世田谷区でプリンターを処分する方法
世田谷区でプリンターを処分したい場合、ゴミの分別ではどのような条件となっていて、何を注意しながら処分を進めなければならないかなど、処分・廃棄についての詳細をご案内いたします。
プリンターは、主にご家庭などで使用されるパソコンでの印刷が必要な際に活用される周辺機器です。印刷機と表現するとコピー機のような印象が強くなってしまいますので、こちらの記事では一般的に購入が可能な「家庭用のプリンター」について説明をしていきます。
※当記事では、プリンター製品に関して「プリンター(プリンタ)」という表現・表記に統一してご案内いたします。
粗大ゴミに該当する「プリンター」品目
② プリンタ・スキャナ・コピー機・プロッタ(10㎏超20kg以下)
③ プリンタ・スキャナ・コピー機・プロッタ(20㎏超30kg以下)
④ プリンタ・スキャナ・コピー機・プロッタ(大きさ30cm以下)
プリンター製品に関しては、上記の4品目が該当します。
主に、プリンターの大きさに応じて該当品目が変化してきますので、お持ちの製品のサイズを確認しておきましょう。
詳細を除き品目名だけを見ると、少々分からない部分があります。品目ごとの具体的な詳細や条件に付いては次項で説明いたします。
粗大ゴミ収集で処分する場合の条件
世田谷区では、プリンターの品目は主に粗大ゴミに分類されています。
プリンター類の品目での処分条件の詳細
② プリンタ(10㎏超20kg以下) … 【粗大ゴミ】
③ プリンタ(20㎏超30kg以下) … 【粗大ゴミ】
④ プリンタ(大きさ30cm以下) … 【不燃ゴミ】
※他品目が加わる不要な記述を除外しています。
まずプリンター製品の多くは、世田谷区の粗大ゴミ規定の最長辺30cmを超える条件に当てはまる為、基本的には粗大ゴミとなってきます。また、この条件に当てはまらない小さな製品の場合には、④不燃ゴミに該当することになります。
しかし、①~③を見てもらうと分かるように粗大ゴミの品目としては重さを基準とした分類となってきます。その為、製品の大きさに比例して料金も変化してくる傾向があります。
なお、排出の際には注意点が設けられています。
プリンターを排出する際の注意点
・取り外し可能なパーツも含めてテープなどで固定する
・設置しているインクカートリッジは外して個別に捨てる
・電源コードはまとめて束ね持ち運びやすいようにしておく
基本的に他の電化製品を処分する場合と同じように、コードや部品が暴れないように固定をして持ち運びやすいようにしておきましょう。
注意しなければならない点はインクの取り扱いです。インクについては特殊な分別が求められるため、取り外して家電量販店等の回収ボックスに投入して処分をしましょう。
その他の処分方法・補足情報
プリンターの処分を進める前に、あらかじめ処分に関する情報やポイントを抑えておきましょう。
販売店での引き取り回収について
家電量販店では、買い替え時に限り古いプリンターを持ち寄ることができれば有料で処分・回収を行ってもらうことが可能な場合が多いです。お店によっても異なりますが、処分費用は550~1,200円程度が一般的です。
しかし、こちらは買い替え時のみで対応していることが多く、処分のみの依頼には対応していない場合がほとんどです。個別に処分が必要な場合には、自治体の粗大ゴミ収集を利用するように案内されることが多いかもしれません。
「家電を買い替える場合の回収・処分費用って無料になるの?」と勘違いしてしまう人も多いですが、処分の際は基本的に有料です。
小型の家電ゴミとして捨てても良い?
世田谷区では、1辺の長さが30cm以下となる家電製品に関しては不燃ゴミとして排出することが可能です。そのため「小型プリンター」などは不燃ゴミとなります。
しかし、一般的なプリンターの場合には粗大ゴミの規定内の大きさとなることが予想されるため、比較的小振りなプリンター製品でも粗大ゴミに該当してくると考えられます。
清掃施設に持ち込める?
自力で運搬が可能で清掃施設を利用できる場合、持ち込み処分を行うことも可能と考えられます。やや手間が掛かっても早めに処分を行いたいという場合には有効な手段でしょう。
処分の際の費用は戸別収集時の半額程度の処理手数料が掛かります。また、事前に粗大ゴミ処理券の準備が必要となるため、あらかじめ注意しておきましょう。
※世田谷区の清掃施設では、一般ゴミ(可燃ゴミ・不燃ゴミ)の持ち込みが禁止となっているため、注意しましょう。
各種業者に依頼する
プリンター製品を急いで処分したい場合には、いくつかの専門業者に回収を依頼することが可能です。
まず、自治体より案内がある一般廃棄物処理業者へ依頼を行うことが可能です。特に問題なく回収してもらうことが可能ですが、費用も時間も掛かり、意外に手間が掛かってしまう場合が多いかもしれません。※粗大ゴミ収集の利用を案内され回収してもらえない場合もあります。
次に、不用品回収業者を利用する方法もあります。依頼に際して細かな条件も無く、回収してもらうゴミの量に応じた費用が掛るため分かりやすく利用することが可能です。都合が合えば、即日対応を行ってくれる場合も多く、使い勝手がとても良いです。
ほとんどの場合、これらでの対応で解決が可能です。しかし、粗大ゴミ収集予約と同様に手続きが必要となるため、処分が完了するまでにはやや時間を要する可能性があります。
また、プリンター1点の処分のために利用する場合には費用が割高となる場合が多いでしょう。
リサイクルショップ等に売却する
プリンターの状態も良く特に問題なく動作するものであれば買い取ってもらうことが可能です。売却することが出来ればお金を得ることもでき、同時に処分もできてお得でしょう。パソコン関連製品を取り扱っている専門店などへの依頼がオススメです。
新しい製品・人気メーカー品などであれば需要も高いです。逆に、製造からある程度の期間が経過してしまっている製品については商品価値が低くなり取り扱ってもらえません。
プリンターはメーカー側での部品の保有期間が7年と定められている場合が多く意外と寿命も長いものと考えられます。しかし、製造販売から5年程度で徐々に修理することが難しくなる傾向があり、中古品としての価値は無くなってきてしまうでしょう。
パソコンの処分回収に合わせて回収してもらう
パソコンをリサイクル処分する際に、PC周辺機器として合わせて有料で処分できる場合があります。
ついでに処分ができるならば都合が良いため、依頼をしても良いかもしれません。多少割高にはなりますが様々な周辺機器を同時に回収してもらえるでしょう。
処分方法ごとの詳細
・自治体の収集にて処分可能
・処分費用:無料
・自治体の収集にて処分可能
・処分費用:400円
・自治体の収集にて処分可能
・処分費用:900円
・自治体の収集にて処分可能
・処分費用:1,300円
・清掃施設に直接持ち込んで処分を依頼する
・処分費用:200円(10㎏以下)
・処分費用:450円(10㎏超20kg以下)
・処分費用:650円(20㎏超30kg以下)
・直接持ち込んで売却を依頼する
・処分費用:無料
・直接問い合わせて依頼可能
・処分費用:2,000円~4,000円ほど
・直接問い合わせて依頼可能
・処分費用:5,000~10,000円ほど
目的に応じて推奨される処分方法
「費用をできるだけ抑えたい」「早く処分したい」など、目的に合わせて処分方法を選ぶと良いかもしれません。
費用を抑えたい場合
⇒ 一般ゴミ・粗大ゴミの戸別収集を利用すれば、比較的費用が掛からないため推奨
⇒ 都合が合い自己搬入して利用ができれば安価に処分できるため推奨
⇒ 売却することができれば処分費用が掛らないため推奨
急いで処分をしたい場合
⇒ 都合が合い自己搬入して利用ができれば早めに処分が可能となり費用も比較的安価であるため推奨
⇒ それなりに費用が掛かるが即日対応が可能で自己対応不要など手間が掛からないため推奨
まとめ
単にプリンターの処分と考えても、実際に調べてみると分かりづらく迷ってしまうこともあるかもしれません。
特に世田谷区では、大きなサイズの家電製品は粗大ゴミとなることから、他の自治体のように不燃ゴミや家電ゴミとして処分ができそうなイメージも沸いてしまうでしょう。しかし、粗大ゴミとして品目が指定されている点に注意しましょう。
プリンター製品は、粗大ゴミ収集を活用して処分を進めることが可能であるため、申し込みなどの手間こそ掛かりますが、処分自体は難しくありません。急いで処分を進めなければならない場合には、他の様々な処分方法を検討してみると良いでしょう。
あらかじめ確認できる様々な情報を元に予測を立てて、不用品回収業者などに連絡を行い早めに処分を進めてしまった方が効率も良いかもしれません。
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