地域の特徴や詳細について【所沢市】
埼玉県所沢市は、埼玉県内の中でも大規模の地域となり、約34.1万人の人々が暮らす地域となっています。
当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、所沢市は人口に比例して多い地域と考えられます。
そんな所沢市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。
数値から見る所沢市の情報
単に人口がそこまで多くはない印象の所沢市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。
今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。
人口や世帯数
所沢市(約34.1万人)は、埼玉県内に存在する63地域の自治体の中でも4番目に人口の多い都市です。
人口の割合は「県内全域の3.7%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、越谷市の約33.9万人となり、0.6%ほど少ない状況となっています。
そのため、埼玉県内から排出されるゴミの30個の内の1つ程度は所沢市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると所沢市の占める割合は大きいことが伺えます。
人口密度
所沢市の人口密度は1km²あたり0.47万人となっています。
埼玉県内でも4番目に人口の多い所沢市は人口密度はそれなりに高いだろうと想像しがちですが、埼玉県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.28万人となることから、人口密度は標準よりもやや高い部類です。また、人口密度順で見ると県内では15番目となっています。
これらのことから、人口は比較的多く土地的にはある程度余裕がある地域と判断することができるでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすい傾向もあると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは多くなってくるかもしれません。
世帯数
所沢市の世帯数は約15.8万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.15人となっています。埼玉県内では、新座市の2.15人に次いで54番目に多い値となっています。
人口が比較的多い地域という印象が強いですが、所沢市については世帯割合が46%とやや高い状況があり、ゴミの排出機会は多い部類となるでしょう。
ちなみに、世帯数の割合が県内で最も高い蕨市は51%となっています。
近隣の自治体との差
所沢市に近い地域では、同じ県内に春日部市があります。こちらは所沢市と面積もそこまで違いのない環境です。
所沢市の人口と比べると、「春日部市は約34.1万人で約150%」となるため多い状況となっています。また、地域の人口密度を所沢市と比べると、「春日部市は約137%」とこちらは少なくなっています。
大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。
そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、所沢市と人口密度の差も大きい春日部市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も多く、ゴミ収集の対応負荷は低い状況と考えられるでしょう。
世帯数比で考えると、所沢市(約15.8万世帯)、春日部市(約10.1万世帯)となり、おおよそ1.56倍です。そして、人口密度を所沢市比で換算すると春日部市は1.37倍となります。その為、世帯数比(1.56) × 人口密度比(1.37) ＝ 2.15 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、所沢市のゴミ排出規模は春日部市と比べて2倍程度と考えられます。
ゴミ処理の規模感
埼玉県内で比較的人口密度が標準的な所沢市については、上尾市の1.05倍の過密さとなっています。人口こそ少なくなりますが、1k㎡あたりで見ると上尾市に比べるとややゴミが多くなると考えられるでしょう。
また、上尾市と比べると人口は1.49倍、面積は1.58倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、上尾市に比べて所沢市のゴミ処理能力が2倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。
規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。
世帯数比で考えると、所沢市(約15.8万世帯)、上尾市(約10.0万世帯)となり、おおよそ1.57倍です。そして、人口密度を所沢市比で換算すると0.94倍となります。その為、世帯数比(1.57) × 人口密度比(0.94) ＝ 1.48 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、所沢市のゴミ排出規模は上尾市と比べて1.5倍程度の違いがあることが分かります。
埼玉県内での位置付け
| 各項目【所沢市】 | 詳細情報 | 平均値 | MAX / MIN |
| 面積 | 72.1㎢ (11位) | 46.8㎢ | 577㎢ / 5.1㎢ |
| 人口 | 34.1万人 (4位) | 11.2万人 | 134万人 / 0.2万人 |
| 世帯数 | 15.8万世帯 (4位) | 5.0万世帯 | 61.1万世帯 / 0.09万世帯 |
| 世帯人数 | 2.15人 (54位) | 2.30人 | 2.71人 / 1.95人 |
| 人口密度(1㎢) | 0.47万人 (15位) | 0.28万人 | 1.45万人 / 0.05万人 |
所沢市に関しては、多くの項目で上位に位置する状況となり、人口は多い地域となっています。また、1㎢あたりの人口密度をみるとそれなりに余裕のある環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は高い地域と考えられますが、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。
人口数に対して世帯数の割合が低くなり、人口密度も低く世帯人数も少ない状況から考えると、地域全体の単身者世帯はそこまで多くないことが分かり、大部分がファミリー層であることが伺えます。
※上記は埼玉県全域の地域を対象とした比較データとなっています。
所沢市は過密な地域なの？
1㎢あたりの人口密度が0.47万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり2.35人、100㎡あたり0.47人となる状況です。
平均値となる桶川市では、500㎡あたり1.45人、100㎡あたり0.29人となることから、一般的・標準的な地域と比べても1.5倍程度は密度が高いことが分かります。
所沢市については、首都圏からやや離れた位置となるも事情もありながら人口は多い地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と比べるとやや低くなる状況です。
まとめ
所沢市のように人口がそれなりに多く面積が広い規模の部類となる自治体は、それだけ広範囲に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。
埼玉県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。
どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。
また、埼玉県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。
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所沢市エリアの情報については『所沢市｜不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。
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