品川区でモバイルバッテリーを処分する方法
品川区でモバイルバッテリーを処分したい場合、粗大ゴミの分別ではどのような条件となっていて、何を注意しながら処分を進めなければならないかなど、処分・廃棄についての詳細をご案内いたします。
※こちらの記事については自治体に関わらず、概ね全国すべての地域に該当する内容となっています。
『モバイルバッテリー』品目の分別について
モバイルバッテリー製品に関しては、上記の1品目が該当します。
詳細を除いた品目名だけを見ると、少々分からない部分があります。品目ごとの具体的な詳細や条件に付いては次項で説明いたします。
モバイルバッテリーを処分するには?
品川区では、モバイルバッテリー品目は区では収集を行っていません。
他の自治体と同様にモバイルバッテリー製品については、専用の方法でリサイクル回収を利用した捨て方・処分が必要となります。
モバイルバッテリー品目の処分方法の詳細
モバイルバッテリー製品(リチウムイオンバッテリー製品)は、2001年に施行された「資源の有効な利用の促進に関する法律」(『資源有効利用促進法』と略称)に基づき、製造メーカーや販売事業者に回収・再資源化が義務づけられています。
そのため、「一般のゴミ回収サービス」や「小型家電リサイクルボックス」等を利用して処分を行うことはできません。
回収対象となるバッテリー製品について
モバイルバッテリーに限らず、様々な製品や機器に内蔵されているバッテリー製品は全て回収対象となっています。
「ニカド電池」「ニッケル水素電池」「リチウムイオン電池」など、世の中に流通しているバッテリー製品であれば概ね該当しています。
製品などの特性に合わせて使用されるバッテリーは異なりますが、シェア度の高いリチウムイオン電池に限定されるわけではありません。
回収はJBRC加盟店に限られる
モバイルバッテリー製品の製造メーカーや販売店等は『JBRC加盟店』としてバッテリー製品の回収に協力をしています。
このJBRC加盟店は販売事業者の全てが加盟しているものではないため、一部の協力企業に限られます。しかし、大手家電量販店等であればほぼ加盟している状況です。
そのため、モバイルバッテリー製品を販売しているからといってどちらのお店でも回収してもらえるわけではありません。
https://www.jbrc-sys.com/brsp/a2A/itiran.G01
回収店舗一覧 | 住所 | 電話番号 | 店舗種別 |
(有)ウズキデンキ | 東京都品川区二葉4-5-1 | 03-3785-8592 | 電気製品販売店 |
DCM(株) DCM 大井競馬場前店 | 東京都品川区勝島1-6-16大井競馬場前ショッピングモールWIRA大井1F | 03-5767-7631 | 電気製品販売店 |
(株)ヤマダデンキテックランド 西友大森店 | 東京都品川区南大井6-27-25西友大森店4F | 03-6450-0138 | 電気製品販売店 |
(株)イトーヨーカ堂 大井町店 | 東京都品川区大井1-3-6 | 03-3777-6611 | 電気製品販売店 |
(有)小沢電機商会 | 東京都品川区大崎1-20-16小林ビル101 | 03-3491-2374 | 電気製品販売店 |
児玉電気店 | 東京都品川区東大井5-10-7 | 03-3474-8933 | 電気製品販売店 |
(株)ヤマダデンキ LABI LIFE SELECT 品川大井町店 | 東京都品川区東大井5-20-1 | 03-5479-7600 | 電気製品販売店 |
(有)田中無線 | 東京都品川区西品川2-23-13 | 03-3491-2826 | 電気製品販売店 |
(株)小野塚商会 | 東京都品川区西五反田3-9-14ヴェルト目黒西101 | 03-3491-3966 | 自転車販売店 |
(株)あさひサイクルベースあさひ 西五反田店 | 東京都品川区西五反田7-25-9五反田フラットアイアンビル | 03-5719-5255 | 自転車販売店 |
大久保モーターサイクル | 東京都品川区豊町1-13-13 | 03-3783-1302 | 自転車販売店 |
その他のバッテリー製品について
電化製品などに含まれているバッテリー以外では、「自動車」や「自転車」のバッテリーも思い浮かべると思います。
自転車のバッテリーに関しては、一部の自転車販売店がJBRC加盟店となっている為、回収を依頼することが可能です。しかし、自動車のバッテリーについては、JBRCの対象外の製品となり自動車関連業者に相談をして回収してもらう必要があります。
JBRC加盟店での回収品は販売品に準ずる
各種バッテリー製品を回収してもらう場合については、どちらのJBRC加盟店でも持ち寄り回収してもらえるわけではありません。JBRC加盟店の多くは、自社で取り扱う製品に限り回収対応を行ってもらえる場合がほとんどとなるためです。
そのため、モバイルバッテリーであれば家電量販店、工具のバッテリーであればホームセンター、自転車のバッテリーであれば自転車販売店とそれぞれ専門のお店に持ち寄る必要があります。
基本的に回収ボックスは設置されていない
回収ボックスと聞くと、プリンター用インク塗料の空容器のように回収先が用意されているイメージを抱くかもしれません。
しかし、リチウムイオンが使用されている電池製品は、非常に危険性を伴うものでもあるため、気軽にバッテリーを含む製品を放り込むことが出来るような回収の環境は整っておりません。
そのため、リチウムイオン電池を使用している電池パック部品やモバイルバッテリー製品は、基本的に回収店舗のスタッフの方に手渡しをして引き取ってもらう必要があります。
※回収ボックスに自由に投入できてしまうと、投入の際の衝撃が加わることなどによる危険もあるからと考えられます。そのため、『回収ボックスがある』と謳われていますが、実際にはほぼ存在していません。
処分に関する注意事項
まだまだ一般的に認知されていないモバイルバッテリー製品の処分ですが、取り扱いに注意して処分を進めなければならない場合があるため、今一度確認をしていきましょう。
バッテリーを取り外せない製品の場合の対応
リチウムイオン電池等を使用している電化製品があっても、構造的に分解しても取り出せない物があります。これらは、比較的小さな製品に起こりがちな状況となります。
この場合は、表向きバッテリーが含まれていると感じづらく、そのまま小型家電として処分できるかどうかを自治体等に確認してみましょう。
販売店・購入店等が分かる場合にはそちらにも相談・確認をしてみましょう。
小型家電回収ボックスは利用してはいけない
先述の通り、バッテリーを含む状態の製品は基本的に小型家電回収ボックスを利用してはいけません。
また、バッテリー部品を取り出せる家電製品であれば、そのまま小型家電回収ボックスには絶対に投入してはいけません。バッテリーのみを取り外してリサイクル回収に出す必要があります。
バッテリーが取り出せない小型製品などの場合には、どのように処分を行うべきか製造メーカーや販売店に相談をしてみましょう。
元の製品に合わせて処分するのが最適
バッテリー単品での処分が必要ではない場合には、元々使用されていた製品に合わせてバッテリーを処分してしまった方が楽な場合があります。
例えば、「パソコン製品」の場合には、パソコンのリサイクル回収に合わせてバッテリーも付けて回収してもらった方が効率が良いでしょう。また、「電動自転車製品」の場合にも自転車の処分に合わせてバッテリーを付けたままで回収してもらえれば一石二鳥です。
バッテリー単品での処分が必要とならない限りは、合わせて処分を進めてしまった方が頭を捻る必要もないでしょう。
先延ばしにせず計画的に処分する
モバイルバッテリーやリチウムイオン電池に関しては、処分を先延ばしにして放置をしてしまうと膨張をして火が出るなど危険性を伴う場合があります。
保管には注意する必要があり、高温となるような環境であったり、衝撃が加わるような状況は避けなければなりません。そのため、使用していないから問題ないということにはならず、しっかりと管理をする必要があります。
処分に迷う場合の対応について
バッテリー関係の製品については、難しく考える必要なく処分を進めることが出来れば、本来そこまで苦労をする必要もありませんが、状況に応じて捨て方を考えて行かなければいけません。
購入店やメーカーに相談する
先述の通り、バッテリー部品を外せない製品の場合には、自力で分解等を行うことは避けましょう。
まずは、バッテリーを含む製品であることを認識した上で販売店や最寄りの家電量販店等に相談をして増しましょう。特に購入元のお店であれば一番の相談先となりますので、積極的に相談をしてみましょう。
お住いの近くにJBRC加盟店が存在しない場合もあるため、販売元やメーカーに問い合わせることも必要となる場合は多いでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、収集までの対応が早く料金が高いことが大きな特徴です。不用品回収業者は直接処理等を行ってくれる業者ではありませんが、処分の代行を行ってくれる業者です。
大小様々な不用品を出来るだけ早く処分したいと考えている場合には最も適した処分方法かもしれません。搬出などのサポートも込みの対応となるため、特に事前の準備等はありません。
どのようなものでも回収を行ってもらえるため、依頼をしてしまえば後は回収をしてもらえれば完了となり、最も楽な処分方法といえるでしょう。
処分方法ごとの詳細
・お住いの近くに対応店舗がある場合
・処分費用:無料
・相談を行い回収対応可能な場合
・処分費用:1,000~2,000円ほど
・任意の不用品回収業者に申込
・処分費用:5,000~10,000円ほど
上記の通りモバイルバッテリー製品(リチウムイオン電池製品)の処分方法は限られています。
目的に応じて推奨される処分方法
「費用をできるだけ抑えたい」「早く処分したい」など、目的に合わせて処分方法を選ぶと良いかもしれません。
費用を抑えたい場合
⇒ 回収対応可能な製品であれば費用も掛からず処分が可能
⇒ JBRC加盟店での回収以外の処分方法の中では比較的安価
急いで処分をしたい場合
⇒ 家電量販店等の加盟店が営業中であればいつでも回収してもらえる
⇒ それなりに費用が掛かるが、即日対応が可能で自己対応不要など手間が掛からない。
その他の気になるポイント
バッテリー製品の回収についての細かな疑問等について、改めて認識を深めていきましょう。
なぜ回収の際に適切な店舗を選ぶ必要があるのか?
販売店舗では商品の仕入れや入荷などの都合、取り扱う製品であれば回収後の対応についてもスムーズなやり取りが可能となっていると考えられます。
そのため、取り扱いのない製品のバッテリー部品があると、適切な対処が行えないことが理由と考えられます。JBRC加盟店があったとしても、販売製品しか回収してもらえないと覚えておきましょう。
小型家電回収ボックスに入れてはいけない理由は?
小型家電回収ボックスでは、ある程度集められる家電製品が想定されていると考えられます。金属や電子部品などが主な回収品になると考えられますが、そこにはバッテリー製品は含まれていません。また、危険性が生じる恐れもあり懸念されるでしょう。
製品によっては利用の可否についての線引きが曖昧な部分もありますが、容易に投入できるからといってルールと異なるものを入れることは避けなければなりません。大きな事故に繋がる恐れもあるため、注意も必要です。
バッテリーの膨張に注意
バッテリー製品が膨張していると、バッテリーが破裂して内部に含まれる気体が放出される危険性があります。
内部の気体は非常に可燃性の高い気体であり、外部に放出された瞬間に発火して火災が生じることが考えられます。そのため、バッテリーが膨張をしている場合には、出来るだけ衝撃を与えずに安全を確保して回収をしてもらうことが重要となります。
使用をしてないからといって保管をし続けることは非常に危険な状態といえます。なるべく早めに処分を検討しましょう。
まとめ
単にモバイルバッテリーの処分と考えても実際に必要な手順は多く、処分までに必要な対応も複雑なものです。モバイルバッテリーというやや特殊なものを扱うという意味でも、しっかりとした対応が求められるものとなるでしょう。
特に、そのまま不燃ゴミ等で捨ててしまうことがないように注意しましょう。昨今ではそれらが原因で火災が生じてしまうことがあるなど大きな問題ともなっています。
しかし、最寄りに回収対応が可能なお店が存在していない場合には、処分も難しくなる場合が考えられます。その場合にもお店にしっかり相談をするなど確認を進めて行きましょう。
あらかじめ確認できる様々な情報を元に予測を立てて、不用品回収業者などに連絡を行い早めに処分を進めてしまった方が効率も良いかもしれません。
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