自然物関係の処分でやりがちな事
土や砂、レンガなどの自然物にあたる処分困難品を処分する際に、やってしまいがちな行為は意外に多く存在しています。
決して推奨できるような行為ではありませんが、注意をしなければならない事でもあるためこの期に確認もしてみましょう。
知らず知らずのうちに誤った対応を行っていたという場合もあるため、注意して見て行きましょう。
該当するゴミ等の確認
自然物関係の処分品で今回の話に関わるものは、以下の類の品目が挙げられます。
・土 / 砂
・砂利 / 小石
・木の葉/ 落ち葉 / 小枝
・レンガ
これらの品目は比較的よく見かける物であり、多くのご家庭にあるものと言えるでしょう。
大量に不用物となることはあまりないと思いますが、処分自体は実は難しい物です。
良くやりがちな対応方法
それぞれの品目で起こりある間違った対応(処分)方法について、以下でまとめてご紹介いたします。
※以降の内容は決して推奨されるようなことではありません。あくまでも一例として様々なケースを挙げられればと思います。
① 土 / 砂
観葉植物や家庭菜園で使用されることが多く、どちらのご家庭でも存在しているものと言えるでしょう。
こちらの場合、使用しなくなった土や砂などを近くの路上や遊歩道などに捨ててしまう行為は珍しくありません。小さな鉢程度の土や砂であれば、捨ててしまっても迷惑な行為にはなりずらい物ですが、当然行ってはいけない行為です。
ただし、基本的に土や砂はどこにでもあり、極端に環境に悪影響を及ぼすような行為とはならないため、自らが所有している土地に撒く程度であれば良いのかもしれません。
※路上清掃等により集まったゴミ等に関しては、他項で解説致します。
② 砂利 / 小石
土や砂と同じような物ですが、若干扱いが変わってくるものと言えます。より固形なものとなるため、路上や遊歩道などに捨ててしまうと違和感が生じるものです。
本来は河川等にあるようなものであるため、明らかに不法投棄を行ったと分かる状態ともなり、見た目にも環境の変化が著しいといえるでしょう。
土や砂に比べて目に見えて違いがあるものとなるため、誤って不法に投棄してしまったとしてもそのままにはしておけないものとなるでしょう。
③ 木の葉/ 落ち葉 / 小枝
木の葉・落ち葉や小枝などは、家の周りの掃除などをした際に集まってくるものです。もちろん、ご自宅の敷地内に木が植えてあるといった場合には出てくるゴミと言えるでしょう。
こちらで問題となることは、他の場所から風などの影響で自然と集まってきてしまう場合と言えるでしょう。これらで集まる、土・砂・木の葉・落ち葉・小枝については、自らが作った不用物(ゴミ)ではありません。
ここで多くの人が思うこととして「他のところから来たゴミを自分が処分しないといけないのか?」「そのままにしておこうかな」ということだと思います。正直、非常に難しい問題といえます。
よくある方法として、自宅前を掃き掃除した後に集まった土砂等のゴミを、自宅の花壇や植木の周りなどに捨てる(まとめておく)ことでしょう。また、路上などの場合には、近くの花壇等にまとめて戻すという行為もみられます。
実際のところ、この手の清掃やゴミ集めはやらない方が無難な行為と言えます。理由としては、集めたゴミが誰のものとなるのかという部分にシビアな問題が生まれてしまうためです。また、明らかに周辺の環境から出た木の葉・落ち葉ゴミという場合などに、相手側に処分を求めるようなことになるのも難しい状況となります。
仮に掃き掃除などをしてゴミをまとめたとしても、土・砂・葉・枝などはそのままにしていても良いのかもしれません。
④ レンガ
こちらはかなり固形なものであり自然物とはいえない物です。しかし、レンガもボロボロと崩れて土や砂のようなゴミが発生する場合が多いです。すると、細かくなったレンガはどうなるのかと言われると、土や砂と同様に扱う必要が出てくると考えられます。
正直、固形そのものの場合には処分をするという意識が強く保てるものでもありますが、細かくなってしまったレンガについては、どうしようもない物かなとも思います。
屋外に放置した状態で劣化していき、土や砂のようになって自然と風で飛ばされて行ってしまうような場合は、そのままどうすることもできないものでしょう。
逆にレンガを割って土や砂状にしてしまって、処分を進めるという方法もありかもしれません。
実際に何が正解?
世の中の路上等で見ることのできる土や砂等は、どこから来た誰の所有物であるかは判断が付かない物であることがほとんどです。
しかし、山・森・河川・田畑・空地などのどこかしらから風に飛ばされてくるものは「不法に投棄をされたもの」「管理がされていないもの」とは普通は考えないでしょう。つまり、自然と流れ着いてしまったものとなります。そのため、誰に責任があるなどとは定めづらく何も問題がない場合がほとんどです。
そのような背景で考えた場合には、掃除の際に集まってきた土や砂に関しても「そのままにする」「自然に返す」ということがごく普通のこととも言えるのではないかと思います。
また風に流されてどこかに行くのを待つ…というのも自然なことなのかもしれません。
自然とダメなことをやりがち
ここまでの内容に納得いかないという方も多いかもしれませんが、視点を変えると矛盾をするような点も見えてきます。
例えば、各ご自宅の玄関で靴に入った砂を出したり、玄関の掃除をして砂を表に出すということをしたことがある人は多いと思います。その後、出た土や砂はどうしたのでしょうか?
おそらくは、そのまま家の前の路上に出して解決してしまったのではないでしょうか。ここまでの話を踏まえて冷静に考えると、「ダメかもしれない」と思う人が大半でしょう。逆に「これは良いのではないか?」と思う人も多いでしょう。
そういった観点から、あらためて「これはアリ」「これはナシ」という考えが見えてくるかもしれません。ですので、清掃等で自然に集まってしまった土・砂・葉・枝などは無理に集めず放置してしまっても良いのかもしれません。
土に返すことは一般的な対応
日常生活中で、路上や公園などを掃除している人を見たことはないでしょうか?
掃除をしていくと、ゴミや落ち葉・砂などが集まっています。ゴミや落ち葉については、集めて持ち帰り個別に処分を行うことができますが、土・砂・小石については持ち帰る人はほとんどいないでしょう。
土・砂・小石等については、再利用・再活用や再加工をするような事業や活動がほぼ存在しないため、集めたとしても行き場が無いことが実情です。
そのため、元々あったであろう場所に戻し現状回復を行うような行為は悪い行動ではないでしょう。落ち葉や木の葉も同様となり、花壇や樹木の近くに撒いて土に返すということは普通のことです。
しかし、このような清掃活動以外の場で生じた土などの自然物を、清掃と合わせて持ち込み処分しようとする行為はは違法となり、不法投棄に当たると考えられるため絶対に行ってはいけません。
あとがき
今回は、自然物について良くある状況でのやりがちな対応について解説をしましたが、いかがでしたでしょうか?
当然ながら法律的なことを考えると、不法投棄となるような行為は行ってはいけない重要な問題となります。この点はしっかりと意識をして良識ある行動を取る必要があるでしょう。
しかし、ごく普通の清掃・掃除等を行った場合に集められるゴミ(土・砂・葉・枝)については、所有者の有無が分からない不明瞭な物を集める行為となるため、集める行為自体に注意した方が良いでしょう。無理に行わないというのも一つの手かもしれません。
いずれにしても、これだけ気をつけて考えて行く必要がある理由としては、それだけ自然物の処分が面倒なものという他ないでしょう。もう少ししっかりとした処分方法が確立すると嬉しいですね。
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