地域の特徴や詳細について【狛江市】

地域の特徴や詳細について【狛江市】

東京都狛江市は、東京都内の中でも非常に人口の少ない地域となり、約8.4万人の人々が暮らす地域となっています。

当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、狛江市は人口に比例して比較的小規模の地域と考えられます。

そんな狛江市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。

数値から見る狛江市の情報

単に人口が多い印象の強い狛江市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。

今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。

人口や世帯数

狛江市(約8.4万人)は、東京都内に存在する62地域の自治体の中でも41番目に人口の多い都市です。

人口の割合は「都内全域の0.06%」「23区外地域の0.02%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、東大和市の約8.3万人となり、東大和市よりも0.06%ほど多い状況となっています。

そのため、東京都内から排出されるゴミの100個の内の1つ程度は狛江市のゴミと考えることが出来るかもしれません。それだけ狛江市の占める割合は小さいことが伺えます。

人口密度

狛江市の人口密度は1km²あたり1.32万人となっています。

東京都内でも42番目に人口の多い狛江市は人口密度は低いだろうと想像しがちですが、23区外地域の人口密度の平均値が1km²あたり0.79万人となることから、比較的密度は高いです。また、人口密度順で見ると23区外地域では2番目となっています。

これらのことから、人口こそ多いものの土地的にはやや余裕がない地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されづらく、ゴミや不用品の蓄積度合いも少なくなる傾向があるかもしれません。

世帯数

狛江市の世帯数は約4.3万世帯となっており、1世帯当たりの人数は1.95人となっています。東京都内23区外地域では、多摩市の1.96人に次いで23番目に多い値となっています。

ちなみに、福生市は世帯数の割合が高く55%となっています。そのため、人口に対しての世帯数の割合が多くなるため、ゴミの排出される機会も多くなると考えられます。

その為、人口こそ多いものの世帯数の割合は51%とそれなりに高い傾向となります。このような自治体や地域によっての違いはありますが、狛江市については世帯割合がやや高い傾向があり、ゴミの排出機会は多い部類となるでしょう。

近隣の自治体との差

狛江市に近い地域では、東京都の西部に稲城市があります。こちらは狛江市よりもやや面積の広い環境です。

狛江市の人口と比べると、「稲城市は約9.4万人で約111%」とやや多い状況です。しかし、地域の人口密度を狛江市と比べると、「稲城市は約39%」と低くなっています。

大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。

そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、狛江市よりも人口密度の低い稲城市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量の印象はやや低く、ゴミ収集の対応負荷が若干低い状況と考えられるでしょう。

ゴミ処理の規模感

東京都内で比較的人口密度が高い狛江市については、武蔵野市の0.96倍の過密さとなっています。人口こそ多くなりますが、1k㎡あたりで見ると武蔵野市に比べるとゴミが多くなると考えられるでしょう。

また、武蔵野市と比べると人口は0.56倍、面積は0.58倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、武蔵野市に比べて狛江市のゴミ処理能力が2倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。

規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。

東京都内での位置付け

各項目【狛江市】	詳細情報	平均値	MAX / MIN
面積	6.39㎢ (49位)	28.7㎢	186㎢ / 6.39㎢
人口	8.4万人 (41位)	28.3万人	93.7万人 / 5.4万人
世帯数	4.3万世帯 (40位)	15.1万世帯	49.1万世帯 / 2.6万世帯
世帯人数	1.95人 (24位)	1.92人	2.22人 / 1.55人
人口密度(1㎢)	1.32万人 (19位)	1.20万人	2.28万人 / 0.1万人

狛江市に関しては、多くの項目で中位・下位に位置する状況となり、人口はそこまで多くない地域となっています。しかし、1㎢あたりの人口密度をみるとそこまで余裕がない環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性が低い地域と考えられますが、ゴミ処理事情についても課題が多いかもしれません。

※上記は東京都全域の地域を対象とした比較データとなっています。

狛江市は過密な地域なの？

1㎢あたりの人口密度が1.32万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり6.6人、100㎡あたり1.32人となる状況です。

平均値となる江東区では、500㎡あたり6.05人、100㎡あたり1.21人となることから、一般的・標準的な地域と比べてもやや密度は高いことになります。

まとめ

狛江市のように人口や面積の規模も小さな部類となる自治体は、そこまで多くのゴミが排出されることは少ないと予想されるため、そもそものゴミ処理環境がそこまで整備されていない可能性があります。

東京都の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。

どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の小さな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用はどうしても高くなることが予想されます。

また、東京都では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。

狛江市エリアの情報については『狛江市｜不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。