水槽の処分方法7選!無料で捨てる方法をご紹介
『水槽の捨て方・処分方法について困っていませんか?』
水槽は、ご家庭で熱帯魚等を飼うために必要なものです。昨今では、熱帯魚などを飼育するだけの目的だけでなく、お部屋のインテリアや観賞を目的とした用途したアクアリウムも一般的となってきています。
これらの水槽は容器内に水を張り飼育することを目的としているため、飼っている熱帯魚が死んでしまったり、飼育ができない居住環境となってしまった場合には、処分を検討する機会も訪れるでしょう。
基本的に水槽は設置して利用するものとなるため場所を必要とします。組み上がっている状態のものでもあり、ただ保管をする場合でも同様でしょう。特に、使用しなくなるとそのまま放置しがちとなり、なかなか処分を進める機会もないかもしれません。
そこで今回は、水槽の正しい処分方法について詳しくまとめてみました。ぜひ、当記事を見て参考にしてください。
【この記事でわかること】 |
① 水槽の正しい処分方法 |
② 処分する際の注意事項 |
③ 水槽について詳しく知る |
水槽を処分する際の注意事項
水槽を処分する前に、まずは確認をしておくべきことがありますので確認していきましょう。
水槽の使用期限について
一般的に水槽の使用期限(耐久年数)は10年程度と考えた方が良いでしょう。一般的に家庭で使用されるものであれば急激に劣化・破損するようなことはなく安定して使用し続けることが可能と考えられます。
水槽自体はガラスやアクリルのパネルで作られているため物自体は頑丈ですが、パネル同士を接着する部分のシリコンの劣化が生じることも考えられます。そのため、一旦は5年程度を目安に一度状態を確認した方が良いかもしれません。
しかし、普通に寝るために使用する程度であれば、そう簡単には壊れるものではありません。
消耗や劣化が伴う原因
ほとんどの場合、使用環境・状況に応じた影響があると考えられます。
特に原因となりがちなことは、直射日光が当たるような環境下での使用・設置が続く場合です。日光の影響によりガラスやアクリルパネルはダメージを受けやすいため耐久力が落ちて、自然と亀裂や破損に繋がります。また、パネル接着部分のシリコンにも影響が出やすいです。
屋外で金魚やメダカを飼っている、庭に不要な水槽を長期間放置している、といった場合は特に影響が大きいでしょう。
ガラスの破損には十分に注意!
水槽を移動したり持ち運んだりしている際に、ぶつけて破損させてしまう場合は良くあるでしょう。特に、ガラスパネルで出来ている水槽は、手が滑り落下させたりするだけで簡単に破損してしまうことが考えられます。
おそらく水槽の処分ではガラスの破損による原因が一番多いかもしれません。処分を進める際にも注意が必要となりますし、思った以上に処分に気を遣うことにもなるでしょう。
水槽の処分方法7選
水槽を処分する方法は、無料のものから有料で処分できるものまで様々です。
ここでは、水槽を処分する際に利用できる7つの方法をご紹介しています。まず、考えられる処分方法について一覧にまとめてみました。
処分方法 | 費用 | 備考 |
不燃ゴミとして処分する | 無料 | 回収までの手間が掛かる |
粗大ゴミとして処分する | 有料 | 費用は500~1,000円程度 |
購入店・専門店に依頼して処分する | 有料 | 費用は1,500~2,000円程度 |
リサイクルショップで売却する | (無料) | 買取金額はお店によって異なる |
フリマアプリ・オークションで売却する | (無料) | 送料が掛かる |
欲しい人に譲る | 無料 | 引き取り手がいれば処分可能 |
不用品回収業者で処分する | 有料 | 8000円~ ※依頼をするプランによる |
上記のように多くの処分方法の中から選ぶことが可能となります。費用を掛けずに処分が可能な方法もありますので、手間や労力を考えてご自身に合う捨て方を選ぶことが大切でしょう。
ただし、処分方法によっては費用がやや掛かる場合があるため注意が必要です。
① 不燃ゴミとして処分する
自治体によってもルールは異なりますが、小型の水槽の場合であれば一般収集可能な品目として設けられている場合もあります。意外に簡単に捨てられる場合もあるかもしれませんので、一度確認をしてみましょう。
また、アクリルパネルが使用されている水槽であれば、一般ゴミとして通常のゴミ収集で捨てることも可能でしょう。手間は掛かってしまいますが、水槽を解体・分解すればプラスチックゴミとして排出することができます。
この場合、排出可能なサイズまで切断する必要はあります。30cm~45cmの規格サイズの水槽であれば、作業もそこまで難しくはないでしょう。
② 粗大ゴミとして処分する
不用品を処分する場合、粗大ゴミで処分する方法が最も分かりやすくシンプルな処分方法となってくるでしょう。基本的に、一辺が30cm以上の大きなゴミの場合は大概のものが粗大ゴミとなってきます。
規格サイズ | 大きさの詳細 |
30cm水槽 | 幅30cm × 奥行18cm × 高さ24cm |
45cm水槽 | 幅45cm × 奥行24cm × 高さ30cm |
60cm水槽 | 幅60cm × 奥行30cm × 高さ36cm |
90cm水槽 | 幅90cm × 奥行45cm × 高さ45cm |
120cm水槽 | 幅120cm × 奥行45cm × 高さ45cm |
処分手数料は多少掛かりますが費用の負担もそこまで大きくありません。また、申し込みを済ませて回収依頼品を収集場所まで運ぶことさえできればスムーズに処分が可能です。
水槽も運ぶこと自体はそこまで難しくないため、破損状況等の懸念さえなければ、搬出したり収集場所に持ち運ぶことは容易でしょう。ガラスパネルが破損している場合などは、排出方法も確認しておきましょう。
実際に処分するまでは、申し込みから数日(1週間~10日)ほど掛かることが考えられます。最も分かりやすい処分方法ではありますが、回収が完了するまでにある程度の日数が掛かることは把握しておきましょう。
③ 購入店・専門店に依頼して処分する
水槽を購入したお店・専門店(ホームセンターやアクアリウムショップ等)に処分を依頼することも可能です。多くの場合、同様の製品を販売している店舗であれば、処分の対応が可能と考えられます。
現在使用している水槽を処分したい場合には、まずは購入したお店に相談すると、思いのほか問題の解決も早いかもしれません。水槽に限らずアクアリウム用品全般についても処分の相談が可能でしょう。
ただし、お店によっては「販売のみ」しかしておらず、「処分のみ」の依頼は受けられないとしている場合も多いかもしれません。通常は、「新たな製品の購入を条件に、古い製品の処分(無料の引き取り)の依頼が可能」としている場合があります。
お店によっても対応は異なるため、一度問い合わせて確認をしてみると良いでしょう。綺麗な状態の水槽であれば無料で引き取ってもらえたり、買い取ってもらえる場合もあるかもしれません。
④ リサイクルショップで売却する
引き続き使用することが可能で大きな問題もなく十分に売れそうな水槽であれば、リサイクルショップで売却することも良い方法です。
リサイクルショップ自体は、そこまで商品に詳しくない可能性がありますが、ジャンルに特化して商品を取り扱っているお店であれば、ある程度は査定額の期待ができるでしょう。インテリア・家具を多く取り扱うお店が特におすすめです。
ただし、売却・査定のやり取りは比較的簡単に処理される傾向が強いため、専門店ほどの査定額の高さにはならない場合がほとんどです。そのため、「いくらでもいいので早く売って処分したい」という場合であれば非常に有効でしょう。
水槽の場合は、製品によっても査定額が異なる場合があります。ですので、機能面が充実していたり、見た目が良い製品であれば、需要も十分にあるでしょう。逆に、簡素で汎用的な水槽の場合には値が付かない場合もあるかもしれません。
リサイクルショップの場合、大概は直接持ち込みを行う場合がほとんどですが、持ち込みが難しい大きい水槽の場合には、出張買取を行ってもらえるお店を選ぶことも重要です。
注意点として、リサイクル店では製品によって買い取りが可能な条件・限度があることを覚えておきましょう。とはいえ、使用に支障がなく綺麗な状態であれば、特に問題なく有効な買取対象となるでしょう。
⑤ フリマアプリ・オークションで売却する
フリマアプリやオークションサイトを利用できれば、出品物を任意の金額で売却することが可能です。
専門店やリサイクルショップでの買取とは異なり、自分自身がそれらのお店同様の価格で商品を売りに出すことができるため、リサイクル店で売却する場合に比べて非常に高値で売ることができます。
ただし、個人間でのやり取りとなるため多少の手間は掛かります。また、落札後は商品を郵送する必要があるため、郵送代は計算をしておく必要があるでしょう。水槽の場合はそれなりに大きな商品になるため送料も自然と高くなってしまいます。場合によってはかなり重量のある郵送物にもなってくるでしょう。
どのように配送するかも重要となり、梱包の仕方や配送状態によっても送料・出費は変化してきそうです。
そのため、あらかじめ送料を考慮して出品をする必要があり、出品額自体も中古品相場より若干低くめになってきてしまう傾向があります。
⑥ 欲しい人に譲る
ご自身の周りで水槽を欲しがっている人がいれば、無料で譲ってしまうことも良いでしょう。知人・友人、地域の掲示板サイトなど、様々な場で欲しい人を見つけることが可能です。持ち運びは少し手間となりますが、気軽に譲ることができる方法といえます。
ただしこの場合は、しっかりと「問題なく使用し続けることができるもの」であることが条件です。「壊れ気味・調子が悪い」といった製品を譲渡することはトラブルが生じる可能性もあり、あまり好ましくないことですので注意しましょう。
「しっかりと使えるものであればなんでも良い」という場合もあるでしょうし、「できるだけ良いものを使ってみたい」など、相手側の意向もあると思いますので、条件さえ合えば譲りやすいものとなるでしょう。
購入しようとした場合にはそれなりの価格の製品にもなるため、タダで欲しいという人も多いかもしれません。
⑦ 不用品回収業者で処分する
水槽のような大きなものであっても、不用品回収業者を利用すればすぐに回収してもらうことが可能です。
費用自体は高く出費が多くなってしまいますが、問い合わせて早ければ即日の内に対応してくれる場合がほとんどなので、特に利便性の高い処分方法となっています。
多少大きなものであってもスタッフの方が運び出してくれるので、依頼した後は待っているだけで全て対応してくれるため便利です。水槽のような持ち運びがやや大変なものも、適宜工夫をして持ち出してくれます。
ただし、不用品回収業者を利用する場合の多くは固定費用のサービスプランを利用することになるため、1点だけの処分のために利用する場合には割に合わず損をしてしまいます。そのため、回収をしてもらう際には、他にも処分したい物を合わせて同時に引き取ってもらうようにすると、不用品1つあたりに掛かる処分の費用を抑えることが可能です。
水槽の場合はそれなりに若干大きな製品でもあるため、1品のみの依頼だとしても処分を優先する目的で利用することも悪くはないでしょう。
水槽の処分に関するトラブルシューティング
ものを捨てるという行為には、悩みやトラブルがつきものです。水槽を捨てようと思った際に思わぬトラブルが発生して頭を悩ませてしまうこともあるでしょう。
ここでは、水槽の処分に関するトラブルシューティングをご紹介します。
フリマやオークションでは送料が意外に高い
出品者と落札者の住所の距離に関わらず、水槽の送料はそれなりに掛かります。一般的には大きめな郵送物となり、ある程度の金額になってきます。そのため、郵送には2,000~4,000円ほど費用が掛かってくるでしょう。
そのような事情を踏まえて考えると、どのような中古品であっても送料分を含めた金額以上が価格相場になってきてしまいます。つまり、水槽代が5,000円であれば出品金額は7,000~10,000円程度となってきます。
こうなってくると「商品代+送料」の出品額が、新品で購入する製品の半額以下程度の相場価格に収まらないとフリマやオークションでは安いイメージは持たれず、売れにくいものとなってくるでしょう。
販売店・専門店では無料回収はしてもらえないことが多い
一般的な販売店・専門店等では、無料での引き取り処分を行ってもらえない場合が多いです。理由は非常に簡単で、一般的に粗大ゴミで処分を進めようとすれば費用が掛るように、お店側でも処分の費用が掛ってきてしまうからです。
さらに大きな製品ともなると回収作業を行う状況もあるでしょう。すると無料回収では手間も労力も掛かる上に、処分費用を貰えない状態になってしまうためお店側も損をしてしまいます。
お店側は企業となるため一般ゴミでの処分も利用ができません。そうなると、お店が処分を進めようとする場合にはどの道ある程度のお金が掛かってしまうことになるため、費用を貰わずに処分を進めることは難しいでしょう。
ガラスが割れた場合の粗大ゴミ排出方法
水槽のガラスパネルが割れてしまっている場合、そのまま粗大ゴミの収集場所に排出することは避けましょう。一部分だけだとしても配慮が必要となります。
破損したガラス製品全般にいえることになりますが、紙にくるんで、指定袋等に入れるなどして、外からわかるように「キケン」と貼っておく対応が求められます。
収集作業員や通行人などが触れた際に怪我をしてしまわないように注意を促すことが重要でしょう。
砂利や中身の物は?
水槽に使用していた周辺用品等は個別に処分を進める必要があります。空気送る機械などであれば、小型家電として処分を進めましょう。
しかし、中には捨てることが難しいものもあります。それは、石や砂利、レンガ等の水用オブジェなどです。ガラスや金属などであれば処分もしやすいですが、砂・土・石といったものは処分困難品となります。
しかし、こういった物の処分についても案内がある場合があるため、一度自治体に問い合わせてみましょう。無料で回収を行っていたり、対応業者を案内されたりなど、処分の解決に役立つでしょう。
まとめ
水槽にはいくつかの処分方法があることが分かりました。粗大ゴミや販売店等に引き取り・回収処分を依頼する方法が一般的ですが、処分に手間を掛けたくないという場合は不用品回収業者を利用するのも有効でしょう。
製品の状態や大きさ故に手間が掛かる面も考慮する必要があります。ご自身の状況を考えて、どの方法が1番納得のいく処分となるか検討してみてください。
水槽の場合、移動させることも困難な場合が考えられるため、持ち運び・移動の注意や、解体の可能有無、人手が必要であるかなど、様々な視点から処分方法を検討した方が良いでしょう。
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