
地域の特徴や詳細について【さいたま市】
埼玉県さいたま市は、埼玉県内の中でも大規模の地域となり、約134万人の人々が暮らす地域となっています。
当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、さいたま市は人口に比例して多い地域と考えられます。
そんなさいたま市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。
数値から見るさいたま市の情報
単に人口が多い印象のさいたま市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。
今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。
人口や世帯数
さいたま市(約134万人)は、埼玉県内に存在する63地域の自治体の中でも1番目に人口の多い都市です。
人口の割合は「県内全域の14.7%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、川口市の約59万人となり、さいたま市よりも55%ほど少ない状況となっています。
そのため、埼玉県内から排出されるゴミの10個の内の1つ程度はさいたま市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見るとさいたま市の占める割合は大きいことが伺えます。
人口密度
さいたま市の人口密度は1km²あたり0.61万人となっています。
埼玉県内でも1番目に人口の多いさいたま市は人口密度はそこそこ高いだろうと想像しがちですが、埼玉県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.28万人となることから、人口密度は標準よりもやや高い部類です。また、人口密度順で見ると県内では10番目となっています。
これらのことから、人口は非常に多いものの土地的にはある程度の余裕がある地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすい傾向もあると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは多くなってくるかもしれません。
世帯数
さいたま市の世帯数は約61万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.20人となっています。埼玉県内では、東松山市の2.20人に次いで50番目に多い値となっています。
人口が非常に多い地域という印象が強いですが、さいたま市については世帯割合が45%と標準的な状況があり、ゴミの排出機会はそこまで多くはない部類となるでしょう。
ちなみに、世帯数の割合が県内で最も高い蕨市は51%となっています。
近隣の自治体との差
さいたま市に近い地域では、同じ県内に熊谷市があります。こちらはさいたま市と面積もそこまで違いのない環境です。
さいたま市の人口と比べると、「熊谷市は約19万人で約14.2%」となるため少ない状況となっています。また、地域の人口密度をさいたま市と比べると、「熊谷市は約19%」とこちらも少なくなっています。
大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。
そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、さいたま市と人口密度の差も大きい熊谷市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も多く、ゴミ収集の対応負荷はやや低い状況と考えられるでしょう。
世帯数比で考えると、さいたま市(約61.1万世帯)、熊谷市(約8.2万世帯)となり、おおよそ7.41倍です。そして、人口密度をさいたま市比で換算すると熊谷市は5.1倍となります。その為、世帯数比(7.41) × 人口密度比(5.1) = 38.5 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、さいたま市のゴミ排出規模は熊谷市と比べて5倍以上の違いがあると考えられます。
ゴミ処理の規模感
埼玉県内で比較的人口密度が標準的なさいたま市については、川口市の0.64倍の過密さとなっています。人口こそ少なくなりますが、1k㎡あたりで見ると川口市に比べるとややゴミが少なくなると考えられるでしょう。
また、川口市と比べると人口は2.26倍、面積は3.5倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、川口市に比べてさいたま市のゴミ処理能力が2~3倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。
規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。
世帯数比で考えると、さいたま市(約61.1万世帯)、川口市(約27.6万世帯)となり、おおよそ2.21倍です。そして、人口密度をさいたま市比で換算すると0.64倍となります。その為、世帯数比(2.21) × 人口密度比(0.64) = 1.43 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、さいたま市のゴミ排出規模は川口市と比べて1.5倍程度の違いがあることが分かります。
埼玉県内での位置付け
各項目【さいたま市】 | 詳細情報 | 平均値 | MAX / MIN |
面積 | 217.4㎢ (2位) | 46.8㎢ | 577㎢ / 5.1㎢ |
人口 | 134万人 (1位) | 11.2万人 | 134万人 / 0.2万人 |
世帯数 | 61.1万世帯 (1位) | 5.0万世帯 | 61.1万世帯 / 0.09万世帯 |
世帯人数 | 2.20人 (50位) | 2.30人 | 2.71人 / 1.95人 |
人口密度(1㎢) | 0.61万人 (10位) | 0.28万人 | 1.45万人 / 0.05万人 |
さいたま市に関しては、多くの項目で上位近辺に位置する状況となり、人口は非常に多い地域となっています。また、1㎢あたりの人口密度をみると比較的余裕がある環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は高い地域と考えられますが、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。
人口数に対して世帯数の割合がやや低くなり、人口密度は低いものの世帯人数はそこそこ多い状況から考えると、地域全体の単身者世帯も多くないことが分かり、大部分はファミリー層が中心であることが伺えます。
※上記は埼玉県全域の地域を対象とした比較データとなっています。
さいたま市は過密な地域なの?
1㎢あたりの人口密度が0.61万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり3.05人、100㎡あたり0.61人となる状況です。
平均値となる桶川市では、500㎡あたり1.45人、100㎡あたり0.29人となることから、一般的・標準的な地域と比べても密度が2倍程度高いことが分かります。
さいたま市については、首都圏から多少離れた位置となる事情がありますが人口は爆発的に多い地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と比べるとやや低くなる状況です。
まとめ
さいたま市のように人口が非常に多く面積が広い規模の部類となる自治体は、それだけ局地的に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。
埼玉県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。
どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。
また、埼玉県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。
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さいたま市エリアの情報については『さいたま市|不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。