
地域の特徴や詳細について【松戸市】
千葉県松戸市は、千葉県内の中でも比較的規模の大きな地域となり、約49.8万人の人々が暮らす地域となっています。
当サイトで取り扱うテーマとなっている粗大ゴミや不用品の排出量に関しても、松戸市は人口に比例して多い地域と考えられます。
そんな松戸市について、様々な視点から特徴を紐解いていきましょう。
数値から見る松戸市の情報
単に人口がそこまで多くはない印象の強い松戸市ですが、細かな情報別にデータを見ていくと様々な特徴が見て取れます。
今回は、いくつかの注目点に合わせて他の地域と比較をして違いを見ていきましょう。
人口や世帯数
松戸市(約49.8万人)は、千葉県内に存在する54地域の自治体の中でも3番目に人口の多い都市です。
人口の割合は「県内全域の7.9%」となっています。ちなみに次点で多い人口の地域は、市川市の約49.6万人となり、松戸市よりも0.4%ほど少ない状況となっています。
そのため、千葉県内から排出されるゴミの15個の内の1つは松戸市のゴミと考えることが出来るかもしれません。全体を見ると松戸市の占める割合は大きいことが伺えます。
人口密度
松戸市の人口密度は1km²あたり0.81万人となっています。
千葉県内でも3番目に人口の多い松戸市は人口密度はそこまで高くないだろうと想像しがちですが、千葉県全体の人口密度の平均値が1km²あたり0.17万人となることから、人口密度は非常に高い部類です。また、人口密度順で見ると県内では4番目となっています。
これらのことから、人口は比較的多くなるものの土地的には余裕がある地域と判断することが出来るでしょう。その分、1軒あたりの住宅の広さなどが確保されやすい傾向もあると考えられるため、ゴミや不用品の蓄積度合いは多くなってくるかもしれません。
世帯数
松戸市の世帯数は約23.1万世帯となっており、1世帯当たりの人数は2.16人となっています。千葉県内では、世帯人数が51番目に多い地域(下から4番目)となっています。
人口がそれなりに多いという印象が強いですが、世帯数の割合は46%と比較的高い状況となっています。そのため、松戸市については世帯割合が高い状況があり、ゴミの排出機会は多い部類となるでしょう。
ちなみに、世帯数の割合が県内で最も高い市川市は49%となっています。
近隣の自治体との差
松戸市に近い地域では、同じ県内に市川市があります。こちらは松戸市と面積もそこまで違いのない環境です。
松戸市の人口と比べると、「市川市は約49.6万人で約99.6%」となるため同規模となっています。また、地域の人口密度を松戸市と比べると、「市川市は約1.06%」とこちらはやや多い状況です。
大きな規模の自治体については、ゴミ回収や処理の規模も拡充されていると考えられますが、最終的には一定エリアの範囲内にどのくらいの数の世帯が存在しているかが重要となってくるかもしれません。
そのため、ゴミの排出量と処理能力のバランスが取れていることが大きなポイントになるでしょう。そのように考えていくと、松戸市と人口密度の差もそこまで差がない市川市は、1k㎡などのエリア範囲・地区ごとに見ていった場合には、排出されるゴミ量も変わらず、ゴミ収集の対応負荷も同規模の状況と考えられるでしょう。
世帯数比で考えると、松戸市(約23.1万世帯)、市川市松戸市(約24.2万世帯)となり、おおよそ0.95倍です。そして、人口密度を松戸市比で換算すると市川市は0.93 倍となります。その為、世帯数比(0.95) × 人口密度比(0.93) = 0.89 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、松戸市のゴミ排出規模は市川市と比べて1.1倍程度の違いがあることが分かります。
ゴミ処理の規模感
千葉県内で比較的人口密度が高い松戸市については、柏市の2.18倍の過密さとなっています。人口こそ多くなりますが、1k㎡あたりで見ると柏市に比べるとややゴミが多くなると考えられるでしょう。
また、柏市と比べると人口は1.16倍、面積は0.53倍ほどの違いがあります。地域ごとの規模を考慮したとして、柏市に比べて松戸市のゴミ処理能力が2.5倍程度あるとすれば、2つの地域のゴミ処理事情にはほとんど違いがないと考えられるでしょう。
規模の大きな自治体は、ゴミ処理の回転率なども重要になると考えられるため、分別ルールなどは比較的緩い傾向があるかもしれません。
世帯数比で考えると、松戸市(約23.1万世帯)、柏市(約18.8万世帯)となり、おおよそ1.22倍です。そして、人口密度を松戸市比で換算すると2.18倍となります。その為、世帯数比(1.22) × 人口密度比(2.18) = 2.68 となり、自治体のゴミ排出量と広さ面積とで考えた場合には、松戸市のゴミ排出規模は柏市と比べて2.5倍ほどの違いがあることが分かります。
千葉県内での位置付け
各項目【松戸市】 | 詳細情報 | 平均値 | MAX / MIN |
面積 | 64.1㎢ (30位) | 95..5㎢ | 368㎢ / 17.3㎢ |
人口 | 49.8万人 (3位) | 11.6万人 | 97万人 / 0.58万人 |
世帯数 | 23.1万世帯 (4位) | 5.1万世帯 | 44万世帯 / 0.2万世帯 |
世帯人数 | 2.16人 (51位) | 2.41人 | 2.87人 / 2.04人 |
人口密度(1㎢) | 0.81万人 (4位) | 0.17万人 | 0.99万人 / 0.07万人 |
松戸市に関しては、多くの項目で上位・下位に位置する状況となり、人口が多い地域となっています。しかし、1㎢あたりの人口密度をみるとそこまで余裕がない環境でもあります。その為、今後も人口が増えていく可能性は低い地域と考えられますが、ゴミ処理事情については課題が多いかもしれません。
人口数に対して世帯数の割合がそれなりに高くなりますが、人口密度も高く世帯人数が少ない状況から考えると、地域全体の単身者世帯はそれなりに多いこと考えられます。世帯数が多くなる分、ゴミの排出機会も増えるものと考えられます。
※上記は千葉県全域の地域を対象とした比較データとなっています。
松戸市は過密な地域なの?
1㎢あたりの人口密度が0.81万人と言われてもあまりパッとしない場合が多いかもしれません。これは500㎡あたり4.05人、100㎡あたり0.81人となる状況です。
平均値となる佐倉市では、500㎡あたり0.8人、100㎡あたり0.16人となることから、一般的・標準的な地域と比べても概ね5倍程度の密度があることになります。
松戸市については、都心に近い事情もあり人口が比較的多い地域となっています。また、面積に対しての人口の割合は周辺自治体と同様に非常に多い状況です。
まとめ
松戸市のように人口が多く面積が広い規模の自治体は、それだけ局地的に多くのゴミが排出されることが予想されるため、そもそものゴミ処理環境が整備されている必要があります。
千葉県の粗大ゴミ処理手数料は概ね統一された金額で設定されていますが、小さな規模の自治体の方が分別ルールが整備されているなど、処理手数料が若干安くなるような違いがあります。
どちらの自治体も現実的な範囲での処理施設・環境が整備されていると考えられますが、規模の大きな自治体の場合にはゴミ処理に掛かる労力や費用は高くなることが予想されます。
また、千葉県では地域によってもゴミ排出量が多くなることが予想されるため、持ち込み処分の可否や処理依頼点数に制限が設けられるなどの違いもあるでしょう。
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松戸市エリアの情報については『松戸市|不用品回収・粗大ゴミ処分の業者【リユース本舗】』をご覧ください。