消火器の処分方法5選！無料で捨てられる方法をご紹介
消火器の捨て方・処分方法について困っていませんか？
消火器は火災被害を最小限に抑えるために一家に一台は設置しておくと安心です。集合住宅や施設などであれば設置が義務付けされているほどです。
そんな消火器ですが、いざ捨てようとしても「どのような捨て方が正しく、最適なのか？」と悩んでいる人は多いかもしれません。
そこで今回は、消火器の正しい捨て方・処分方法について詳しくまとめてみました。捨てる機会が早々訪れない消火器は処分の方法に頭を捻ってしまいがちです。
ぜひ、当記事を見て参考にしてください。
| 【この記事でわかること】 |
| ① 消火器の正しい捨て方 |
| ② 処分するときの注意事項 |
| ③ 消火器について知る |
消火器を処分する時の注意事項
消火器を捨てる前に、まずは確認をしておくべきことがあります。
消火器はリサイクルしなければいけない
消火器はゴミとして捨てることができません。法律により、どのような消火器であってもリサイクルするよう義務付けされています。
自治体のゴミ分別ルールを確認すると、「適正処理困難物」として消火器が登録されているかと思います。これは自治体側では回収や処分ができない品物であるということです。したがって、消火器は自治体のゴミ回収に出すことはできません。
本記事で消火器をリサイクルするための適切な方法を紹介しますので、参考にしてください。
消火器の捨て方・処分方法5選
消火器を処分する方法は、無料のものから有料で処分できるものまで様々です。
ここでは、消火器を処分する際に利用できる5つの方法をご紹介しています。まず、考えられる処分方法について一覧にまとめてみました。
| 処分方法 | 費用 | 詳細 |
| リサイクル特定窓口で回収を依頼する | 無料 | 場合によっては有料となる |
| 指定引取場所に持ち込む | 無料 | 場合によっては有料となる |
| メーカーに引き取ってもらう | 無料 | 場合によっては有料となる |
| ホームセンターで引き取ってもらう | 無料 | 新しい製品を購入した際に利用可能 |
| 不用品回収業者に依頼する | 有料 | 利用可能な業者を選んで依頼 |
上記のように多くの処分方法の中から選ぶことが可能となります。費用を掛けずに処分が可能な方法もありますので、時間や手間を考えてご自身に合う捨て方を選ぶことが大切でしょう。
① リサイクル特定窓口で回収を依頼する
全国に約5,000ヵ所の消火器回収専用『特定窓口』が設けられており、消火器の回収を依頼できます。この窓口は、株式会社消火器リサイクル推進センターのウェブサイトから検索可能です。
回収方法には2つの選択肢があり、出張回収と直接持ち込みどちらかを選択する必要があります。出張回収を希望する場合、窓口に問い合わせて回収を相談してください。ただし、回収作業は有料です。
特定窓口に直接持ち込む方法は、自分が指定場所に消火器を持っていくこととなります。こちらであれば回収費用は掛かりません。ただし、場所によってはリサイクルするまでの保管費用が掛かることもあるようです。
特定窓口を利用して処分を進める場合には、いずれの方法もまずは窓口に問い合わせが必要となります。
② 指定引取場所に持ち込む
消火器専用の指定引取場所が全国に約200ヵ所あるので、そこに持っていきリサイクルを依頼する方法もあります。
ただし、都道府県によっては指定場所がない場合もあるため、隣県の利用を検討したり、特定窓口の出張回収を利用することも検討しなければいけない場合があります。
こちらは2010年以降に製造された消火器であれば無料で引き取り・リサイクルをしてもらえます。2009年以前の消火器の場合はリサイクル費用として600円程度の費用が掛かりますので注意してください。
リサイクルシールが貼られているものはこちらで無料引き取りが可能と判断できます。
③ メーカーに引き取ってもらう
お持ちの消火器を製造したメーカーに問い合わせて処分方法を聞くというのも1つの手です。
メーカーによって対応内容は異なりますが、メーカー側に郵送をして引き取ってもらえる場合もあれば、先述でご紹介した特定窓口や指定引取場所を案内される場合もあります。
こちらはメーカーの意向によるものであるため一概には言えませんが、結果的には自分で特定窓口に相談をするか指定引取場所への持ち込みを検討する方が処分スピードが速いかもしれません。
処分が困難な品物であるがゆえに、製造メーカー側での引き取りという手段が設けられているだけで、基本的には他の方法を利用する方が手間が無いといえるでしょう。
④ ホームセンターで引き取ってもらう
消火器を販売しているホームセンターでは、新しい消火器を購入するのと同時に古い消火器を引き取ってくれることがあります。
コーナンやビバホーム、カインズといった大手ホームセンターでは大抵引き取りサービスを行っているので、消火器の買い替えを検討しているという時は、ぜひホームセンター側に相談をしてみてください。
しかし、ホームセンターで利用できる引き取りサービスの多くは、購入時のレシート等を持ち寄る必要があるなどのややハードルが高めなルールを設けている場合がほとんどです。
また、引き取りは基本的に店舗への持ち込みが必要となるため覚えておきましょう。
⑤ 不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者はご家庭にあるどのような不用品であっても回収してもらえる便利な業者です。
依頼をすると早ければその日の内に回収に来てくれるため、比較的迅速に処分を進めることが可能です。さらに、定額パックサービスが主流となるため、様々なものを同時にまとめて回収してもらえて都合も良いです。
手間と時間を掛けたくない場合には打ってつけでしょう。ただし、費用はそれなりに掛かります。処分を代行するような立場のサービスとなるため、費用の高さは手間賃と考えて利用することが望ましいでしょう。
1点のみの処分の依頼では割高になることがほとんどであるため、様々な不用品を同時に処分したい場合には最適な処分方法といえるでしょう。
消火器の処分に関するトラブルシューティング
消火器の処分の際にはトラブルや問題点もつきものです。
どう対処すれば良いのか分からないのに周りに聞ける人がいなかったり、あれこれやっても思ったように処理できなかったりするとイライラしてしまうこともあるでしょう。
処分に関するいくつかのトラブルシューティングについて詳しく見てみることにしましょう。
持ち運ぶ際に破損しないよう注意する
消火器を指定引取場所やホームセンターに持っていく際に、床や壁にぶつけて壊れてしまわないよう注意しましょう。どこか1箇所でも破損してしまうと中の薬剤が漏れてしまい大変なことになってしまいます。
また、運んでいる途中で安全栓が抜けてしまうことがないように気を付けてください。誤操作で消火器が噴射してしまうこともあるため、持ち運びは慎重に行う必要があります。
期限が切れていないか定期的に確認する
消火器には使用期限があります。期限が過ぎたものは十分に消化の役割を果たせなくなってしまうため、期限が切れてしまう前に処分や買い替えをすることがベストです。
使用期限は消火器の側面にシールで貼られていますので、定期的に確認を行い、期日が近づいたら処分方法を検討し始めましょう。
詳細が分からないものは特定窓口に持ち込む
長期で保有している消火器がある場合は、いざ使用しようとした際に使用期限が切れているなど問題がある場合も多いです。
特にリサイクルシールが貼られていない古い製造品の場合は、扱いに注意しましょう。どういう状況か変わらない場合には、誤作動が起きないように慎重に持ち運び、窓口で確認してみましょう。
まとめ
消火器の処分には、いくつかの捨て方を選択することができることが分かりました。処分方法については、この記事でご紹介した方法から選ぶことができます。
- リサイクル特定窓口で回収を依頼する
- 指定引取場所に持ち込む
- メーカーに引き取ってもらう
- ホームセンターで引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
これらの5つの処分方法がありますので、どちらの処分方法が良いのかは、一番納得できる方法で選ぶようにしましょう。
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