地域の特徴や詳細について【八潮市】

地域の特徴や詳細について【八潮市】

埼玉県八潮市は、埼玉県内の中でも小規模の地域となり、約9.4万人の人々が暮らす地域となっています。

当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、八潮市は人口に比例して少ない地域と考えられます。

そんな八潮市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。

数値から見る八潮市の情報

単に人口がそこまで多くはない印象の八潮市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。

今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。

人口や世帯数

八潮市(約9.4万人)は、埼玉県内に存在する63地域の自治体の中でも23番目に人口の多い都市です。

人口の割合は「県内全域の1.0%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、東松山市の約9.2万人となり、八潮市よりも1.7%ほど少ない状況となっています。

そのため、埼玉県内から排出されるゴミの100個の内の1つ程度は八潮市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると八潮市の占める割合は大きいことが伺えます。

人口密度

八潮市の人口密度は1km²あたり0.52万人となっています。

埼玉県内でも23番目に人口の多い八潮市は人口密度はそこまで高くないだろうと想像しがちですが、埼玉県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.28万人となることから、人口密度は標準よりもやや高い部類です。また、人口密度順で見ると県内では13番目となっています。

これらのことから、人口は比較的多いものの土地的にはそれなりに余裕がある地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすい傾向もあると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは多くなってくるかもしれません。

世帯数

八潮市の世帯数は約4.4万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.12人となっています。埼玉県内では、草加市の2.13人に次いで59番目に多い値となっています。

人口が比較的少ない地域という印象が強いですが、世帯数の割合は47%と標準的な状況となります。このような自治体や地域によっての違いはありますが、八潮市については世帯割合がやや高い状況があり、ゴミの排出機会は多い部類となるでしょう。

ちなみに、世帯数の割合が県内で最も高い蕨市は51%となっています。

近隣の自治体との差

八潮市に近い地域では、同じ県内に鶴ヶ島市があります。こちらは八潮市と面積もそこまで違いのない環境です。

八潮市の人口と比べると、「鶴ヶ島市は約7.0万人で約74%」となるためやや少ない状況となっています。また、地域の人口密度を八潮市と比べると、「鶴ヶ島市は約75%」とこちらも少ないです。

大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。

そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、八潮市と人口密度の差も大きい鶴ヶ島市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も多く、ゴミ収集の対応負荷は低い状況と考えられるでしょう。

ゴミ処理の規模感

埼玉県内で比較的人口密度が標準的な八潮市については、上尾市の0.95倍の過密さとなっています。人口こそ多くなりますが、1k㎡あたりで見ると上尾市に比べるとややゴミが多くなると考えられるでしょう。

また、上尾市と比べると人口は0.41倍、面積は0.40倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、上尾市に比べて八潮市のゴミ処理能力が2.5～3倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。

規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。

埼玉県内での位置付け

各項目【八潮市】	詳細情報	平均値	MAX / MIN
面積	18.0㎢ (54位)	46.8㎢	577㎢ / 5.1㎢
人口	9.4万人 (23位)	11.2万人	134万人 / 0.2万人
世帯数	4.4万世帯 (23位)	5.0万世帯	61.1万世帯 / 0.09万世帯
世帯人数	2.12人 (59位)	2.30人	2.71人 / 1.95人
人口密度(1㎢)	0.52万人 (13位)	0.28万人	1.45万人 / 0.05万人

八潮市に関しては、多くの項目で中位・下位に位置する状況となり、人口は標準以下の地域となっています。また、1㎢あたりの人口密度をみるとある程度の余裕のある環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は高い地域と考えられますが、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。

人口数に対して世帯数の割合が高いものの、人口密度は低く世帯人数も少ない状況から考えると、地域全体の単身者世帯はそこまで多くない分かり、ややファミリー層が多いことが伺えます。

※上記は埼玉県全域の地域を対象とした比較データとなっています。

八潮市は過密な地域なの？

1㎢あたりの人口密度が0.52万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり2.61人、100㎡あたり0.52人となる状況です。

平均値となる桶川市では、500㎡あたり1.45人、100㎡あたり0.29人となることから、一般的・標準的な地域と比べても密度が高いことが分かります。

八潮市については、首都圏に近い位置となる事情もあり人口がそれなりに多い地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と比べるとやや低くなる状況です。

まとめ

八潮市のように人口がさほど多くはなく面積が狭い規模の部類となる自治体は、それだけ局地的に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。

埼玉県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。

どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。

また、埼玉県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。

八潮市エリアの情報については『八潮市｜不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。