地域の特徴や詳細について【蕨市】

地域の特徴や詳細について【蕨市】

埼玉県蕨市は、埼玉県内の中でも小規模の地域となり、約7.4万人の人々が暮らす地域となっています。

当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、蕨市は人口に比例して少ない地域と考えられます。

そんな蕨市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。

数値から見る蕨市の情報

単に人口がそこまで多くない印象の蕨市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。

今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。

人口や世帯数

蕨市(約7.4万人)は、埼玉県内に存在する63地域の自治体の中でも30番目に人口の多い都市です。

人口の割合は「県内全域の0.8%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、桶川市の約7.39万人となり、蕨市よりも0.03%ほど少ない状況となっています。

そのため、埼玉県内から排出されるゴミの150個の内の1つ程度は蕨市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると蕨市の占める割合は小さいことが伺えます。

人口密度

蕨市の人口密度は1km²あたり1.45万人となっています。

埼玉県内でも30番目に人口の多い蕨市は人口密度はそこまで高くないだろうと想像しがちですが、埼玉県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.28万人となることから、人口密度は非常に高い部類です。また、人口密度順で見ると県内では1番目となっています。

これらのことから、人口は少ないものの土地的には余裕がない地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されにくい傾向もあると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは少なくなってくるかもしれません。

世帯数

蕨市の世帯数は約3.7万世帯となっており、1世帯当たりの人数は1.95人となっています。埼玉県内では、和光市の2.04人に次いで63番目に多い値(最下位)となっています。

人口が比較的少ない地域という印象が強いですが、蕨市については世帯割合が51%と県内でも最も多い状況があり、ゴミの排出機会は少ない部類となるでしょう。

近隣の自治体との差

蕨市に近い地域では、同じ県内に志木市があります。こちらは蕨市と面積もそこまで違いのない環境です。

蕨市の人口と比べると、「志木市は約7.5万人で約101%」となるためやや多い状況となっています。また、地域の人口密度を蕨市と比べると、「志木市は約89%」とこちらは少なくなっています。

大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。

そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、蕨市と人口密度の差も大きい志木市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も多く、ゴミ収集の対応負荷はやや低い状況と考えられるでしょう。

ゴミ処理の規模感

埼玉県内で比較的人口密度が標準的な蕨市については、草加市の1.6倍の過密さとなっています。人口こそ少なくなりますが、1k㎡あたりで見ると草加市に比べるとややゴミが多くなると考えられるでしょう。

また、草加市と比べると人口は0.29倍、面積は0.18倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、草加市に比べて蕨市のゴミ処理能力が2.5倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。

規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。

埼玉県内での位置付け

各項目【蕨市】	詳細情報	平均値	MAX / MIN
面積	5.1㎢ (63位)	46.8㎢	577㎢ / 5.1㎢
人口	7.4万人 (30位)	11.2万人	134万人 / 0.2万人
世帯数	3.7万世帯 (30位)	5.0万世帯	61.1万世帯 / 0.09万世帯
世帯人数	1.95人 (63位)	2.30人	2.71人 / 1.95人
人口密度(1㎢)	1.45万人 (1位)	0.28万人	1.45万人 / 0.05万人

蕨市に関しては、多くの項目で上位・下位近辺に位置する状況となり、人口はやや少ない地域となっています。また、1㎢あたりの人口密度をみると非常に余裕がない環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は低い地域と考えられますが、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。

人口数に対して世帯数の割合が低くなり、人口密度が極端に高く世帯人数は少ない状況から考えると、地域全体の単身者世帯はそれなりに多いことが分かり、ファミリー層が中心であることが伺えます。

※上記は埼玉県全域の地域を対象とした比較データとなっています。

蕨市は過密な地域なの？

1㎢あたりの人口密度が1.45万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり7.25人、100㎡あたり1.45人となる状況です。

平均値となる桶川市では、500㎡あたり1.45人、100㎡あたり0.29人となることから、一般的・標準的な地域と比べても密度が5倍程度高いことが分かります。

蕨市については、首都圏からもほど近い位置となる事情もあり人口はそこそこ多い地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と比べるも非常に高くなる状況です。

まとめ

蕨市のように人口が少なくはなく面積が狭い規模の部類となる自治体は、それだけ局地的に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。

埼玉県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。

どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。

また、埼玉県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。

蕨市エリアの情報については『蕨市｜不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。