
断捨離をすることで得られる効果や利点!
断捨離は、不要な物を手放すことで生活全体を見直し、心や時間に余裕を生み出す習慣です。物が減ることで掃除が楽になり、探し物の時間も短縮。さらに、無駄な買い物を防ぎ、節約にもつながります。精神的にもスッキリし、ストレス軽減や集中力向上の効果も期待できます。
本記事では、断捨離の基本的な考え方、実践のメリット、効果的な進め方やコツを詳しく解説します。断捨離を始めたい方はぜひ参考にしてください。
断捨離とは?その意味
昨今では「断捨離」という言葉も広く認知されてきており、多くの方が耳にしたことのある言葉となってきていますが、断捨離の本当の意味をしっかりと理解できている人は少ないかもしれません。
断捨離とは単に物を捨てる行為ではなく、『断』『捨』『離』という3つの意味が合わさった言葉です。元々はヨガの修行の概念から生まれた考え方で、不要なものを断ち(断)、捨て(捨)、執着から離れる(離) という意味を持っています。
日本では、ヨガの行者であり『新・片づけ術 断捨離』の著者であるやましたひでこ氏が、この概念を日常生活の整理術として提唱し広まったものとなっています。
断捨離のもたらす効果・メリットとは?
断捨離を行うと家や部屋の物が片付き過ごしやすくなるだけではなく、様々なメリットが生まれます。
こちらでは断捨離を行うことで得られる効果について説明いたします。
環境を見直すきっかけになる
断捨離とは、これまで溜め込んできた物と向き合い、本当に必要かを見極める作業です。例えば、流行に流されて買った服や、使わずに眠っている家電など、家の中には不要なものが意外と多くあります。
これらを整理することで、自分の価値観を見直し、本当に大切なものを選び取る力が養われます。また、思い出の品を整理することで、過去の気持ちを整理し、新たな一歩を踏み出すきっかけにもなります。断捨離は、物だけでなく心の整理にもつながるのです。
時間を有効活用できる
物を減らし、整理整頓をしっかり行うと、家事や探し物にかかる時間が大きく減少します。
例えば、物が多いと「鍵が見つからない」「必要な書類がどこかに行った」など、毎日の生活でストレスが増えることも。断捨離で不要な物を手放し、物の定位置を決めることで、探し物に費やす時間が減り、物を失くす心配も少なくなります。
無駄を省けば、日常生活に余裕ができ、時間を有効に使えるようになり、より自由で快適な時間を楽しむことができます。
ストレスの減少が期待できる
部屋が散らかっていると、意識的にも無意識的にもストレスが溜まりやすくイライラしてしまいます。物が多すぎて「片付けなきゃ」と思いながらも捨てる決断ができず、さらに焦りや不安が増すこともあるでしょう。
しかし、断捨離を行い不要なものを処分することで、部屋のスペースが広がり気持ちもスッキリします。物の量が減ると、片付けるべき場所も明確になり、時間やエネルギーの無駄がなくなります。
また、片付けに対する義務感から解放されることで、精神的な負担が軽減し心に余裕が生まれます。その結果、日常生活でのストレスが減りリラックスして過ごせる時間が増えるでしょう。
お金の使い方が変わる
断捨離をすることで、その後のお金の使い方に変化が出てくることが期待できます。不要な物を減らすと、物の置き場所がはっきりし生活がスッキリします。これにより、無駄な買い物を避けることができ自然とお金の使い方が賢くなります。
また、不要な物は買取専門店やフリマアプリに出品してお金に変えることもできます。必要なものだけを購入する習慣を続けることで、無駄な出費が減り節約にも繋がります。さらに、部屋が整い、開放感が生まれることで運気の流れも良くなり、金運が向上すると言われています。
無駄な浪費が抑えられる
断捨離をしていくにつれて、「こんなに不要なものがあったんだ」と実感することができます。この経験を通じて、物を購入する際に「本当に必要か」「部屋を整えたまま保てるか」を慎重に考えるようになり、無駄な買い物が減ります。
断捨離を続けることで、本当に必要なものだけを購入する習慣が身につき、今あるものを大切にしようという気持ちも育まれます。無駄使いが減ることで、自然とお金を手元に残せるようになり、経済的なストレスも軽減され、より安心して生活できるようになるでしょう。
人との付き合い方が変わる
断捨離を行うと人間関係の改善も期待できます。断捨離の思想である「物に執着しない」という考え方は、物だけでなく、人に対する執着や依存にも影響を与えます。
物への執着が減ると人への執着心や依存心も軽減されます。これにより、他者に過度な期待をかけず、自然とトラブルやストレスが減り、健全で良好な人間関係を築きやすくなります。
結果的に心の余裕が生まれ、他人との接し方にもリラックスした状態で臨むことができ、円滑なコミュニケーションが取れるようになります。
片付けや整理整頓がしやすくなる
断捨離の大きな効果の一つは、片付けや掃除が楽になることです。不要な物を減らすことで、物の量が減り片付けや掃除に掛かる手間が大幅に軽減します。
整理された空間では、物の配置がシンプルになり効率的に片付けを進めることができます。また、断捨離を進める中で決断力が養われると、家事全般をスムーズにこなせるようになり、時間とエネルギーの節約にも繋がります。
これにより、快適で整った生活環境を維持することができ、よりゆとりを持って過ごせるようになるでしょう。
健康的な環境を維持できる
断捨離は気分が晴れやかになるだけでなく、健康面にも良い影響を与えます。不要な物が減り、掃除がしやすくなることで、ハウスダストやホコリを素早く取り除け、アレルギー症状(咳やくしゃみなど)が軽減が期待できるでしょう。
特に喘息やハウスダストアレルギーを持っている方には、健康のためにも定期的な部屋の片付けが効果的です。また、最近眠りが浅い・寝起きが悪いと感じている方は寝室の物を断捨離してみてください。
物に囲まれていると、知らず知らずのうちにストレスを感じ、良質な睡眠を妨げる原因になることがあります。部屋を整理することで、より快適な睡眠環境を作り出すことができるかもしれません。
運気が向上が期待できる
断捨離の効果としてよく言われるのが「運気上昇」です。風水では、部屋の中の「気」の流れが重要とされ、散らかっていると気の流れが滞り、運気が停滞する可能性があると言われています。
科学的な証拠はありませんが、断捨離で部屋がスッキリすると心に余裕が生まれ、精神的にも良い影響を与えると考えられています。その結果、ポジティブな変化が起こり運気がアップしたように感じることもあるでしょう。
過去の悩みを解消したり、新しい挑戦を始めたいときには、断捨離を試してみるのもおすすめです。整理された空間は、心の整理にも繋がり、前向きなエネルギーを引き寄せやすくなるかもしれません。
集中力が上がる
仕事が良く出来て器量の良い人のデスクは散らかっているという話をよく聞くかもしれません。しかし、多くの人は部屋やデスクが散らかっていると、注意が散漫になり仕事に集中できません。
散らかったデスクでは、必要な書類や資料が見つからなかったり、パソコンのデスクトップがアイコンで埋め尽くされたりすることもあります。その結果、仕事が効率的に進まないことが多くなります。
一度、何もない片付いた環境で仕事をしてみると、驚くほど効率が良くなることに気づくかもしれません。整理された空間では、集中力が高まりスムーズに作業を進めることができるでしょう。
断捨離を行うための4つの手順
断捨離を行うにしても勢いに任せて無闇に片付けを行っても上手くいかない場合も出てきます。そこで、ここではより効率よく適切な手順で断捨離が進められるように4つのポイントをご紹介したします。
ルールを決める
断捨離を始める際に大切なの事は、捨てるものの基準を設定することです。例えば、「最近半年以上使っていない物は捨てる」「明らかに壊れているものは迷わず処分する」など、具体的なルールを決めると効率よく整理が進みます。
使いもしない物を持ち続けるのは、スペースとエネルギーの無駄です。しかし、大切な思い出や価値のある物には慎重に向き合うべきです。そうした品々は、デジタル化して保存することで、物理的なスペースを取らずに思い出を大切にできます。
2つの物を1つで兼ねられる物に置き換えるなど、メリットを考えて対応していくと良いかもしれません。
ゴミをすぐ捨てる
部屋を見回して、明らかに不要な物を見つけ出してみましょう。例えば、使っていない衣類、期限が切れた薬や化粧品、壊れた家具や使い道がなくなった小物などが該当します。
これらは今すぐに手放すべき物です。まずはこうした不必要な物を処分することで、目に見えるスペースが広がり、片付けが始めやすくなります。
不要な物を捨てることで気持ちもすっきりし、その後の整理が進みやすくなります。小さな一歩から始めることで、達成感が得られ、次のステップへ進むためのモチベーションが高まります。
分類を徹底する
断捨離を進めるときに重要なのは、物の取捨選択を慎重に行うことです。特に思い出の品や記念の品は、捨てる前に本当に必要かどうかをじっくり考える必要があります。要・不要をシンプルに考えて分類するだけでも片付けは驚くほど進めやすくなります。
贈り物や昔の旅行で買ったお土産などは、捨てることで心にぽっかり穴が開くこともあります。こうした物は手放すことを決める前に、自分が本当に大切にしたいか保管方法を工夫することでスペースを確保できないかを考えてみることがポイントです。
できることから始める
部屋全体を一気に片付けようとすると、時間やエネルギーが足りなくなり挫折しやすいです。断捨離を続けるためには、少しずつ取り組むことが重要です。
例えば、「今日はクローゼット」「明日はリビング」と特定のエリアに集中して片付けると、効率的に作業が進みます。一度片付けた場所がスッキリすると、他の場所にも手を付けたくなり全体的に整理が進みやすくなります。
また、自分にとって特に必要なアイテムや空間から始めると、効果を実感しやすくやる気が維持されます。
より明確な考えを持って実施する
断捨離を行っていくと判断に困り曖昧な扱いになってきてしまう物が出てきます。そんな時にはしっかりとした考えを持って片付け作業に取り組むことが効果的です。こちらでは、4つの要点をお伝えいたします。
価値を考えて判断する
物を処分する基準は「今の自分にとって必要かどうか」です。つまり、そのまま所有していることで何かしらの使い道や価値があるのかを考えると良いでしょう。
多くの人は、「まだ使えるから」と思って物を取っておきがちですが、実際には時間が経つと自分にとって不要なものになっていることがあります。
そうした物を持ち続けると、部屋が狭く感じるだけでなく心にも余裕がなくなります。断捨離を成功させるためには、「今後自分にとって必要か」を意識して、今の生活に合わないものを手放すことが大切です。
一時保管後に改めて判断する
断捨離を進めていくと、作業途中で判断に迷ってしまうものが出てくることがあります。そのような時は、無理に即決せず、ひとまず保留にしておく方法を試してみましょう。
一時的に「迷ったアイテムボックス」を作り一定期間そのまま保管しておきます。その後、時間が経過したときに改めてそのアイテムを見返し、本当に必要かどうかを再評価してみましょう。判断に迷うアイテムを集めて何点以上になって時に必ずその中から2点分は捨てる物を選ぶなど、価値や優先度を重視すると捨てやすくもなってきます。
断捨離だけではなく、何かを判断したり客観的に考えて行きたい場合には、「一呼吸おく」「目線を一旦外す」といった行為は比較的有効な手段となってきます。
焦らずに時間をしっかりかける
断捨離を行っていくと「今日中にこの部屋を片付ける」といった目標が生まれてきます。すると、時間にま臭うように急いで処分を進めるというアクションに繋がりやすいです。また、無理な目標を立てて行動してしまいがちな面もあるため、あまり理に適った行動にならない場合も多いでしょう。
このような場合、「片付けを3時間行う」など確実に対応可能な目標を立てて実施して行けると良いでしょう。そのような積み重ねで結果的に1部屋分を綺麗に片付けられた方が、より良い断捨離を行うことができるでしょう。
大きな物や小さな物に絞って重点的に対応する
物の片付けを進める場合、物が右から左りへと移動さるような対応が必要になることが考えられます。物を整理整する場合、既に物が置かれている場所を使用して置き換えるようなことは不向きです。そのため、捨てる物を集める箱を用意するにしても、その箱を置いておくスペースも必要になってきます。
まずは1つ大きな物の処分を進めるか、細々とした沢山の物に重点をおいてある程度の量を処分してしまうかなど、目先の一定量のゴミを片付けてしまってから、しっかりとした作業スペースを作っていくことが、先々のスムーズな片付けに繋がってくるでしょう。
まとめ
今回は断捨離により得られる効果やメリット、考え方について解説を致しましたが、いかがでしたでしょうか?
断捨離は単に物の量を減らすことを目的としているのではなく、価値のある物を残して必要な物を厳選して行く行為です。そして必要な物をしっかりと残して生活をしてくことが重要となります。
「とにかく物を減らす」と誤った認識で作業を進めてしまうと、「あれって捨てちゃったっけ?」などと後々になって困るような状況も出てきてしまう恐れがあるため、しっかりとした判断基準を設けて対応をしてきましょう。
断捨離は、物を購入する行為と似ている部分があります。新たな購入品は生活に必要となるため購入をするものでしょう。同じように生活に必要な物は残すというシンプルな考えを持って、不要な物を片付けていくことが望ましいでしょう。
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