世田谷区で段ボールを処分する方法
世田谷区で段ボールを処分したい場合、一般ゴミの分別ではどのような条件となっていて、何を注意しながら処分を進めなければならないかなど、処分・廃棄についての詳細をご案内いたします。
一般ゴミに該当する『段ボール』品目
段ボール製品に関しては、上記の1品目が該当します。
詳細を除き品目名だけを見ると、少々分からない部分があります。品目ごとの具体的な詳細や条件に付いては次項で説明いたします。
一般ゴミ収集で処分する場合の条件
世田谷区では、段ボール品目は古紙類に分類されています。
古紙類品目での処分条件の詳細
他の自治体と同様に、世田谷区では段ボールゴミは資源ゴミで捨てることが可能となっています。
捨てる場合には、折りたたんでまとめて紐で十字にしばって束ねてください。持ち運びしやすくバラバラにならない状態で排出しましょう。
なお、排出の際には注意点が設けられています。
段ボールを排出する際の注意点
・粘着テープは使ってまとめてはいけません。
・配達伝票は取り除いて排出してください。
・アルミコーティングされたもの・汚れたものは可燃ゴミに排出してください。
・緩衝材等で使われていた発泡スチロールは取り除いて可燃ゴミに排出してください。
よくある排出の形として、空の段ボール箱に折り畳んだ段ボールを重ねて詰めるという方法があります。しかし、この方法ではしっかりと固定されておらず、敷き詰められはまっているだけとなるため途中でバラバラになってしまう懸念があります。
そのため、基本的にはビニールテープや紐などで束ねて排出することが望ましいです。また、一度に排出する量については、段ボール箱10箱分くらいが適切な量でしょう。
その他の補足情報
段ボールの処分を進める前に、あらかじめ処分に関する情報やポイントを抑えておきましょう。
資源ごみ収集曜日について
世田谷区では地区ごとに週1回の決められた曜日に資源ゴミが収集されます。
回収日の朝8時までにお出しください。祝日は平常どおり回収しています。
お店等による資源の自主回収について
スーパーマーケット等の事業者が自主的に資源ゴミの回収を行っている場合がありますが、世田谷区からの公式な案内情報によると、段ボールの回収は行われておりません。
あくまでも店舗による自主的な取り組みとなるため、上記以外にもお店によっては段ボールゴミの回収を行っている店舗も存在しているかもしれません。
汚れや匂いが強い場合は?
資源ゴミの回収条件には、汚れや匂いなどがない場合にという条件があります。そのため、極端に状態の悪い段ボールゴミの場合には、可燃ゴミでの処分が必要です。
また、ペンキ・カラースプレー・香水・マニキュアなどの残液を染み込ませて消費した場合の段ボールについても、資源ゴミとして再利用ができないものとなるため、可燃ゴミでの排出が必要となります。
粗大ゴミ収集での処分はできるか?
段ボールゴミが多く集まってしまった場合に、まとめて粗大ゴミとして捨てることができないか考える場合もあるでしょう。
しかし、粗大ゴミの対象となる品目としては設けられておりませんので、排出量を調整しながら資源ゴミでの処分を進める必要があります。
それ以外にも処分をする方法は存在ため、1つずつ確認をしていきましょう。
清掃施設に持ち込む
自力で運搬が可能で清掃施設を利用できる場合、持ち込み処分を行うことも可能と考えられます。やや手間が掛かっても早めに処分を行いたいという場合には有効な手段でしょう。
しかし、世田谷区の清掃施設では一般ゴミ(可燃ゴミ・不燃ゴミ)の持ち込みが持ち込み禁止となっているため、残念ながら持ち込みでの処分を行うことはできません。
貰った先の業者に相談する
段ボールゴミが多く出てしまうケースの1つに、引っ越しを行った場合があります。
引っ越し作業の過程によっては段ボールゴミが排出されるタイミングも異なりますが、1週間以内程度で段ボールゴミをまとめられる様であれば、引っ越し業者に引き取ってもらうことが可能です。
何十箱という段ボールの空箱が出ることが考えられるため、処分しなければならない段ボールの量も多くなり、簡単に捨てることはできないです。そのため、多くの引っ越し業者では、使用した段ボールゴミを回収してもらうことが可能となっています。
各種業者に依頼する
かなり大量の段ボールゴミが出て、まとめて処分が必要となる場合には、いくつかの専門業者に回収を依頼することが可能です。
まず、古紙回収業者を探して依頼してみると良いかもしれません。古紙を専門に扱う業者となるため、やり取りもスムーズで費用も抑えられることが多いです。都合さえ合えば比較的優先して活用したい業者といえるかもしれません。
次に、自治体より案内がある一般廃棄物処理業者へ依頼を行うことも可能です。特に問題なく回収してもらうことが可能ですが、粗大ゴミ関係以外で利用する場合には、費用も時間も掛かり、意外に手間が掛かってしまう場合が多いかもしれません。※一般ゴミ収集の利用を案内され回収してもらえない場合もあります。
最後に、不用品回収業者を利用する方法もあります。依頼に際して細かな条件も無く、回収してもらうゴミの量に応じた費用が掛るため分かりやすく利用することが可能です。都合が合えば、即日対応を行ってくれる場合も多く、使い勝手がとても良いです。
ほとんどの場合、これらでの対応で解決が可能です。しかし、粗大ゴミ収集予約と同様に手続きが必要となるため、処分が完了するまでにはやや時間を要する可能性があります。また、段ボールゴミの大きさや量により費用も高くなる場合が考えられます。
処分方法ごとの詳細
・週1度の収集にて排出可能
・処分費用:無料
・引っ越し対応を依頼していた場合に利用可能
・処分費用:無料
・直接問い合わせて依頼可能
・処分費用:500円~1,500円ほど
・直接問い合わせて依頼可能(利用可能な場合)
・処分費用:1,500円~3,500円ほど
・直接問い合わせて依頼可能
・処分費用:5,000~10,000円ほど
目的に応じて推奨される処分方法
「費用をできるだけ抑えたい」「早く処分したい」など、目的に合わせて処分方法を選ぶと良いかもしれません。
費用を抑えたい場合
⇒ 毎週利用でき費用も掛からないため推奨
⇒ 都合が合い利用ができれば無料で回収してもらえるため推奨
急いで処分をしたい場合
⇒ 都合さえ合えば早めに処分が可能となり、費用も比較的安価
⇒ それなりに費用が掛かるが、即日対応が可能で自己対応不要など手間が掛からない。
まとめ
単に段ボールの処分と考えても実際に調べてみると分かりづらく複雑なものです。特に、段ボールゴミの量については回収条件が記載されていないなど不明瞭な点も多く見受けられます。
確認をしたくても夜間などの時間になると問い合わせもできず、必要な時に準備を進めることもできない状況も出てきてしまうでしょう。
世田谷区では、週に1度ある資源ゴミ収集を利用することが出来るため、比較的容易に捨てることが出来ます。逆に、清掃施設などに持ち込むことが出来ず処分方法も限られるため、計画的に捨てていくことが望ましいです。
あらかじめ確認できる様々な情報を元に予測を立てて、不用品回収業者などに連絡を行い早めに処分を進めてしまった方が効率も良いかもしれません。
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