ピアニカの捨て方6選！無料の回収・処分方法をご紹介

『ピアニカの捨て方・処分方法について困っていませんか？』

ピアニカは、主に学校の授業等の際に使用される楽器であり、ピアノよりも手軽に音を奏でられる鍵盤のある楽器となります。一般的な呼称としては「鍵盤ハーモニカ」と呼ばれるものになります。

しかし、ピアニカはある意味特殊なものです。処分品目としてあまり言及されていることがなく、直接自治体に問い合わせて捨て方・処分方法を確認しなければならないことが多いです。

今回は、それらピアニカの適切な処分方法について解説します。処分にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

※当記事では『鍵盤ハーモニカ』について、「ピアニカ」という記載・表現でご案内させていただきます。

【この記事でわかること】

① ピアニカの正しい処分方法

② 処分方法が限定される理由や背景

③ 適切な処分のタイミング

ピアニカについて

ピアニカは主に小学校の音楽の授業で用いられる楽器となっています。一度購入してしまえば壊れることはほとんどなく、数年間に渡って安定して使用することができる物です。

ピアノのように鍵盤があり、吹き口・ホースに息を吹き込むことで音を奏でることが可能な『鍵盤ハーモニカ』です。

※「ハーモニカ」と名称にあるように、息を吹き込むことにより音が生じる構造となっているものと考えられ、原理としてはハーモニカと同じようなイメージを持つことが出来るでしょう。

なぜピアニカと呼ばれることが多いのか？

小学校で使用する楽器として広く流通しており、安価に購入可能なものがピアニカです。鍵盤ハーモニカであれば、ピアニカに限られる必要はないですが、全国的にシェアが高いものがピアニカとなっています。

そのため「鍵盤ハーモニカ ＝ ピアニカ」という感じで、概ね伝わることが多いでしょう。メロディアンと呼ばれていることも多いかもしれません。

意外に種類がある

当記事で記載をしている名称のほか、製造企業ごとの製品名によっても呼称が異なります。「ピアニカ(ヤマハ)」「メロディオン(スズキ)」「ピアニー(ゼンオン)」「メロディピアノ(キョーリツ)「メロディカ(ホーナー)」と種類は様々です。

そのため、同じ地域・学区などの小学校ではない場合には、製品名を伝えられても何のことか分からないようなことも多いです。その為、『鍵盤ハーモニカ』と言わなければ伝わらないことも多いでしょう。

また、どちらの製品も同じような立ち位置ではなく価格や質も異なっています。その為、小学校で普及している製品は、ピアニカもしくはメロディアンが一般的と考えられます。

使用するタイミング

先述の通り、小学校の6年間程度の使用に限られるものとなるため、利用機会は限られます。

そして、使用の役目を終えると日常生活などのシーンではほぼ使うことの無いものとなってきます。これらは、リコダー等も同じであり、授業が無ければほぼ使用はしない物でしょう。

価格はどのくらい？

ピアニカの価格に関しては、3,000円程度のものとなっています。それ以外の鍵盤ハーモニカは、上位グレード品と言えるようなものとなってくるため価格も高いものが多いです。

ピアニカについては比較的安価な製品となるため、そこまでの価値はないと考えてしまった方が良いでしょう。

そのため、よほど価値のある販売価格も高めな鍵盤ハーモニカでもない限り、売却するようなことは難しいでしょう。

流通量はどのくらい？

ピアニカの処分需要がどのくらい生じる可能性があるかに繋がる話にはなりますが、新たに小学生に上がる児童の数で考えることができます。

毎年の出生数をベースに、ご家庭でのおさがり事情などを考慮して考えると、昨今では毎年全国で95万個ほどの購入があるものと考えられます。また、関東地域をベースに考えて人口を全国の約30%と仮定した場合、1都3県では毎年新たにピアニカを購入をする機会のある児童の数は約28.5万人となります。

そのため、その時々の時期にもよりますが、1都3県の場合には毎年約30万個近い数の鍵盤ハーモニカが不要になる可能性があるといえます。こう考えると意外に処分される数は多くなりそうです。

※1都3県で212市区町村が存在していると考えると、自治体ごとに毎年1350個程度が処分される可能性があります。単純計算で1日あたり3件の処分需要があると考えられます。

処分の際は何ゴミになる？

自治体によって分類が異なりますが、一般的には「燃えないゴミ(不燃ゴミ)」として扱われることが多いです。ただし、製品サイズによっては「粗大ゴミ」として扱われる場合もあります。

ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)自体は、一般的な粗大ゴミの規定に該当する大きさがあると考えられますが、品目で分別が決められていて、家電製品のような扱いになることもあるかもしれません。

また、楽器というような括りで扱われることが多く、「鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)」のように言及されていることが少ないため、処分の際は分かりづらいことが多いです。

ピアニカの処分方法6選

こちらではピアニカの処分方法について、以下の6つをご紹介いたします。

① 一般ゴミとして処分する
② 粗大ゴミとして処分する
③ リサイクルショップで売却する
④ フリマアプリやネットオークションで売却する
⑤ 知人などに譲る
⑥ 不用品回収業者で処分する

様々な方法の中から、ご自身の環境に合った処分方法・捨て方を検討してみてください。

① 一般ゴミとして処分する

自治体の分別で一般ゴミとして処分することが可能な場合には、不燃ゴミで処分を進めましょう。

ピアニカは電池等を用いて動作する物ではないため、家電ゴミとして扱われることはあまりないでしょう。その為、ほとんどの自治体の基本的な扱いとしては不燃ゴミになると考えられます。

不燃ゴミとして品目が指定される場合には、粗大ゴミの規定に該当する大きさであっても不燃ゴミでの排出が必要となります。

② 粗大ゴミとして処分する

鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)については、ケースを含めた大きさが最も小さな製品でも39.2cmとなっています。その為、製品本体自体も30cmは優に超える大きさがあるでしょう。

多くの自治体では1辺が30cm以上のものを粗大ゴミと定めている場合が多いため、鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)についても粗大ゴミの条件に当てはまる対象品目となってくる場合がほとんどです。

粗大ゴミとして処分を進める場合には、ケースと本体や付属品を合わせて排出するように心がけましょう。もし、あとから付属品だけを処分するとなると、別個に不燃ゴミが増えてしまうことになるためです。

③ リサイクルショップで売却する

比較的価値のあるグレードの高い鍵盤ハーモニカ製品の場合には、リサイクルショップに持ち寄り買取をしてもらうことも有効と考えられます。

楽器でもありそれなりに価値があるものと考えられますが、一般的に広く普及している鍵盤ハーモニカと見た目的にも大きな違いがないため、価値を見出しにくい場合があるかもしれません。

しかし、高価な鍵盤ハーモニカはあまり世の中に出回っているものでも無いため、物珍しさも相まって査定評価が高くなる場合もありそうです。

④ フリマアプリやネットオークションで売却する

先述のリサイクル店と同様にフリマアプリやネットオークションを利用して売却することも良い方法です。広く沢山の利用者に目にしてもらえることはメリットでしょう。

高価な種類の鍵盤ハーモニカであれば比較的高値で売却することが可能と考えられます。また、広く一般に流通していない物が多いと考えられるため、中古で購入できるという需要も高いと考えられます。

売却をするという面では最も高い値段で売ることが出来る手段といえますが、落札された商品を郵送する分の費用は掛かってきてしまうなど、やり取りの手間・労力や出費が生じる点は考慮しておきましょう。

⑤ 知人などに譲る

ピアニカは使い終わってしまうとタンスの肥やしになってしまうことが多く、最終的にただ処分をするだけとなる場合がほとんどです。その為、新たに購入をするということが懸念される場合も多いでしょう。そのため、知人や家族からおさがりを貰うということも珍しくありません。

そのためご自身で購入したものを、親戚や知り合いなどに譲ることで手放すことは有意義です。新品で購入する場合でもそこまでの出費にはなりませんが、タダで譲って貰えるとならば喜んでもらえる人も多いでしょう。

比較的綺麗に使用されていて捨てるのはもったいないなという場合には、身の回りの人に声をかけてみましょう。

⑥ 不用品回収業者で処分する

ピアニカのような処分方法が不明瞭な場合がある品目であれば、不用品回収業者に依頼をして様々なものと同時に回収をしてもらいましょう。処分に手間や時間をかけたくないという場合に特におすすめです。

基本的に不用品回収業者は何でも回収をしてくれます。特殊なものや適正処理困難物でも問題はありません。あらゆる不用品の処理方法について熟知されているので安全に適切に処理をしてくれます。

また、回収日時に自由が利くところも嬉しいポイントです。平日・土日・祝日など関係なく回収を行ってくれます。早ければ申し込み当日に回収してくれる場合もあるでしょう。日中は忙しいという場合は早朝や夜間に対応してくれる業者もあるため、依頼者の都合に合わせて対応してもらえます。

ただし手軽に処分できる分、費用は高めであるためその点はあらかじめ頭に入れておきましょう。回収するものが多ければ多いほど、回収品ごとの処分費用が割安になるため、ピアニカ1つだけの回収依頼は不向きといえます。

事前に他に回収して欲しい不用品がないか準備・確認しておくと良いでしょう。依頼に合わせて不要なものを一括で回収してもらいましょう。

その他の補足事項

鍵盤ハーモニカ・ピアニカを処分する際に、注意すべき点をおさらいしておきましょう。

吹き口やホースはまとめて処分する

ピアニカを処分する場合には「ピアニカ本体」「ケース」「吹き口・ホース」の3つがセットとなっています。

しかし場合によっては、ケースを紛失してしまっている可能性もあるでしょう。すると、粗大ゴミの場合にはピアニカ本体しか回収対象にならない場合が出てきます。そうすると、吹き口・ホースは別途不燃ゴミで処分する必要が出てきてしまうでしょう。

そのため、ケースがある場合にはピアニカ本体と付属品を全て合わせて一度に排出できた方が効率が良いでしょう。

譲渡の際は衛生面に気を付ける

ピアニカ本体については、故障や汚れが生じることも少ないため、特に大きな問題もないでしょう。しかし、吹き口やホースについては他人が使用したものを貰うのは気が引けるかもしれません。

そのため、気持ちよく受け取って貰うためにも、新品の吹き口・ホースを準備して合わせて譲ることが理想です。

付属品は楽器メーカーから公式に販売されているため、500円程度の価格で購入することができます。準備に多少の費用は掛かってしまいますが、粗大ゴミでの処分費用を考えると同じくらいの金額が掛かるため損はしないでしょう。

譲渡時には綺麗に掃除をする

ピアニカを使用していると息を吹き込む関係上、どうしても唾などが混入して不衛生な状況が起こりやすくなります。

しかし、ピアニカについては水洗い等は推奨されていない為、基本的に吹き洗いをすることを重視しましょう。

エタノールやアルコール系成分を含む溶液を使用する場合には、以下が推奨されます。

① 溶液を染み込ませた布で軽く表面を拭く
② 水拭きを行う
③ 乾いた布で乾拭きををする

この際、溶液が長時間付着することで素材の劣化に繋がる恐れがあるため注意が必要です。

※製品により内部の構造は異なってくると考えられますが、ハーモニカのように内部に金属部品が用いられていると考えると水洗いは錆(サビ)などの懸念があるため推奨できないものと考えられます。

まとめ

今回は、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)について解説を致しましたが、いかがでしたでしょうか？

先述の通り、ピアニカは扱いや分別が不明瞭なケースが多く、自治体のゴミ回収等では個別に案内がされていない特殊な品目となっています。その為、まずはお住みの自治体の分別について問い合わせを行うことが望ましいでしょう。

これらの事情から、あまり時間を掛けずにスムーズに処分を進められるように、今回ご紹介した内容を参考にして処分を行ってみてください。

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