電動ベッドの処分方法6選!無料で捨てる方法をご紹介
『電動ベッド(リクライニングベッド)の捨て方・処分方法について困っていませんか?』
電動ベッド(リクライニングベッド)は、その名の通り背もたれや脚部などを自動で動かすことができるベッド製品です。一般的には医療施設や介護施設等で介助用として使われることがほとんどで、起き上がったり寝たりする動作負担を軽減・サポートすることを目的とした重要な役割を担う製品となっています。
基本的な使用感としては一般的なベッドと大きな違いはありません。操作パネルを操作することにより背もたれを高くしたり、腰や脚部を上げ下げできるなど、身体が不自由な方や患者さんなどの介助に非常に役立つものです。
しかし、使用用途は限られる場合が多く、身体の不自由が解消され健康な状態に戻ったり、介助を必要とする方がい居なくなった際など、後々使用することがなくなってしまう場合が多く見受けられます。
一般的なベッドと異なり、搬入や設置も簡単ではないため、使用しなくなるとそのまま放置しがちとなり、なかなか処分を進める機会もないかもしれません。
そこで今回は、電動ベッドの正しい処分方法について詳しくまとめてみました。ぜひ、当記事を見て参考にしてください。
【この記事でわかること】 |
① 電動ベッドの正しい処分方法 |
② 処分する際の注意事項 |
③ 電動ベッドについて詳しく知る |
電動ベッドを処分する際の注意事項
電動ベッドを処分する前に、まずは確認をしておくべきことがあります。
電動ベッドの使用期限について
一般的に電動ベッドの使用期限(耐久年数)は8年程度と考えた方が良いでしょう。一般的に家庭で使用されるものであれば急激に劣化・故障するようなことはなく安定して使用し続けることが可能と考えられます。使用の頻度・方法によっては、壊れたり不具合が生じる可能性がありそうです。
家具(寝具)ということもあり製品の寿命はやや長く考えることが可能ですが、販売メーカーによる商品の保証期間は一般家具同様に1~3年程度が設けられている場合が多いため、一旦は1~3年程度を目安に一度状態を確認した方が良いかもしれません。
しかし、普通に寝るために使用する程度であれば、そう簡単には壊れるものではありません。
消耗や劣化が伴う原因
ほとんどの場合、使用具合・状況に応じた影響があると考えられます。乗る・寄りかかる・手をつくといった動作による負荷がほとんどと考えられますが、この程度で壊れることはほぼないでしょう。
しかし、電動ベッドはベッド全体を動かすための機能が備わっている機器ともなります。そのため、使用状況によっては自然と耐久力が落ちて、動作に不具合が出てしまう場合もあるでしょう。
使用者の体重を直に受け、持ち上げる動作が必要となるため負荷も大きく、想定以上に使用される場合があれば製品の寿命も早く来てしまうことが考えられます。
よくある故障原因
先述の通り、大きな故障・劣化の原因は、電動ベッドに負荷が掛かる状態が繰り返し起きてしまう状況がある場合がほとんどです。
リクライニング機能が正常に動作しなかったり、決定的な不備が出てきてしまうと処分や買い替えを検討する状況となってきます。
通常のゴミとして捨てることもできる?
電動ベッドは、一般的には粗大ゴミの規定の大きさ(一辺が30cm以上等)に優に該当してきてしまうため、多くの自治体では粗大ゴミとして処分を進める必要があります。
注意すべき点としては、ベッドフレーム部とマット部を別々に処分する必要があることです。ベッドフレーム部は大概金属製であるため、こちらは一般的な家具同様に処分を考えれば問題ないでしょう。マット部も粗大ゴミとして個別に処分を進める必要があります。
しかし、割合大きく頑丈な造りの家具となるため、細かく解体したりしながら分別を行って一般ゴミとして処分するようなことは、あまり現実的ではないでしょう。
電動ベッドの処分方法6選
電動ベッドを処分する方法は、無料のものから有料で処分できるものまで様々です。
ここでは、電動ベッドを処分する際に利用できる6つの方法をご紹介しています。まず、考えられる処分方法について一覧にまとめてみました。
処分方法 | 費用 | 備考 |
粗大ゴミとして処分する | 有料 | 費用は500~1,000円程度 |
購入店・家具専門店に依頼して処分する | 有料 | 費用は1,500~3,000円程度 |
リサイクルショップで売却する | (無料) | 買取金額はお店によって異なる |
フリマアプリ・オークションで売却する | (無料) | 送料が掛かる |
欲しい人に譲る | 無料 | 引き取り手がいれば処分可能 |
不用品回収業者で処分する | 有料 | 8000円~ ※依頼をするプランによる |
上記のように多くの処分方法の中から選ぶことが可能となります。費用を掛けずに処分が可能な方法もありますので、手間や労力を考えてご自身に合う捨て方を選ぶことが大切でしょう。
ただし、処分方法によっては費用がやや掛かる場合があるため注意が必要です。
① 粗大ゴミとして処分する
不用品を処分する場合、粗大ゴミで処分する方法が最も分かりやすくシンプルな処分方法となってくるでしょう。基本的に、一辺が30cm以上の大きなゴミの場合は大概のものが粗大ゴミとなってきます。
処分手数料は多少掛かりますが費用の負担もそこまで大きくありません。また、申し込みを済ませて回収依頼品を収集場所まで運ぶことさえできればスムーズに処分が可能です。
電動ベッド自体は、移動をさせやづらい製品でもあるため、一時的な解体等を含めて最低でも2人程度で作業を行い、搬出したり収集場所に持ち運ぶことが必要となるでしょう。あらかじめ、ある程度の労力は掛かることを念頭に入れておく必要があります。
また、同時にマットレスを処分する場合には別品目として処分を行う必要がありますので注意してください。
実際に処分するまでは、申し込みから数日(1週間~10日)ほど掛かることが考えられます。最も分かりやすい処分方法ではありますが、回収が完了するまでにある程度の日数が掛かることは把握しておきましょう。
② 購入店・家具専門店に依頼して処分する
電動ベッドを購入したお店・家具専門店に処分を依頼することが可能です。多くの場合、同様の製品を販売している店舗であれば、処分の対応が可能と考えられます。
現在使用している電動ベッドを処分したい場合には、まずは購入したお店に相談すると、思いのほか問題の解決も早いかもしれません。ベッドに限らず家具製品全般については、販売店・家具専門店に処分を依頼できる場合があるためです。
ただし、お店によっては「販売のみ」しかしておらず、「処分のみ」の依頼は受けられないとしている場合も多いかもしれません。しかし、電動ベッドの場合には他の一般的な家具・ベッド製品と葉異なり扱いが異なる場合が考えられます。
通常は、「新たな製品の購入に合わせて古い製品の処分(または下取り)の依頼が可能」としている場合がありますが、電動ベッドの場合は引き続き必要とならない場合も考えられるため、有料で回収処分してもらえることが考えられます。
この場合であれば、処分費用を支払って撤去・排出作業を対応業者に任せてしまうことができるため、難く考える必要もないでしょう。
電動ベッドのような大きな製品の処分には、撤去搬出作業や回収訪問が必要となります。そのため、処分のみを無料で行ってもらえることはまず無いでしょう。
③ リサイクルショップで売却する
引き続き使用することが可能で大きな問題もなく十分に売れそうな電動ベッドであれば、リサイクルショップで売却することも良い方法です。
リサイクルショップ自体は、そこまで商品に詳しくない可能性がありますが、ジャンルに特化して商品を取り扱っているお店であれば、ある程度は査定額の期待ができるでしょう。家具を多く取り扱うお店が特におすすめです。
ただし、売却・査定のやり取りは比較的簡単に処理される傾向が強いため、専門店ほどの査定額の高さにはならない場合がほとんどです。そのため、「いくらでもいいので早く売って処分したい」という場合であれば非常に有効でしょう。
電動ベッドの場合は、製品によっては良し悪しが異なる場合があります。ですので、機能面が充実していたり、見た目が良い製品であれば、需要も十分にあるでしょう。逆に、簡素で汎用的な電動ベッドの場合には値が付かない場合もあるかもしれません。
リサイクルショップの場合、大概は直接持ち込みを行う場合がほとんどですが、電動ベッドを持ち込むことは容易ではありません。そのため、出張買取を行ってもらえるお店を選ぶことも重要です。
注意点として、リサイクル店では製品によって買い取りが可能な条件・限度があることを覚えておきましょう。とはいえ、使用に支障がなく綺麗な状態であれば、特に問題なく有効な買取対象となることを覚えておきましょう。
④ フリマアプリ・オークションで売却する
フリマアプリやオークションサイトを利用できれば、出品物を任意の金額で売却することが可能です。
専門店やリサイクルショップでの買取とは異なり、自分自身がそれらのお店同様の価格で商品を売りに出すことができるため、リサイクル店で売却する場合に比べて非常に高値で売ることができます。
ただし、個人間でのやり取りとなるため多少の手間は掛かります。また、落札後は商品を郵送する必要があるため、郵送代は計算をしておく必要があるでしょう。電動ベッドの場合はそれなりに大きな商品になるため送料も自然と高くなってしまいます。場合によってはかなり重量のある郵送物にもなってくるでしょう。
そのため、あらかじめ送料を考慮して出品をする必要があるため、売値自体は中古相場よりも若干低くめになってくる傾向があることを頭に入れておきましょう。
そして、どのように配送するかも重要です。あらかじめ購入時同様の組み立てる前の状態まで解体してしっかりと梱包して送るのか、そのままの状態で梱包して送るのかなど、配送状態によっても送料は変化してきそうです。
⑤ 欲しい人に譲る
ご自身の周りで電動ベッドを欲しがっている人がいれば、無料で譲ってしまうことも良いでしょう。知人・友人、地域の掲示板サイトなど、様々な場で欲しい人を見つけることが可能です。持ち運びは少し手間となりますが、気軽に譲ることができる方法といえます。
ただしこの場合は、しっかりと「問題なく使用し続けることができるもの」であることが条件です。「壊れ気味・調子が悪い」といった製品を譲渡することはトラブルが生じる可能性もあり、あまり好ましくないことですので注意しましょう。
「しっかりと使えるものであればなんでも良い」という場合もあるでしょうし、「できるだけ良いものを使ってみたい」など、相手側の意向もあると思いますので、条件さえ合えば譲りやすいものとなるでしょう。
怪我をして一時的に使用したい、足腰が悪くなってきて利用したいなど、一定層の需要は十分にあります。また、購入しようとした場合にはそれなりの価格の製品にもなるため、タダで欲しいという人も多いかもしれません。
⑥ 不用品回収業者で処分する
電動ベッドのような大きなものであっても、不用品回収業者を利用すればすぐに回収してもらうことが可能です。回収自体も早ければ即日の内に対応が可能なため非常に便利です。
多少大きなものであってもスタッフの方が運び出してくれるので、依頼した後は待っているだけで全て対応してくれるため便利です。電動ベッドのような持ち運びが大変なものも、解体するなど適宜工夫をして持ち出してくれます。
ただし、不用品回収業者を利用する場合の多くは固定費用のサービスプランを利用することになるため、1点だけの処分のために利用する場合には割に合わず損をしてしまいます。そのため、回収をしてもらう際には、他にも処分したい物を合わせて同時に引き取ってもらうようにすると、不用品1つあたりに掛かる処分の費用を抑えることが可能です。
費用自体は高く出費が多くなってしまいますが、問い合わせて早ければ即日の内に対応してくれる場合がほとんどなので、特に利便性の高い処分方法となっています。
電動ベッドの場合はそれなりに大きな製品でもあるため、1品のみの依頼だとしても処分を優先する目的で利用することも悪くはないでしょう。
電動ベッドの処分に関するトラブルシューティング
ものを捨てるという行為には、悩みやトラブルがつきものです。電動ベッドを捨てようと思った際に思わぬトラブルが発生して頭を悩ませてしまうこともあるでしょう。
ここでは、電動ベッドの処分に関するトラブルシューティングをご紹介します。
フリマやオークションでは送料が意外に高い
出品者と落札者の住所の距離に関わらず、電動ベッドの送料はそれなりに掛かります。一般的には大きめな郵送物になりある程度の大きさになってきます。そのため、郵送には15,000~25,000円ほど費用が掛かってくるでしょう。
そのような事情を踏まえて考えると、どのような中古品であっても送料分を含めた金額以上が価格相場になってきてしまいます。つまり、電動ベッド代が5,000円であれば出品金額は2~3万円程度となってきます。
こうなってくると「商品代+送料」の出品額が、新品で購入する製品の半額以下程度の相場価格に収まらないとフリマやオークションでは安いイメージは持たれず、売れにくいものとなってくるでしょう。
販売店・家具専門店では無料回収はしてもらえない
一般的な販売店・家具専門店等では、無料での引き取り処分を行ってもらえない場合が多いです。理由は非常に簡単で、一般的に粗大ゴミで処分を進めようとすれば費用が掛るように、お店側でも処分の費用が掛ってきてしまうからです。
さらに大きな家具ともなると回収作業を行う状況もあるでしょう。すると無料回収では手間も労力も掛かる上に、処分費用を貰えない状態になってしまうためお店側も損をしてしまいます。
お店側は企業となるため一般ゴミでの処分も利用ができません。そうなると、お店が処分を進めようとする場合にはどの道お金が掛かってしまうことになるため、費用を貰わずに処分をすることできないものでしょう。
動作不良品は処分するしかない
電動ベッドの動作に不備がある場合には、ただの頑丈な金属フレームで出来ているベッドになってしまうため、処分を進めるしかありません。
この場合、購入から日が浅くメーカーの保証期間内であれば修理を受けると良いかもしれません。特に、良い製品であれば売却するなどの処分方法も利用できるため、活用した方が良いでしょう。
売却したり譲渡したりなど処分の選択肢が増えることにも繋がるため、可能であれば修理は必ず行った方が良いでしょう。
まとめ
電動ベッドにはいくつかの処分方法があることが分かりました。粗大ゴミや家具販売店等に引き取り・回収処分を依頼する方法が一般的ですが、処分に手間を掛けたくないという場合は不用品回収業者を利用するのも有効でしょう。
比較的処分が難しい部類のアイテムになりますし、製品の大きさ故に手間が掛かる面も考慮する必要があります。ご自身の状況を考えて、どの方法が1番納得のいく処分となるか検討してみてください。
電動ベッドの場合、他の家具と比べるとやや大きなものでもあります。移動させることも困難な場合が考えられるため、解体の可能有無、人手が必要であるかなど、様々な視点から処分方法を検討した方が良いでしょう。
電動ベッドの処分はリユース本舗へ
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