衣装ケースの処分方法5選！無料で捨てられる方法をご紹介

洋服を収納するのに便利な衣装ケース。手軽に購入でき整理整頓に役立つため、衣類が増えるたびに購入する方も多いのではないでしょうか。

その一方、洋服を処分したり引っ越したりした際に大量に余ってしまい処分に困ってしまうケースもあるかと思います。

今回は、処分に悩んでしまう衣装ケースについて、最適な方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

衣装ケースは何ゴミ？処分する時の注意事項

衣装ケースは大きさから粗大ゴミとして回収される場合が多いため、処分するのも手間がかかります。

負担を少しでも減らすために処分する時には以下の注意点を確認しておきましょう。

自分で解体しない

衣装ケースはそのまま捨てようとすると粗大ゴミになるケースが多いため、自分でノコギリなどを使用し解体、小さくして燃やせないゴミとして出そうとする方がいます。

解体中にケガをしたり、目に細かいプラスチックが入ったりと危険なのでおすすめできません。

中身はカラにして処分する

中身が入っている状態だと回収センターで回収してもらえなくなったり、売ったりすることも困難になります。

処分する前に中身はすべて取り出すようにしましょう。

不法投棄しない

費用を浮かそうとして不法投棄を考える方もなかにはいます。

不法投棄は立派な犯罪になるため、絶対にやめましょう。

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では、廃棄物を不法投棄すると5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられます。

自治体のルールに沿って処分する

ルールを守らずに処分しようとすると、引き取ってもらえない場合があります。

二度手間を防ぐためにも、処分する前にお住まいの自治体の回収ルールを調べることをおすすめします。

衣装ケースの処分方法5選

自治体の粗大ゴミとして出す

一番基本的な処分方法です。

各自治体により回収方法が異なる場合があるため、現在お住まいの自治体のホームページで調べてみましょう。

基本的には粗大ゴミとなる大きさは、30㎝以上から90㎝とさまざまです。また、回収料金は首都圏では300円から500円が相場になります。

基本的な処分の手順について紹介します。※細かい点は自治体によって異なる場合もあります。

衣装ケースのサイズを測ります。
粗大ゴミ収集センターに電話、もしくはインターネットで回収の予約をおこないます。
自治体のゴミ処理券を購入し、衣装ケースに貼り付けます。
指定された日の指定された時間までに自宅の玄関などの道路に面した場所に出します。

リサイクルショップで買い取ってもらう

リサイクルショップに持ち込んで買取りしてもらう方法です。

衣装ケース自体の価格は安いため、買取り価格の相場は100円から200円ほどからが相場になります。処分するのにできるだけお金をかけたくない、引っ越しなどで他にも売りたいものがたくさんある場合に利用するのが良いでしょう。

ニトリや無印良品などといった組み合わせで使用できる人気のある商品はまとめて査定してもらうと高値がつくケースもあります。

衣装ケースはプラスチック製が多いため、どうしても経年劣化により色あせや、割れることがあります。
この場合は値段が付かない可能性もあります。

しかし、衣装ケースは需要が高いため引き取ってもらえる場合もある為、一度お店へ持っていくことをおすすめします。粗大ごみとして出す場合の回収代金のことを考えるとプラスになるからです。

他にも、汚れがついていたりカビが付着していたりした時には、お店に持ち込む前に一度きれいにすることが少しでも高く買取りしてもらえるポイントになります。

必要な人や団体に寄付をする

衣装ケースは必要な人や団体へ寄付することもできます。寄付することにより、社会貢献につながり、環境にも優しくエコにもなります。

寄付する場合には団体へ送るために送料がかかってしまいますが、社会貢献の視点からこのような活動に取り組んでみるのはいかがでしょうか。

衣装ケースの中にはさまざまな物を収納できるため、支援団体から寄付先へ送る際にも衣服やぬいぐるみなどを詰めて送ることができます。

もちろん、自分で寄付の対象品を衣装ケースに入れて寄付できる支援団体（ワールドギフト）も存在します。その他、支援団体は寄付された衣装ケースを販売し、その利益を支援金として活用します。

支援団体によって寄付方法が異なるため、ホームページで確認してみてください。自分が使わなくなったものが、誰かの役に立つと考えるととても素敵なことですよね。

主な支援団体

国際社会支援推進会　ワールドギフト
エコ　トレーディング

フリマアプリで販売する

メルカリやラクマといったフリマアプリで販売する方法です。手軽に利用できるため、利用されたことがある方も多いことでしょう。

利益がでれば処分するための回収料金がかからないためおすすめです。また、ゴミにならないためエコにもつながります

買い手が見つかるように意識する点を紹介します。

傷や汚れなどの写真は細かく撮影し記載する
サイズを測る
何を収納していたのか、使用年数を記載する

買い手は実物を直接見ることができないため、写真や文章でいかに詳細に説明できるかがポイントになります。

また、状態が良いほど買い手が見つかりやすくなるため、使用年数がそれほど経過しておらず、汚れがほとんどない場合にフリマアプリを利用することを考えるのが適しているといえます。

衣装ケースは大きいため、送料が気になるところです。出品する前にあらかじめ、発送する際の段ボールや、配送方法を検討して値段を決定することをおすすめします。

では、どうしても送料がかかってしまい、利益がマイナスになってしまう場合にはどうすればいいのでしょうか。

メルカリやラクマなどのフリマアプリで販売するより、ジモティーなどの掲示板を利用し、無料で譲ることも検討するのもひとつの方法になります。

不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収業者に相談し回収してもらう方法です。これまで紹介してきた中では一番手間のかからない方法といえます。分別も解体も梱包も不要です。全ての作業を業者スタッフにお任せできます。

見積もりを取ってもらった上で依頼をすれば、一度に手放せるためスッキリさせることができます。引っ越しや大掃除といった不用品が出やすいタイミングで依頼することがおすすめです。

少しでも高く回収してもらうためにできることがあります。

おさえておくポイントを説明します。

汚れをきれいにする

少し手間がかかりますが、汚れを拭き取ることにより使用感を少しでも減らすことができ、より需要が増えるため高く回収することができます。

また、購入時に貼ってあったシールもきれいにはがしておくとよいでしょう。

なかなかきれいに取れない場合は専用のシールはがしといった商品が売られているため、このような物を使用するときれいにはがすことができます。

1点よりまとめて回収してもらうのがお得

1点では値段が付きにくいものでもまとめて回収してもらうことにより統一感がでます。

ブランドも同じであると重ねることができるため、回収するときにより高い値段がつきやすくなります。

人気のブランドを回収してもらう

衣装ケースはさまざまなメーカーより販売されていますが、ニトリ、無印良品、IKEA、アイリスオーヤマなどが特に人気です。

買い足しするにも便利なため、高く回収してもらうことができるでしょう。

上記の様なポイントを押さえておきましょう。

回収してもらう際に値段が付くことが一番ですが、状態が悪いと廃棄処分しか選べない場合もあります。
そんなケースにも不用品回収業者が便利です。

衣装ケース単独で回収してもらうには割高に感じるかもしれませんが、大型家具や布団などと一緒に回収を依頼すれば費用を抑えることもできます。

粗大ゴミとして出す場合よりも、直接自宅まで回収しに来てくれる不用品回収業者の利用は、簡単に処分できるため忙しい方にもおすすめです。

不用品回収業者をインターネットで調べようとするとたくさんあるため、どの業者を選べばよいか迷うこともあるかと思います。

不用品回収業者の中でもおすすめの業者を紹介します。

リユース本舗

リユース本舗では不用品回収、買い取り以外にも、ゴミ屋敷清掃や引っ越し、遺品整理、ハウスクリーニングなどのお部屋の整理全般に対応しています。

さらに各分野において資格保持者が在籍しているため、安心してお任せすることができます。
43年といった歴史や実績があるため安心して回収してもらいたい方におすすめです。

店舗名	リユース本舗
おすすめポイント	・不用品回収43年の実績あり・さまざまな分野に対応している・即日対応も可能、時間のない方にも好評
回収料金目安	・SSパック（約0.8㎡）9,980円・Sパック（約1トン）17,800円・Mパック（約1.5トン）34,800円　※Web割引もあるためホームページ要確認
対応可能エリア	東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県
営業時間	9時から22時ライン、メールは24時間対応
ホームページ	https://reuse-fuyouhin.com/

衣装ケースの処分に関するトラブルシューティング

売りたいけど汚れがひどい

衣装ケースは長年使用しているとどうしても、ほこりや汚れ、カビなどが発生してしまいます。汚れがひどいと売りたくても買い取ってもらえない場合もあります。

そんな時には一度自分でお手入れしてみましょう。軽い汚れなら、よくしぼったぬれタオルで優しくていねいに拭くだけできれいになります。

またカビについては、種類により対応方法が異なるため、以下の方法で試してください。

カビの種類	対処方法
しつこいカビ	・液体の家庭用洗剤を使用してしっかりと拭き取る・消毒用のエタノールでしっかりと拭き取る
表面についているカビ	・市販の除菌シートを使ってしっかりと拭き取る

カビは丁寧に拭き取らなければ胞子が周りに飛んでしまうため、気を付けてください。

他には、シールをはがした後のべたべた汚れが挙げられます。その場合もきれいに取り除いてください。市販のテープはがしを購入してはがすのが一番簡単です。

家庭にあるもので代用するのであれば、10〜20㎝ほど離した場所からドライヤーを当ててからはがすときれいにとることができます。ぜひ試してください。

マニキュアを落とす除光液でも落とすことができますが、プラスチックに傷がついて表面がくもってしまう場合があるので、あまりおすすめできません。

シールをはがした後も、念のため除菌シートで一度拭き取っておくといいでしょう。

解体できない

衣装ケースは案外場所を取るものです。

引っ越しや買い替えなどでとりあえず置いておく場所がない！といった場合もあります。小さくできれば、すぐにプラスチックゴミとして捨てることができるのに…と思ってしまいがちです。

そんな時、自分で解体すればいいんだ！と解体する方も中にはいます。

実際にネットで調べると、ノコギリと金切りばさみを使用すれば解体できるといった情報もあります。
しかし、危険なのでできればやめましょう。

なぜなら、作業中にケガをする恐れがあるからです。もし大けがをして医療費にお金がかかるとしたら、処分費より上回る可能性もあります

処分するまでに置く場所を確保できない場合には、日数を逆算して日程をしっかり決めておくことが大切です。

付属品が見つからない、付属品の捨て方がわからない

衣装ケースを購入した際に、キャスターなどの付属品が付いている場合もあります。いざ、不要になった際に無くしてしまったという方もいるはずです。

そのまま処分するのであれば問題はありませんが、もしリサイクルショップやフリマアプリで買い取ってもらいたい場合には、ちょっとした損失になります。

フリマアプリでは付属品がないことを記載し、相場より安く設定するなどといった工夫が必要です。

買い替える場合には、使わない付属品については衣装ケース内に入れておいたり、付属品を袋にまとめて、衣装ケースの外側に貼り付けておいたりすることをおすすめします。

他に、粗大ごみとして出すけど付属品の捨て方がわからない方もいるかと思います。

キャスターは金属が使われていることもあるため、各自治体の回収方法を調べて処分するようにしましょう。粗大ごみとして一緒に付属品も捨てたけど、回収されないというトラブルを防ぐことができます。

まとめ

衣装ケースの処分方法について紹介しましたがいかがでしたか。不要になった衣装ケースは適切な方法で処分しましょう。

便利で手軽に買えることからついつい増えてしまう衣装ケースですが、意外と大きく場所も取るため、処分する際に困ってしまうものの、ひとつでもあります。

主な処分方法は以下の通りです。

自治体の粗大ゴミとして出す
リサイクルショップで買い取ってもらう
必要な人や団体に寄付をする
フリマアプリで販売する
不用品回収業者に回収してもらう

下記に記載の処分方法のメリット・デメリットについてまとめました。

	メリット	デメリット
粗大ゴミ	・1個から手軽に処分することができる	・申し込みから回収までに手間がかかる・回収日時が決まっている
リサイクルショップ	・無料で処分ができる・少額だが買い取ってもらうことができる	・店舗へ持ち込みをするのに手間がかかる・状態が悪いと買い取ってもらうことが困難な場合もある
団体へ寄付	・社会貢献につながる・リユースするため環境にも優しい	・団体へ送るのに送料がかかる
フリマアプリ	・自分で価格を決められる為、状態が良いと高値で売ることができる	・売れるまでに保管場所が必要・必ず売れるとは限らない
不用品回収業者	・大量に処分するものがあれば簡単に手放すことができる・回収しに来てもらえるため楽に処分できる・状態の良いものは買い取ってくれる場合もある	・悪徳業者に引っかかってしまう可能性がある・業者が多くて選ぶのが大変