着物の処分方法7選!無料で捨てられる方法をご紹介
親族から譲り受けた物や、過去に着る機会があり購入したけれど結局そのままになっている着物、箪笥の中に眠っていませんか?日本の文化とはいえ、着物を着てでかける機会は早々訪れるものではありません。折角の美しい着物もたんすの中に眠っていては収納スペースを奪うだけのものになってしまいます。
また、生前整理や遺品整理、引っ越し等で見つかった着物の処分方法に悩んでいる方もいるでしょう。
家の中の断捨離や整理も兼ねて、この際思い切って着物を処分しようと思っている方へ向けて今回は無料で着物を処分出来る方法をご紹介していきたいと思います。
着物を処分する時の注意事項
ただごみの日にごみとして出す事は簡単ですが、着物は購入する時はとても高価であり、代々受け継がれた物であったり、何かイベントの為に仕立てられた物等、思い入れが多くつまった物である場合がとても多いです。
それゆえ処分の方法に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
着物はとても繊細であり、保存状態によってはもう着る事はむずかしい程変色してしまったり、いたんだりしてしまいます。
手の施しようがない程の状態の物は思い切って捨て、まだ使える状態の物は他の処分方法も考えてみると良いでしょう。
処分方法によって後から後悔しないよう、あらかじめ納得のいく方法での処分をじっくり検討する事が大切です。
着物の種類と捨てるタイミング
単純に着物と言っても、種類や「格」などがありあまり普段から着物を着る事が無い現代の日本人には価値や使うタイミングもかわらないという人の方が多いのではないでしょうか。
処分する時の目安にもなりますので、一度着物の種類についておさらいしていきましょう。
大きく着物を分類するとまずは4つの「格」に分ける事ができます。
種類 | 説明 |
礼装 | 最も格式が高い着物になります。たとえば結婚式で花嫁が着る打掛や、慶事で着用する黒留袖、色留袖、本振袖、弔辞で着用する喪服などを礼装、第一礼装と言います。 |
準礼装 | 礼装の次に格の高さを持つのがフォーマルの場で使う訪問着、付け下げ、紋付の色無地の着物です。 |
盛装 | 冠婚葬祭では無く、華やかなパーティーなどの場で着用するのが盛袖です。紋のついていない訪問着はこの盛装に分類されます。 |
普段着 | 通常の気軽なお出かけに使う一番ポピュラーな着物のお召や紬を普段着と言います。一番身近な着物なので各家庭に眠っている物にはこの普段着が多いのではないでしょうか。 |
礼装・準礼服・盛装・普段着の順に格式が高く使用する回数も少なくなります。
また、購入時の価格についても格式の高い着物の方が基本的には高価な物と考えて良いでしょう。
普段着に分類されるお召や紬の中でほつれてしまったり、もう着ることができない物は買取に出しても値が付かない事の方が多いので、手間や時間を考えても思い切って捨てる事が好ましいです。
逆に、状態の良い訪問着などは高値で買取をしてもらえる場合もあるので一度査定に出し、値がつかなければ処分するという検討をしてみてはいかがでしょうか?
家族が使用しなくなった場合
よくある例として、祖父母などの家族が使用していた着物を処分したいという状況は比較的多く見受けられます。特に、故人が愛用していたものなどが不用品となり処分をどうするか悩まれることが多いようです。
その他、故人宅を遺品整理していく中で衣服や着物が出てくる場合も多いです。普段着用の洋服などとは異なり、着物はある程度の価値がある場合も多く、そのまま捨ててしまうともったいない場合もあるかもしれません。
このようなものの場合、不要な着物がどの程度の価値があるかは一見しただけでは分からないため、よほど傷んでいたりしない限りは、詳しい方や専門店等で見て貰った方が良いかもしれません。着物は長く使用することができるものでもあるので、何かしらの手段で譲ったりできた方が良い物でしょう。
着物の処分方法7選
先ほどご紹介した着物の種類や「格」を踏まえて、自分が今後着る事が無い物、親族や知人に譲る予定も無い物は思い切って処分を考えてみましょう。
ここでは7通りの着物の処分方法をご紹介致します。
自治体回収に出す
一番シンプルな捨て方として、自治体のごみの日に処分する方法からご紹介していきたいと思います。
時間もかからずに袋にいれたり紐で纏めるだけで処分が出来るので簡単ではありますが、着物というのは元々高価なものが多い為、ゴミとしてそのまま出すのは躊躇するのが普通です。
もう着る事ができない程のほつれや汚れがあったり、いたんでいる物はとっておいても仕方が無いので自治体のごみの日に出すと良いでしょう。
各地域によって燃えるゴミ、資源ごみ、古布扱いなどお住まいの地域によって分別が異なりますので注意が必要です。地域別で例を見てみましょう。
地域名 | ごみの種類 |
北海道札幌市 | 燃やせるゴミ(有料)※古着の無料回収に出す場合資源になります。 |
埼玉県さいたま市 | 繊維ゴミ |
東京都北区 | 可燃ゴミ |
大阪府大阪市 | 古紙・衣類/汚れているものは普通ゴミ |
広島県広島市 | 資源ごみ※リサイクルプラザでの引き取りもあります。 |
この様に自治体によってごみとして出す場合の分別が変わってきますので、お住まいの地域のホームページ等でゴミ出しのルールを確認してから着物を処分しましょう。
リサイクル・リユースに出す
お住まいの地域にもよりますが古着、古布のリサイクルボックスを設置している場合もあります。このリサイクルボックスに出された着物は通常のゴミの廃棄とは異なる用途で使用されます。
- 着られるもの … 中古の衣料としてリユースされます。
- 着られないもの … 再利用され工場などで使われる工業用ぞうきんに加工されます。
通常のゴミ回収とは決められた時間内に回収場所への持ち込みが基本条件になるのでお近くに回収場所がある場合は利用するのも一つの手です。
自分ではまだ着られるか判別が付かない場合もゴミの日に出すのではなく、リサイクルボックスに持っていく事によって各自治体の判断にお任せする事が出来るので譲り受けた物等大切に保管していた着物は捨ててしまうよりも心苦しくない方法なのではないでしょうか。
フリマアプリやオークションへの出品をする
フリマアプリやオークションに着物を出品するのも今の時代ならではの処分方法です。
昨今、SNS映え効果もありレトロな古い着物の可愛さに注目が再度集まっています。
若い女子達が着物を着て浅草・京都・川越など古き良き街並みを歩き、フォトスポットを巡るというブームのおかげもあり、フリマアプリを活用する世代からの需要も徐々に増えているので試しに出品してみるのもいいでしょう。
写真を撮り商品詳細を記入したのち出品、購入者が現れた場合は購入者とのやりとりから発送まで自分で行わなくてはならいので手間はかかりますが、気軽に街を歩けるレトロな柄や古典柄の普段着の需要がとても高まっているので出品するなら今がチャンスとも言えます。
人気の着物の柄
- 落ち着いた色合いのレトロ柄
- パステルカラーなどの淡い色合いの無地系
- 大正ロマン柄や古典柄などのカラフル系
- 大輪花柄の華やかな可愛い系
- レース等があしらわれた白や生成のガーリーな物
上に記載した人気の柄の着物は特に若い女性からの需要が高いので、是非お手持ちの着物を一度見返してみて下さい。
リメイクをする
どうしても普段使いするには難しい着物を、発想を変えて思い切ってワンピースや小物、スカートや鞄、ブラウスなどにリメイクをするのも着物の処分方法としてはポピュラーです。
リメイク業者に有料で依頼するのも良いですが、出来れば思い入れのある着物であれば一針一針大切に思いを込めてリメイクする事でより身近に使用しやすくなりますよね。
また、和柄の生地を使った小物は需要も高くフリーマーケット等でリメイク品として販売したりプレゼントに送ると喜ばれる事も多いので時間に余裕がある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、着物をリメイクする場合そのまま型紙にあわせて生地を切るだけでは綺麗な作品が作れないので下準備が必要になります。
ご参考までにご一読下さい。
下準備まで終われば簡単なゴムベルトのスカートや、クッションカバーなら初心者であっても1〜3日程で制作する事が出来ます。
リメイク前の下準備の方法
- リッパーやはさみを使い着物の縫い目をほどきます。
- 40度前後のぬるま湯で手洗いし、陰干しをします。
- 乾いたらあて布をしアイロンをかけ生地の字の目を伸ばします。
寄付をする
親から受け継いだ着物や、数回のみの着用で状態が良いものを捨てるのは忍びないという方は寄付を検討してみてはいかがでしょうか?
衣類や靴などであれば海外での需要が高いのですが、着物の場合日本国内への寄付を募っている団体もあります。
成人式で着る振袖や卒業式で着る袴など、その時期、そのイベントを過ぎてしまえばもう着る事は無い着物を思い出だからと言って家に保管するにはかなりのスペースが必要になります。
NPO法人やNGO法人へ寄付をする事で次の必要とする人に受け継がれ、大切に着てもらえるという最大のメリットも魅力的です。
また海外への寄付をしている場合、日本とは違い小さなシミ程度であれば海外では逆にヴィンテージとして喜ばれる場合もありますので捨てる程ではない小さなシミがある着物は寄付に出すのも良いかもしれません。
また、時代劇の衣装として劇団などで着物を探していたり、学芸会や着付けの授業などで着物を使用する学校が寄付を募っていたりする場合もあるので寄付先を探す際の参考にしてみて下さい。
買取専門店へ依頼する
着物の買取を依頼するのであれば、着物の専門知識のある方が常駐している買い取り専門店がおすすめです。洋服と違い着物は専門知識が無いときちんと査定をするのが難しい品の為、下調べをして専門家の居る業者を選ぶ事が大切です。
お手元にある着物に証紙が付属している場合はその証紙も共に買取業者へ提示する事で買取額に反映される事もありますので大切に保管しておきましょう。
また、買い取り専門店を装った悪徳業者には注意が必要です。特に目立つのが宅配買取業者に宅配で着物を送り査定してもらうシステムで、査定時に二束三文の買取価格をつけられそのままキャンセル拒否をされるというトラブルも多く見受けられます。
ホームページがある業者の場合、必ず資格や許可を保有していればその記載がありますのできちんと見定めましょう。
不用品回収業者に頼む
生前整理や遺品整理、引っ越し等たくさんの着物が出てきたり、他にもあわせて片付けたい物や処分したい物がある場合は圧倒的に不用品回収業者への依頼がおすすめです。
例えばリユース本舗に依頼する場合だとこんなメリットが上げられます。
そして注意しなければならないのが、必ず遺品整理等を頼む時は、リユース本舗のように遺品整理協会の認定を受けている事を確認する事です。
不用品回収業者に頼むメリット
- 大量の不要な着物が出てきても無料で処分する事が出来る。
- 即日対応が可能なのでゴミの日を待たずに処分する事が可能である。
- 生前整理や遺品整理など親族で行うのが大変な物でもプロにお任せできる。
- 長年放置した家に着物が出てきた時も着物だけでなく他の物も一緒に処分出来る。
- 資格保持者のプロが常駐しているので疑問がある場合は相談も出来る。
- 捨てる前の準備は不要である。
- ハウスクリーニングサービスもあるので家中片付けたい時にもぴったり。
その点、今回ご紹介したリユース本舗はきちんとホームページにその旨の記載がありますので安心な業者という事がわかると思います。
着物の処分に関するトラブルシューティング
家紋付きの喪服は買取にはむかない
礼服や準礼服など格式の高い着物になると家紋がついている事が多いのですが、家紋というのはいわば個人や家族、親族を識別するための紋章であり各家庭ごとに違います。
その為どんなに良い着物であっても家庭の象徴である家紋が入っているとリユースや譲渡、販売には向かず買取価格がぐんと下がってしまう傾向にあります。
今はリメイク等で家紋を取ってくれる業者も存在していますが、手間や時間や業者に頼む費用を考えると家紋付きの着物は買取には向かないでしょう。
親族間での譲渡か思い切って処分した方が賢明です。
悪徳買取業者に注意する
着物を保管していたり、生前整理を依頼する人はご高齢の方が多い傾向にあるため、残念ながらそんなご高齢の方を狙った悪質な買取業者が存在しています。
無理やり家の中に入り、相場よりとても低い価格で抱き合わせで買取をしようとしたり、驚くほど安価での買取を提案してくる事があります。
ご高齢のご家族が着物の買取や生前整理を考えている場合には、必ずその業者の所在地や口コミ、保有資格などを確認し安心できる業者だと確認してからの依頼が出来るようサポートしてあげる事をおすすめします。
また、自分で業者に依頼する場合も必ず安心できる業者か確認したり余裕があれば複数の買取業者へ確認して査定して貰い納得した形で買取を依頼しましょう。
人に譲る時は無理やりおしつけない
遺品整理などで出てくる古い着物は反物から仕立ててある古い着物も多く存在します。
反物から位置から仕立てた着物の場合、着用する人のサイズに併せたオーダーメイドのサイズで作られている物も多いのでサイズが合わない場合もあります。
また、先ほども記載した通り家紋が入っている着物は他の家庭では着る事は出来ない為、高価だからと言って無理やり人に押し付けると有難迷惑になる場合もありますので注意しましょう。
まとめ
今回は着物の処分方法、捨て方についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
良い処分方法は見つかりましたか?
振り返ってみると着物を手放す方法は本当に様々で、迷われているかもしれません。
特に思い入れのある着物はなかなか手放す勇気が出ない人もいるのではないでしょうか?
生前整理で着物を処分したいけれど家の中が散らかっていて勇気がでない方もプロの業者に任せればあっという間に家の中も片付き、着物を含む不用品の回収も行ってもらえます。
また、親族の遺品としての着物はやはり自分では手放しにくいという方には遺品整理をリユース本舗にお任せするのもご検討下さい。
遺品整理や生前整理というのは親族間で行う場合、どうしても時間や労力、心身的な負担がかかります。
遺品整理協会の認定も受けているので資格を保有した遺品整理に慣れているスタッフがおりますので、安心してお任せいただけます。
着物の処分はリユース本舗へ
今回紹介した内容から自分の目的や状況に合う処分方法を見つけることは出来ましたか?この記事を読んでもまだ処分方法で悩んでいる方もいるかと思います。そんな人にはリユース本舗を紹介します。
リユース本舗は創業43年の不用品回収業者です。最短25分でお伺いすることができ、見積もり・キャンセル無料で査定することができます。また、今ならWebページからの申し込みでWeb割キャンペーンが適用されます。
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