行うなどして、思い切って処分を進めてしまうことをオススメ致します。
お電話相談・お見積り・運搬車両費用・
スタッフ増員料金は一切不要!
電話1本で即日対応まずはお気軽にお問い合わせください!